表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

627/705

白銀カノン、計画通り!?

 初めての出産は死ぬほど痛かった。

 でも、産まれた後はなんのその、赤ちゃんの寝顔を見るだけで喜びと充実感で顔がにやけてしまう。

 ベッドの上から息子のかのあと娘のあのんを見つめていると、えみり先輩が子供に顔を近づける。


「ほら、ママだよ〜」

「誰がママよ! ママはわ・た・し! えみり先輩は私の子供に変な事を刷り込もうとしないでくださいよ!!」


 もう! えみり先輩は本当に碌な事をしないんだから。

 ていうか、なんで私よりもえみり先輩の方が浮かれてるんですか。

 暇なら、いつもの掲示板で掲示板民と適当に遊んでてくださいよ。


「ふんぬらばっ! 大怪獣ゆかりゴンだぞ〜!」


 楓先輩は楓先輩で、さっきから子供に変顔ばっかり見せて何してるんですか。

 しかも喜んでるのはえみり先輩だけだし、むしろ子供達は怖がっているようにさえ見える。

 やはり産まれたばかりの赤ちゃんと言えど、本能で楓先輩という生物のパワーに恐怖を感じているのでしょうか。


「赤ちゃん可愛い……」


 姐さんは姐さんで、そのセリフをもう100回以上聞きましたよ。

 それこそ私が出産してから今までずっと、姐さんはそのセリフしか喋ってないです。

 姐さんがしっかりしてくれないと誰がえみり先輩と楓先輩を止めるんですか。

 早く戻ってきてください!!


「あ、あくあ様だ」


 テレビのチャンネルを切り替えたえみり先輩の声でみんなの視線が一斉にテレビへと向けられる。


『いったぁ! 9回裏、サヨナラ満塁ホームランだぁぁぁああああああ!』

『これ、普通ならホームランじゃないんですよ。ボールの軌道を見る限りコースだって甘いところに入ってるわけでもないし、角度的にもきつし、芯に当たってるわけじゃないのに強引にパワーだけで持っていったって感じですね。やはりパワー、鍛えた筋肉は全てを解決します』


 うう、みんなが慌てて録画しておいてくれたからいいものの、あくあってば、私が妊娠してる時に楽しそうな事やらないでよ。

 それにしても、なんで草野球する事になったんだろう。

 後で小雛先輩が私のせいだって謝りに来てたけど、事情を3回くらい丁寧に説明されてもどうしてそうなったのかいまだに意味がわからない。

 まぁ、あくあとえみり先輩と楓先輩の事は深く考えるだけ時間の無駄だよね。

 テレビのリモコンを持ったえみり先輩がチャンネルを切り替える。


「えっと、囲み取材された時のあくあ様の映像はっと……あ、あったあった」


 今後の打ち合わせのために外に出たあくあが、記者の人たちに取り囲まれた時の映像が映る。

 そうそう、これが見たかったんだよね。私、このタイミングでぐーぐー寝ちゃってたから、見れなかったんだよ。


『お披露目から数時間経ちましたが、改めて今の気持ちを教えてもらえますか?』

『率直に言って嬉しいですね。あと、まだふわふわしてる感じです。本当は子供が生まれて父親としてしっかりしなきゃいけないんだけど、それよりも嬉しい気持ちが勝っちゃって浮ついちゃってるのが自分でもわかるんですよ』


 あくあの言葉に、周りの記者さん達が笑顔になる。

 うんうん、私もまだまだふわふわしてるから、あくあもそんなに急にしっかりしなくていいよ。

 2人でゆっくりパパとママになっていこう。


『BERYLの皆さんからは何かありましたか?』

『おめでとうと。3人と1人ずつ、抱き合って喜び合いました』


 ふふっ、あくあはその時に「次はお前の番だぞ」って黛君に言ったって言ってたっけ。

 でも、私は天我先輩の方が先だと思うな。

 だって、私の出産に駆けつけてくれた春香さんが、出産の様子を見て「私もアキラ君との子供が欲しい」って言ってたもん。

 それを聞いたえみり先輩が「思い立った日に行かなきゃ!」って春香さんの背中を押してたから、もしかしたら数ヵ月後くらいには妊娠の報告が聞けるんじゃないかなって楽しみにしてる。


