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雪白えみり、マーンキッツ教授。

 東スターズ共和国に存在するリトアニア州国ヴィリニュスの空港に到着するや否や、私の前を走っていた鬼軍曹が私に声をかけてきた。


「マンキツ! お前、ヘリの操縦はできるか!?」

「ヘリですか!?」


 ちょ、ちょ、ちょ!

 今、私たちの目の前に輸送用の長距離ヘリが停まってるけど、もしかしてこの私にこのヘリを操縦させるつもりですか!?


「リアルなシミュレーションゲームでならやった事がありまぁす! それと、ドローン撮影のバイトをする時にやったくらいでヘリの免許も持ってません!!」

「よし、それで十分だ! お前が操縦しろ!!」


 嘘……だろ?

 これまで何度も不可能と言われた無茶振りを成功させてきた雪白えみりさんにもこれは無理だ。

 私が顔を隠したヴェールの中で絶望していると、鬼軍曹がニヤリと笑う。


「冗談だ。十二司教の粉狂い様が操縦できるから安心しろ」

「ほっ」


 鬼軍曹、流石に冗談がきついぜ。


「でも、粉狂い様に何かがあったらお前が操縦しなきゃいけないからその覚悟はしておけよ」

「はひ……」


 是非ともそんな事にはならないように祈っておく。

 私、鬼軍曹、将軍様、粉狂いの4人は輸送用のヘリに乗り込んですぐに飛び立つ。

 うへぇ、さっき到着したばかりなのにもう出発かよ。


「いいか。私達はこのまま隣のベラルーシ州国へと向かう。同じ東スターズ共和国にも限らずベラルーシ州国は州境に検問を設けてるような閉鎖的な場所だ。東スターズ共同体の中でも日本と繋がりの深いリトアニア州国だからここまでは簡単にこれたが、ここから先は一つのミスが戦闘や戦争に繋がることを覚悟しておけ。もしもの場合、私達は無国籍の人間として処理される。いいな?」


 いいな? じゃねーよ!

 粉狂い、いや、お前ら! 一歩間違ったら普通に戦争が起こりかねない事やってるじゃねぇか!!

 元はただのファンクラブ、いや、頭がいかれた奴らが集まってできたファンクラブだろ!? それがどうしてこうなった……。


「私達は今から聖あくあ教のシスターではなく、世界連合に所属する環境維持部隊だ。渡航の目的はあくあ様の捜索と保護ではなく、最近起こった雪山の雪崩に関しての調査と事故が及ぼした生態系への影響並びに環境調査である。いいな?」

「「「イエス、アークア、イエス!!」」」


 鬼軍曹は私にカードのような物を手渡す。

 うわぁ、普通に身分を偽造したIDまである……。

 私は自分のIDへと視線を落とす。


【世界連合所属、環境問題特任博士、マーンキッツ、メアリー大教授】


 おいおい、ただの大学生の私がいつの間にか博士になってるじゃねぇか。

 地味にメアリー大なのはあってるけどさぁ。

 そんな事を考えていると州境が近づいてきた。

 ふぅ、なんとか無事にベラルーシに入れそうだなと油断していたら、ベラルーシからの通信が入ってくる。


『こちらはベラルーシ州国治安維持部隊、世界連合所属のヘリの責任者はいるか?』


 おいおい、ヘリの責任者って誰だよ!?

 私は周りの顔をぐるりと見渡す。

 あれ? みんな私を指さしてるけど、普通ここは粉狂いじゃないのか?

 えっ? 操縦士が責任者だと話がおかしいことになる!? なるほどね……。

 って、それにしたって将軍様と鬼軍曹の2人がいるじゃねぇか!!

 えっ? 将軍様は口下手で鬼軍曹は内弁慶だって!?

 くっそぉぉぉおおおおおおおお! 私がやるしかねぇじゃねぇか!!

 私は意を決して通信に出る。


『世界連合所属、環境問題特任博士のマーンキッツ教授です。どうかしましたか?』

『すみません教授。こちらも規則なんで、今回の渡航目的の確認をさせてください』


 ええっと、確か最近起こった雪山の雪崩に関しての調査と事故が及ぼした生態系への影響並びに環境調査だっけか。よく適当に聞き流さずに覚えてたな私と自分で自分に感心する。


『ありがとうございます。そういえばマーンキッツ教授は環境問題を専門にしておられるとか。失礼ですが、どのような問題の研究をされているのかお聞きしても?』

『え、えーと……その、ですね……ンンッ』


 考えろ私、考えるんだ私。

 こういう時になんか適当な嘘が閃くのがこの私、雪白えみりだろ!!

 思いつきと機転だけでその場をやり過ごし、うまく誤魔化してきたその手腕を今こそ発揮する時じゃないのか?

