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転生

 あれは、珍しく良く晴れた日のことだった。ようやく台風が過ぎ去って、テレビのアナウンサーが今年初の真夏日だとか言っていた。


 それを思い出したのは死んだ後だったんだけれど。


 もしもそれを覚えていたら、俺は死んでいなかったのかもしれない。後悔はないが。


 そう、俺は死んだ。これはもう過ぎたことだしどうでもいい。本題はこの後。


 転生したのだ。自分としての自我を、記憶を、感覚を保持しながら。輪廻転生なんてもの、前世では信じていなかったが、自分で体験してしまえば、話は別だ。


 今のところまだ、実は俺はなんらかの薬だか機械だかによってリアリティの高い夢を見させられていて、唐突に目覚めて知り合いの科学者なりがドッキリ大成功の札を掲げている可能性がざっくり5%ほどあるわけだけど、それは考えないことにした。

 なぜなら転生してると考えた方が楽しいから。


 そしてなによりこの世界には前世の世界にはなかったもの、魔法がある。魔法についてはもうみんながイメージする感じの火を出したりするやつで、全く何も分かっていない。だからこそ、興味がそそられる。


 そして、今日は今世の俺の3歳の誕生日。今世の両親との約束で、3歳になれば魔法使いから魔法の指導が受けらさせてもらえる。


 せっかく転生したんだ、前世ではしがらみやらなんやらでできなかったやりたいこと全部やってやる!


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