『天鳥社長や羽生総理とは何か話しましたか?』

『天鳥社長と羽生総理は一緒に草野球やってたので、その時におめでとうと。周りにいっぱい人がいたこともあって、そんなに長い会話はしてないですね』


 確かにその時はあまり長い会話をしてなかったのかもしれないけど、私のところに来た時はカーテンの外で2人と長い時間喋っていたのを聞いてる。

 まぁ、今後の打ち合わせとか対応の仕方についての話だったから、言えるわけないんだけどね。


『藤財閥の藤蘭子会長や森長グループの森長めぐみさんが早朝に白銀キングダムに訪問されたとお聞きましたが、本当ですか?』

『はい。藤蘭子会長と森長めぐみ社長は、早朝にもかかわらず車で駆けつけてくれて、そこでカノンの体調が整ったら、お祝いにみんなで食事をしましょうって話をしました』


 こういうところ、あくあは年齢の割にしっかりしてるなあって思う。

 バラエティ番組とかだと蘭子おばあちゃんとかめぐみさんって言うけど、ぶら下がりの囲み取材とは言え公式の取材だから気をつけてるんだろうなと思った。


『カノン様のお祖母様でもあるメアリー様もその場に居たと思うのですが、よかったら、どういう反応をしていたのか教えてくださいませんでしょうか?』

『ひ孫の誕生にすごく嬉しそうにしていましたね。感慨深そうに子供の顔を見ていたのが印象に残っています』


 お婆ちゃん、本当に嬉しそうだったよね。

 まるで自分に娘ができたみたいに、すごく優しい顔で2人の事を見ていたもん。


『義理のお母様でもあるフューリア様と電話等で何かお話しをされましたでしょうか?』

『実はフューリア元女王陛下には事前にチャーター機を手配して、秘密裏にこっちに来てもらっていたので、その時に少しだけ他愛もない世間話のような会話をしました。しばらくは白銀キングダムの中にいると思いますよ。子供が生まれた後は、おめでとうとありがとうございますくらいで、スターズ王室の習わしについて再確認したりとか、そっちの話の方が多かったですね』


 私が子供をお披露目した時もそうだけど、あくあはスターズ王室の習わしについてもすごく大切にしてくれている。私はあくあのそういうところが好き。

 だって、あくあが私に限らず、色んな事をすごく大切してくれてるんだなってわかるんだもん。

 だからお母様もお昼に会った時に「スターズをうどんに染めた事以外は認める。でも、うどんだけは永遠に根に持つから!」って言っていた。


『すみません。そろそろ打ち合わせに行かなきゃ。また、細かい話はおいおいさせてください。今は一刻も早く、打ち合わせを終わらせて妻と子供達に会いたいので』

『あ、はい。ありがとうございました!!』

『私達のために時間を割いてくれてありがとうございます!』

『あくあ様、おめでとうございます!!』

『あくあ様、カノン様にもおめでとうとお伝えください!!』


 テレビの中のあくあが取材する人達に手を振ってその場を後にする。

 なるほど、こんな感じだったんだ。

 これが2時間ほど前だから、あくあもそろそろこっちに帰ってきそう。

 そんな事を考えていると、広い病室の中に小雛ゆかりさんが入ってくる。


「あ〜、疲れた! 外にいる馬鹿どもにご近所迷惑になるといけないから、さっさと散れって言ってきたわよ」


 どうやら、あくあに初めての子供が産まれた事で、ファンの人達が白銀キングダムの周りに集まってきて道路が閉鎖されるレベルで大変な事になっているらしい。

 それをニュース番組で知った小雛ゆかりさんは拡声器を持ってすぐに病室から出ていった。

 私達はその時の映像をテレビで見る。


『速報です。白銀キングダムの周辺に大怪獣ゆかりゴンが出現しました』


 拡声器を持った小雛ゆかりさんがゲートの上から集まった人達に声をかける。


『あんた達、気持ちはわかるけど、一旦お家に帰りなさーーーい!! 白銀キングダムを囲む大通りが閉鎖されちゃったら、ここの道を使う人が迂回しなきゃいけないの! そうなると配送が遅れるんだから、配達の仕事をしてる人たちとか商品が入ってこないコンビニの人とか、荷物を待ってる人達に迷惑がかかるでしょ!! もちろん、仕事してて今から帰らなきゃいけない人達だって渋滞に巻き込まれたり、運行してるバスとか公共機関にも迷惑かけるじゃない! あんた達、ファンがそんな事していいの!? 今外出てるあくあだって帰宅するのが遅くなっちゃうのよ!! それがわかったら、一番後ろの人達から順に後ろ向いて、そうそう。そのまま帰りなさい!』


 すごい。小雛ゆかりさんの誘導で集まっていた人達が一斉に白銀キングダムから離れていく。

 一応、事前にこうなる事を予測して政府や警察機関、自衛隊や公共交通機関やタクシー会社とは連動して出産してからすぐに道路を閉鎖したりと対策を練っていたけど、流石に白銀キングダムを取り囲む大通りが人で埋めつけされて、さらにその外側まで埋まるのは想定していませんでした。

 ノリの良すぎる掲……日本人達の行動力を舐めていたかもしれません。


『また、羽生総理によると政府は大怪獣ゆかりゴンの出現に対して自衛隊の出動を検討しているようです』

「なんでよ!! 楓ならまだしも、私はただの人間でしょ!! 後、今回に限って言えば迷惑かけてないじゃない!!」

「いや……楓さんも一応人間ですからね」


 姐さんの発言にみんなが一斉に首を傾ける。

 いや、楓先輩本人はそこでみんなと一緒になって首を傾けちゃダメでしょ!