 私は自分にそう言い聞かせる。


『そう、例えば男性の捨てたゴミのリサイクルについてとか』

『男性の捨てたゴミのリサイクルゥゥゥウウウウウ!?』


 うぉっ!? 今、急にヘリの挙動が乱れたけど大丈夫か、粉狂い!?

 目を見開いた鬼軍曹と将軍様が私を見つめる。

 だ、大丈夫だって。ここからうまく誤魔化すから。


『男性の捨てたゴミをそのままゴミ箱に捨てるなんて、すごく勿体が無い事だと思いませんか?』

『た、確かに……一理あります。教授』


 でしょう。

 普段、男性と触れ合う機会のない女子にとっては男性の使った後のものも貴重品だ。


『もし、男性の捨てたゴミがゴミにならなければ環境にも優しく、女性の幸福度指数の増加にもつながると思いませんか?』

『思います! 恥ずかしながら私は男性とお付き合いは未経験ですが、せめて男性のぬくもりを感じたい。直接、手を繋ぎたいなんて贅沢は言いませんから、男性の使った後のゴミでもいいから欲しい思います』


 私は無言で頷く。

 自分は偶然あくあ様と同じ国に生まれて、あくあ様と知り合えて、みんなの協力があったから今幸せに過ごす事ができているけど、世界を取り巻く女性の環境は今もほとんど変わっていない。

 その事を思うと、私の語気が徐々に強くなっていく。


『私はね。そもそも男性の使った後のものにゴミなんてないと思うんですよ!』

『教授、というと?』


 調子に乗った私はヴェールの中でキリッとした顔をする。


『男性にゴミ箱なんていらないんです。女性が男性の使用したものをリサイクルすれば、ゴミなんてものがいずれなくなっていくと思うんですよ! 私は!!』

『マーンキッツ教授……私は深く、深く! 感動しました!! 是非とも、教授が執筆した本を後で読ませてください!!』


 ありがとう、ありがとう!

 私は手を挙げると、私の演説を目の前で聞いて涙した将軍様と鬼軍曹の2人に手を振る。

 誤魔化しに成功した私は通信を切って一息をつく。

 ふひぃ〜、一時はどうなる事かと思ったけどさすがは私だ。最後は気持ちで持っていった。


「マンキツ。お前の演説、最高にホットだったぜ」


 操縦席から後ろに振り向いた粉狂いが中指を突き立てる。


「マンキツ……私はお前の演説に感動した。ほら、将軍様もお前の演説に喜んでいらっしゃるだろ」

「シューコー、シューコー」


 鬼軍曹は目から涙を流すと、将軍様は顔に装着したガスマスクみたいなマスクから蒸気を吹き出す。

 そのマスク、一体、どうなってるんですか?


「あざっす」


 私は照れた顔で頭をペコペコする。


「マンキツ……もしかしてお前、本当はどこかの有名な教授じゃないだろうな!?」

「いやいやいや! 私はただのバイトに明け暮れる普通の大学生ですから……」


 あっ、つい本当の事を言ってしまった。

 いや、私の場合、本当の事をうまく織り交ぜるから嘘がより信憑性を増してしまうのかもしれない。


「マンキツ、お前大学生なのか。それなら教員免許を取ったほうがいいぞ」

「教員免許ですか?」


 鬼軍曹は笑顔で頷く。


「ああ、教職はいいぞ。その昔は大変だったみたいだが、良い学校に入れば男子生徒との触れ合いもあるからな」

「へ〜。それじゃあ、鬼軍曹って表じゃ学校の先生をやってるんですか?」


 ていうかこの人の顔、どっかで見た事があるんだよなぁ。

 確か乙女咲の文化祭に参加した時にこんな顔を見たような……。


「鬼軍曹は確か表じゃ乙女咲の生徒指導をやってるんだっけか?」

「はい、そうです。粉狂い様」


 乙女咲の生徒指導!? って、思い出したぞ!!

 生徒達から鬼の生徒指導と言われていた山本先生じゃねぇか!!

 くっそ〜。あの学校にもついて聖あくあ教の魔の手が!!


「せっかくだ。鬼軍曹、なんか面白いエピソードでも聞かせてくれよ」

「そうですね……。私は普段、女子生徒の指導をしているのですが、白銀カノン……彼女はかなりのやり手ですね」


 ほっほぉー、その話……詳しい話を聞こうじゃないか。

 私はこれまでにないほど真剣な顔つきをする。

 もちろんおふざけでするようなキリッとした顔じゃない。ガチ中のガチだ。


「この前も私が廊下を歩いていたら、たまたま空き教室の部屋が開いてましてね」


 操縦している粉狂い以外の全員が鬼軍曹の話に前のめりになる。


「なんとその部屋を覗いたら、お昼休みの休憩時間に白銀カノンがあくあ様とハグしてたんですよ!! いやーさすがは女性達の模範になる女性だけあって、お強請りがすごく上手なんですよ。彼女は」

「シューコー! シューコー!」


 かーっ! やっぱり嗜みは卑しか女ばい!!

