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043_孕むからこそ女性が不利で有利。

シーン:責任を取らせたい女、見た目は幼女実年齢は成人女性武芸者にして迷宮探索者の斧野小町(20)と、全く責任を取る気もないし子作りはお仕事でしかないという認識の上、種族特性で罪悪感も全く抱かない男、迷宮怪異淫魔にしてインマー保険外交員田沼イチロー(見た目は二十代後半年齢不詳、さらにいうならばなり変わっているので本名でもない)、一人と一魔の間には深くて広い溝がありそれをどうにかして、埋めていくなり橋をかけるなり飛び越えるなりするために対話が続いていくわけであるけれども最終的には暴力、暴力が全てを解決する。やはり最後にものを言うのは実行力、すなわち拳なのであるなと究極の答えに辿り着くのであった。


「いやそこまで野蛮じゃないですね」冷静小町。

「対話の方が野蛮で暴力の方が理性的と言う界隈もあるそうですよ?」冗談かそうでないかよく分からない口調のイチロー。



「身体が貴方を必要としていると言うことは分かってくれましたか?」上目遣いちょっと頬が赤く息づかいも早い誘っているのか小町。

「ええまあ、綺麗に淫魔術が効いているなぁと言うことはわかります。こう常習性はないはずなんですけれども、快楽を我慢できないくらいに性的行為にはまっていると言う感じですかね、よくあることではありますが」こしょこしょと指で弄びながらイチロー。

「うんそれもいい、指が気持ち良いよ。性的偕楽、悦楽をここまで深く与えてくれた相手は貴方だけです、私の最初の男。だからここまで溺れていると客観的わかるけれども理性で止めることもまたできないということが分かってしまうそれくらいにあの衝撃は脳裏に刻まれてしまったのですもはや手放すことが恐ろしいそれが得られないと想像するだけで絶望に包まれるほどなのですここまで身体が作り変えられてしまっていることに愕然としているなかで、この状態が悪くないむしろ女としての幸せと言うのはここにあったのかという悟りにも似た達観があるのです」一息に熱心に熱に浮かされて実際ほんのり体温は高く擦り寄って体を預けて顔を逞しい胸板に埋めて手を背に回してまとわりつくように幼児が大人に抱きつくように。

「本来ここまで依存してきたならばそのまま人間牧場孕み袋行きへ同意して待ったなしなんですけど?それは嫌なのですよね」

「性行為、種付け、それにまつわるあれやこれやの快楽、これはもうすでに依存していると判断しているけれども対象はあくまで貴方だけ、貴方にしてもらう貴方に堕とされる貴方に奉仕するからこその幸せであり快楽であるとも分かっているが故に、不特定多数に孕ませられる、性的な行為に及ばれるという未来は強く拒むのよ。これは単純な話であって、私は貴方に独占されたい、そして叶うなら貴方を独占したい、そういう、惚れた女の普通の欲なのよ。ええちょっと病んでいる感情なのは自覚している、けれども病んでいなければ熱狂していなければ、狂っていなければ子作りってできないものなのだとも思うのよ」お目目ぐるぐる熱っぽい吐息縋りつく小さな手震えるけれども冷静であろうとする声。

「まあそういう風に狂うように状態を肉体を精神を変質させる直接的ではないけれども誘導することそれが淫魔術の効果効力であるわけなのでそれほど珍しい成り行きでもないのですけれども、あえて言いますがそれは術のせいで貴女の本心ではありませんよ?急激に快楽にさらされた結果脳みそが可笑しくなっているだけなのですからまずは冷静に落ち着いて客観的な判断をですね」

「してますよ?」

「してますな」


「時間が解決するという冷静に判断する部分もあるのであるけれども、そこを踏まえて本能のまま行動することがさらに大きな快楽を得ることができるのではという期待があるわけです、そして単純に一人だと不安なので一緒にいて欲しいという、この子の母親としての気持ちもあります」

「その辺の不安を無責任に押し付けることも含めての保険業務、対価であるわけですが、いやまあどうしよう、変なところで均衡を保っているような崩れているような、ちょっと面白くなってきました、珍しい事例です」


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