 えっ? それとも本当に人間じゃなくて、宇宙から来た掲示板民族ホゲラー族の生き残りとか言わないよね!? 急に金髪になって髪の毛が逆立って、お前の掲示板力はたったの5か。カスだなって言い出したらどうしよう。

 あと、面倒臭いのか知らないけど、みんなちゃんと突っ込んでね。

 出産直後の私にツッコミ役を回さないで。


「おっ、あのんが泣き出したぞ。ミルクの時間じゃないか」

「あ、うん」


 私はあのんにミルクをあげる。。

 ああ、この瞬間が一番、私もお母さんになったんだなって実感が湧く。


「あのんはミルクへの吸いつきがいいな。これは将来、良い掲示板民になるぞ」

「ちょっと、えみり先輩! 勝手に人の娘を掲示板民にしないでくださいよ!」


 私は抱き抱えたあのんの顔を覗き込む。

 心なしか、ミルクを飲んでる時の表情がちょっとだけあくあっぽい。

 そう言えば、あくあも息子のかのあは私に似てて、娘のあのんは俺に似てるなって言ってたっけ。

 うう、男の子のかのあならいいけど、女の子のあのんがあくあ似たらどうしよう……。って、それってほぼほぼえみり先輩じゃない?

 私は近くに居たえみり先輩の顔を見つめる。


「ん〜」


 えみり先輩は唇を尖らせてゆっくりと私の胸元に顔を近づける。

 ちょっと! 何しようとしてるんですか!?


「えみり先輩何しようとしてたんですか?」

「いや、流れ的に私もいけそうかなって……」


 いけないわよ!! もう!! 

 えみり先輩は眉毛を八の字にして、悲しげな表情を見せる。

 そんな顔をしたって、ダメなものはダメなんです!


「全く、何やってんのよ……」


 私は小雛ゆかりさんに娘のあのんを預ける。

 えっと、かのあは全然泣かないけど大丈夫かな?


「かのあはカノンに似てムッツリさんだから、恥ずかしがってるんじゃないか?」

「ちょっと! 誰がムッツリよ!!」


 もう!! 確かに少しはそうかもしれないけど、女の子なんて大体みんなそうでしょ!!

 むしろえみり先輩がオープンすぎるんです!!


「んっ。ちょ、ちょっと!?」


 あのんを抱き抱えた小雛ゆかりさんが慌てるような素振りを見せる。

 ど、どうかしましたか!?


「ちょ、ま……私はママじゃないってぇ……」


 娘のあのんが小雛ゆかりさんの胸に顔を近づけていたのを見てびっくりする。

 な、何やってるの!?


「こーれ、間違いなくあくあ君の娘です。ゆかりからミルクを貰おうとするとか難易度高すぎでしょ」

「あの小雛パイセンからたかろうとするなんて、未来の掲示板と検証班は安泰だぁ!!」

「ふふっ、せっかくですし、小雛ゆかりさんもあくあさんと子供を作ったらどうですか?」


 だからえみり先輩は私の娘を次の検証班にしようとしないでくださいよ!!

 あと、姐さんが浮かれすぎててやばい事言ってる。姐さん、お願いだから戻ってきて。

 ストッパーの姐さんがいないと検証班も掲示板も一瞬で瓦解しちゃうんだから!!


「仕方ない。あのん、えみりお母さんがミルクをあげよう」

「ほらほら、楓お姉さんもいるぞ」

「わ、私も」


 姐さんまで、もう!!

 うう、誰でもいいから、このカオスな状態をどうにかしてくれませんか?

 そういえば、ペゴニアはどこに行ったの……?

 私の出産直後から全く見かけないんだけど、何をしてるんだろう?

 私がそんな事を考えていると、誰かが部屋の入り口で手に持っていた袋を落とす。


「小雛先輩がミルク!?」


 あっ、あくあが帰ってきた。

 戻ってきたばかりのあくあは、小雛ゆかりさんの近くで唇を尖らせていたえみり先輩の後ろに並ぶ。


「な……何よ?」

「え? ここ、小雛先輩の待機列じゃないんですか?」

「そんなわけあるか!!」


 先に並んでいたえみり先輩と一緒にあくあが小雛ゆかりさんに叱られる。

 本当にうちの夫と先輩が調子に乗っていつも迷惑をおかけしています……。


「あくあ様、ここは2人でカノンの待機列に並びましょう」

「俺は左を行く。えみりは右を頼んだ」


 キリッとした顔をしたあくあとえみり先輩の2人がグータッチを交わす。


「何が真剣な顔をして左をいくよ! えみり先輩まで!! 言っとくけど、私のはもう閉店だから!!」


 心なしか近くでこの様子を見ていたかのあが悲しそうな顔をする。

 あ、やっぱりかのあもミルクが欲しかったんだ。

 みんなは、かのあが私に似てムッツリだって言うけど、違うもん。周りにいっぱい人がいるから、ミルクをもらうのが恥ずかしかっただけだよね。ママはちゃんとわかってるから、安心して!