 そりゃ鬼軍曹の隣で話を聞いている将軍様の鼻息も荒くなるわ。


「ただ、その一方でダメな生徒もいるんですよ」


 鬼軍曹は困った顔をする。


「月街アヤナっていう生徒が居るんですけど、とにかく甘えるのを強請るのが下手で、あのあくあ様に気を使わせてしまってるほどなんですよ」


 鬼軍曹の話によると、アヤナちゃんはチラチラ見てアピールするところまでは良いけど、あくあ様が目を向けたら恥ずかしがってすぐに目を背けちゃうらしい。

 これはだいぶ重症だな。後で小雛パイセンに相談しておくか。


「あと、千聖クレアって生徒がいましてね。普段は真面目なんだが、たまに突拍子のない事をして……」


 あーあー聞こえない聞こえない。

 私は気絶したフリをして全ての情報をシャットダウンする。


「おい、マンキツ! 起きろ。とんでもないものを見つけたぞ!!」

「は、はい!」


 私は鬼軍曹の声で飛び起きる。

 まさか本当に寝てしまっていたとは自分でも驚きだ。


「見ろ。あそこに車両がある!」

「あ、本当だ」


 って、アレ。大統領専用車両じゃねぇか!!

 あくあ様生存の可能性を感じた私達のテンションが爆上がりする。


「近くの開けたところにヘリを下ろす! 総員、着陸準備!!」


 私は席にちゃんと座るとベルトの装着を確認する。

 粉狂いはいかにも危険運転しそうな見た目をしてる癖に、意外と操縦が上手で降りる時もほとんど揺れなかった。

 いや、そもそもエクストリームスポーツでこういうのも操縦してるから上手なのか。


「やっぱり大統領専用車だ。間違いない」

「おい、ここに携帯があるぞ!」

「シューコー!! シューコー!!」


 私は見覚えのある携帯を見て涙が出そうになる。

 3つのうち2つはあくあ様と羽生総理が使ってるスマホだ。

 特にあくあ様のはいつも見てるやつだから間違いない。


「明らかに落下して壊れた感じじゃないな」

「ああ、踏み潰したような痕跡がありますね」


 生きてる。間違いなくあくあ様達は生きてるんだと私は確信した。

 私は無意識のうちに掲示板に書き込みをする。

 嗜み達は常に掲示板を見てるし、掲示板民の奴らがあくあ様の生存を心配していると思ったからだ。


「鬼軍曹、将軍様、マンキツ、警戒しろ。敵襲だ」

「えっ?」


 粉狂いが身構えるを見て私も警戒する。

 すると目の前から武装した集団が現れた。


『我々は治安維持部隊だ。お前達はここで何をしている?』


 やべぇ、なんとかしてうまい言い訳をしないと……。

 私は周りに居る3人の顔を見つめる。

 どうやら3人とも治安維持部隊の人達が何を喋っているのか理解していないようだ。

 仕方ない。ここはメアリー在学中で無駄に語学のできる私が前に出る。


『すみません。私達は世界連合所属の者で、私は環境問題特任博士のキッツ・マァーン教授です』

『IDを確認しても?』


 私は聖あくあ教が偽造したIDを手渡す。


『なるほど、ちゃんと許可は取ってあるようだ。しかし、そんなのは関係ない。君達はこの現場を見た時点でここで始末させてもらう』


 くっそ、交渉も通用しないのかよ。

 やっぱり世の中、対話だけじゃなどうにもならない事もあるんだなと認識する。


「そうくると思ってたぜ!!」


 粉狂いは手に持っていた鎖のついた鉄球をぶん投げて、相手の兵士が持っていた銃を弾き飛ばす。

 うへぇ、当たったら痛そうだが、トゲトゲがついてない分殺傷能力は低そうだ。


『銃だ。銃を使え!!』


 やべぇ。いくら粉狂いが強くても、流石に生身じゃ銃相手に分が悪い。

 すると後ろにいた将軍様が前に飛び出て羽織っていたマントを脱ぎ捨てた。


『なんだこいつは!?』

『うわあああああああ!』

『化け物だあああああ!』


 将軍様、やたらとガタイがいいなと思ってたけど下にパワードスーツ着てやがったのかよ!!

