018_性欲は暴力で置き換えることができるか?
シーン:迷宮内、岩国四十一層、奇岩聳える大地を背景に、荒野。頭上には赤い満月、対峙する迷宮怪異淫魔イチローと美少女武芸者、巨斧使いの小町。いざ尋常に勝負。
「世界基準でいいな、三本先取だ」ブンブンと肩慣らしに巨斧を振り回して間合いを確認しつつ小町が言い放つ。
「あー、まああくまで手合わせですもんね、試合形式にならざるを得ない、んですけれども」じっとりとした目を小町に向ける「そちらの武器が真剣なのですが?」
「どうせ当たって切られても復活するだろお前」きょとんとした表情で、何が悪いのか分かっていない風の小町。
「その信頼が重い。いや、普通に痛いですからね?一応致命傷は避けてくださいよ?というかそもそもなんで戦うことになってるんですかね?」疑問質問難問が尽きない淫魔イチロー。
「そりゃあ、お前が強者で、私が武芸者だからだよ。あとはまあ」
「脳みそが筋肉でできている種族だった!」
「あとはまあ、その、なんだ、子供の父親がどれだけの強さなのか確認しておきたい、とかあったりしたりして、こうな、分かりたいというか、分からせられたいというか、その辺は察してくれ」照れ照れ小町。
「あ、結構嗜好が歪んでしまってる?これ私のせい?いや元々そういう素質はあったのか、自分を痛めつけるのが好きな武芸者血筋だものな」愕然イチロー、納得イチロー、淫魔的に点数高いなぁとイチロー。
「うるせい、いくぞ、あ、即死攻撃はなしな!」
間合いは十五歩、小町の歩幅だと二十歩。小町の獲物は言わずもがなその身長を大きく超える長さの鋼鉄製巨斧。重さを生かしながら、しかし自在に操るのは、摂理を踏まえた武道の極み、に加えて、武芸者探索者の経験を積んで伸ばした階位、レベルの恩恵である、身体能力の上昇が、下支えしている。
対する迷宮怪魔淫魔イチローは、無手、ステゴロ。営業用の安っぽいスーツは淫魔クローゼットにしまいこみ、鍛えられた筋肉を強調する全身タイツのような衣装にチェンジ。こちらも怪異として経験を積んでいるが故に、相当の階位を積み上げている、そのような雰囲気を醸し出している。
一本目 勝負!
どこからともなく響く、試合開始の宣言!
同時に飛び出し間合いを詰める小町、接近戦特化の巨斧使い、距離を殺さず何を殺すとの勢い。
対して、怪魔淫魔イチロー、試合開始の声と同時に淫魔ウイングを展開、そしてこちらも前へと、空中を滑るように、というか、実際に飛行して、小町へと向かう。
遠間から、最速で最後に踏み込んで袈裟懸けに巨斧を振る小町、それを残像を残してかわすイチロー、背後に回った淫魔に向かい気配を感じるか感じないかの瞬間に袈裟斬りに振り回した巨斧をそのまま回転させて叩き込む小町、巨漢の腹筋肉が詰まった胴をなぎ、両断したように見えるものの、それもまた残像、小町慌てず、気配を追い頭上へ視線を、月光を背に蝙蝠の翼で舞う淫魔、遅滞なくネジのように錐揉み回転をしつつ両足から突っ込んでくるイチローに対して、弓を引き絞るように全身で巨斧を振りかぶる小町、に対して、小町の知覚外、天とは逆の地面を這うようにして肉薄、巨漢の拳が小さな幼女のような女武芸者の下腹部にめり込む。
上は幻影?!
淫魔108ある秘技が一つ、分身の術、あ、殺気付きです。
「あ、ああああ〜!!!!あっあっ♡」
「同時に淫魔術の基本武術(?)子宮直撃悶絶絶頂快楽秘孔突き、
お前はもうイっている」
快楽で意識が塗りつぶされて、倒れ伏す、女武芸者小町。
KO!
「いや これは 流石に 狡く ないか ?」ビクンビクンと身体を痙攣させ、いろんな液体を粘膜から噴出させながら、小町はそれでも身を起こして、一言文句をつける。




