表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

15 試験 3




 何も合図は無いが両者が同じタイミングで駆け出す。


 衝突しそうな勢いで突っ込むが直前でブレーキをかけ、左足で踏ん張る。慣性が加わった大振りの一撃はハリスの盾に防がれ、反撃の突きが来るが、それは左腕部の氷結鎧装でいなす。


 結果、ハリスのがら空きになった腹部に、刃付きの膝蹴りを繰り出す。


 だが、迫る刃を見てハリスはニヤリと口の端を上げた。

 ハリスの体の周りに魔力が広がるのを感じ、咄嗟に剣を離して両手を盾にする。


 次の瞬間、高温の炎と強い衝撃で後ろに吹き飛ばされる。衝撃と炎で左腕の氷結鎧装は破壊され、右足の鎧装もボロボロになっている状態だ。


 そんな状態だが、鎧装を修復している場合ではない。魔法を使ったハリスは自爆のような魔法使用で瞬間的に硬直状態になっている。


 体を半回転させ、空中に自分よりも遥かに重い氷塊を作る。


 氷塊を蹴り、魔法でアイシクルソード(氷柱剣)を生み出してハリスに突っ込む。


 ギリギリ硬直が解けたハリスは盾をアイシクルソードとの間に滑り込ませる。


 そして次の瞬間、盾と剣がぶつかった。


 そして剣は盾を貫通し、ハリスの胸に刺さる。だが魔法で出来た剣なので腕輪がダメージを無効化し、赤く光を放つ。


 ハリスを台にして空中で1回転し着地した俺は審判役の試験官を見る。


 「そこまで!! 勝者、アルト・ラグース」


 ハリスは穴の空いた盾を見てから、こちらに歩いてくる。


 「はぁ……オレ、勝ったと思ったんだけどなぁ」


 「あの爆発は危なかったです。あのまま行ってたら、俺が負けてましたよ」


 「いい勝負だった、次の機会があれば」


 そう言い、手を差し出してくる。


 「ええ、またやりましょう」


 再会の約束と握手をし、俺の実技試験は終わった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