 しかも、背面にアームがついてて、それぞれの腕に警棒みたいなのを装着してやがる。

 良いぞ、良いぞ、将軍様!! ていうか、なんでこいつが一般シスターなんだよ。

 粉狂いより、明らかにこいつが十二司教だろ!! 


「マンキツ、こっちだ!!」

「はいぃ」


 私は隙を見て鬼軍曹の居る安全なところに移動しようとする。

 しかし、そんな私の手を誰かが掴む。


『捕まえたぞ! おい、お前ら武装を解除して大人しくしろ!』


 くっ! みんな本当にすまん!!

 まさかこんな事で自分が足を引っ張ってしまうなんて!

 粉狂いや将軍様、鬼軍曹が武装を解除する。


「おい、みんな私の事はいいから戦ってくれ! どうせ私を助けたところで全員殺されるだけだ!! それなら前達だけでも生き残ってくれ!!」

「マンキツ、お前、そんな事を言うんじゃねぇ! 最後まで生き残る事を考えろ!!」

「マンキツ。あくあ様も言っていたが最後まで諦めるんじゃねぇ!!」

「シューコー! シューコー!」


 くっ、みんな。本当にごめん。

 私が目を閉じて項垂れると、誰かの声が聞こえてきた。


『悪いが、そこの4人は私の同郷なんだ。すまないが、ここは大人しく解放してくれないだろうか?」

『貴様、何を言って……えっ?』


 私を拘束していた人間の力が緩む。

 一体何があったのか理解できないまま、私は解放された勢いで前のめりに倒れそうになる。

 あ、危ない!

 次の瞬間、それを誰かが優しく抱き止めてくれた。


「無事か?」

「え……日本語?」


 私が声のした方に顔を向けると、目隠しをしたお姉さんが立っていた。

 アレ? もしかして聖女エミリーかセイジョ・ミダラーさんですか?

 って、どっちも違ぇよ! 聖女エミリーもセイジョ・ミダラーも私だ。


「少し待ってろ」


 って、動きはっや!! うちに居る忍者並みかよ!!

 長い髪のお姉さんはあっという間に襲ってきた連中を鞘に収めた日本刀の峰打ちで倒していく。

 あのお姉さん、何者だ!? しかも日本刀ってめちゃくちゃ日本人じゃねぇか! 多分……。


『こいつなんで目隠しをして見えている!?』

『つ、強すぎる……』

『ば……化け物』


 ほへぇ、お姉さんはあっという間に襲ってきた連中を倒してしまった。


「あなたは一体……?」

「君たちと同郷の人間だ。元だけどな。今は国にも帰れず、終わりを待って彷徨ってる只の亡霊に過ぎない」


 国にも帰れないってお姉さんは一体なにをやらかしたんだ。

 やらかしまくってるこの私やあくあ様ですら優しく受け入れてくれてる日本に帰れないってよっぽどだぞ……。


「ところで君達はこんなところで何をしているんだ?」


 私達は顔を見合わせると、粉狂いが代表して事情を説明をする。


「なるほど……行方不明になった男性を探すためにこんなところに来たのか。ところでその男性は君達が命をかけるのに相応しい男性なのか?」


 私達4人はノータイムで頷く。

 あくあ様のために命をかけるのなんて、私たちにとっては息を吸うようなもんだ。

 粉狂いや鬼軍曹はまるで自分達の息子を自慢する母親のようにあくあ様の伝説を語り出す。


「ほう……。どうやら我が国にも少しは気骨のある男性が出てきたようだな。その男の名を聞いてもいいか?」


 白銀あくあという名前を聞いたお姉さんは笑い出す。


「そうか、よりにもよって白銀か。悪くない名前だ。なぁ、提案だが君達、この私を雇わないか?」


 目隠しを解いたお姉さんを見て私達はびっくりする。

 両目とも義眼だ。一体、お姉さんの過去に何があったというのだろうか。


「目は見えないがこれでも腕に覚えがある。少しは君たちの助けになれるはずだ。どうだろう、この私を連れて行ってはくれないだろうか?」


 断る理由はない。戦力が多いのには越した事がないからな。

 何よりもお姉さんは命の恩人だ。助けてくれた恩に報いるにも当然の事である。


「ところでお姉さんの事はなんて呼べばいいんですか?」

「ああ、すまない。名乗るのが遅れてしまったな。私の名前は風見……風見とおこだ。よろしくな」


 風見……風見って普通にうちの忍者の親戚じゃねぇか!!

 どうりで強いはずだよ!! だって完全にあいつと同じ動きだったもん!!

 アレ……? ていうかこれ、また聖あくあ教に戦力が集まってきてないか?

 し、しーらないっと!! クレア、あとは任せたぞ!!

 私は再びヘリに乗ると現実から逃避するように眠った。

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