「俺もカノンの子供に生まれてミルクもらいてぇ……」

「その気持ち、この私には良くわかります。あくあ様」


 も、もう! あくあはそんなにミルクが欲しいの?

 私はあくあを手招きすると、小さな声で囁く。


「た、退院したら……ね」

「か、かのーーーーーん! 大好きだぁぁぁあああああ!」


 もう、あくあったら、そんな泣くほど喜ばないでよ。恥ずかしいじゃない。

 あと、えみり先輩は私も!? って感じでソワソワしてるけど、えみり先輩は冷蔵庫の中に入ってる牛乳でも飲んでてください!


「あれ? そういえば、ペゴニアさんは?」


 ここで冷静になったあくあがペゴニアがいない事に気がつく。


「それが私もペゴニアがどこに行ったのか全然わかんないんだよね」


 個室で1人になってる時のプライベートな時間ならまだしも、いつもずっと側に居るペゴニアがこんなにも長い時間、私の側から離れてるなんて珍しいにも程がある。

 いや、珍しいなんてもんじゃないかも。何かがおかしい。

 私の頭の中に“誘拐”や“事件”などの不穏なワードが浮かんでくる。

 優秀なペゴニアがそんなものに巻き込まれるとは思えないけど、今のペゴニアは妊婦です。

 普段と違って無理はできない身重な身体だという事を考えたら、その答えを簡単には排除できません。

 どうしよう。もし、本当に事件に巻き込まれていたらと思うと、すごく不安な気持ちになってきました。

 私はあくあにその事を相談しようとする。

 すると、病室の扉が開いてペゴニアが部屋の中に入ってきました。


「お嬢様、私、やりました!」


 ペゴニアはそう言うと、腕に抱えた子供を私の方に突き出す。

 へっ? ま、まさかこの子供って……。


「私の子供です!」

「「「「「えええええええええ!?」」」」」


 そうですよねー。

 って、あくあも普通に驚いてるけど、あくあも知らなかったの!?


「ちょ、ちょ、ペゴニアさんいつの間に!?」

「お嬢様が出産したのを見て、私も同じ日に子供を産みたいと願ったのです。すると神様に私の祈りが通じたのか、急に陣痛が始まりました」


 うぇっ!? そ、そ、そんな事ってあるの!?

 あくあ、えみり先輩、楓先輩、姐さん、小雛ゆかりさんの5人が大きく口を開いたままで固まる。


「ふふふ。これで生まれたその日から、私の娘はお嬢様の娘に仕える事ができます」


 ペゴニア……まだ産まれたばかりの子供に対して、勝手に未来を決めちゃダメだよ。

 もし、ペゴニアの子供が自分から私の子供仕えたいって言うのならまだしも、まずはその子の自主性を大事にしてあげないとね。

 これは主人である私がちゃんと後で言い聞かせておかないとダメだなって思った。


「ペゴニアさん、その……子供の名前は?」

「まだ決めてません。あく丸とかにしますか?」

「ネーミングセンスのない俺が言うのもなんだけど、流石にそれはゆかりご飯並みにダメでしょ!!」

「ちょっと! なんでそこで私の悪口が出るのよ!!」


 ふふっ、ペゴニアが急に出産した子供を連れてきた事で病室の中が騒がしくなる。

 こういうの……なんかいいなって思っちゃった。

 だって、子供の頃の私はずっと1人で、こうやって誰かと笑い合ったり冗談を言い合ったりするような友達や家族なんていなかったんだもん。


 あくあ、ありがとう。


 私は誰にも聞こえない声で小さく呟いた。

 それなのに、あくあが私の方に振り向く。


「カノン、何か言った?」

「ううん、なんでもない。ちょっと疲れたから寝ようかなって」


 ペゴニアの子供に変な名前つけたりしないか心配になったけど、姐さんがいるからきっと大丈夫……だよね?

 私は眠気に逆らわずゆっくりと瞼を閉じていく。


「カノン、今日は本当にお疲れ様。それと……ありがとな」


 私の額にあたたかな温もりを感じる。

 その温もりと一緒に私は深い眠りについた。

Twitterアカウントです。作品に関すること呟いたり投票したりしてます。


https://x.com/yuuritohoney

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