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白銀カノン、あの4人組が帰ってくる。

 あくあが国民競技場を出てから22時間以上が経過した。

 さっきまでステージに出てた小雛ゆかりさんが控え室に戻ってくると、急いでスタッフの人と打ち合わせをする。

 山田君や孔雀君、えみり先輩や楓先輩達も頑張ってるけど、ここまで問題なくやれているのは、小雛ゆかりさんがかなり無理をして頑張っているからだ。

 既に番組終了までのタイムリミットはあと2時間を切っている。

 あくあ……もう、天我先輩もとあちゃんも黛君も戻ってきたよ。

 だから、後はあくあが帰ってくるだけ。みんながあくあの事を待っている。

 私は祈るように両手を握りしめた。


「お嬢様、どうやらここからの時間はスペシャルドラマみたいですね」

「そうみたいね」


 私はペゴニアと一緒に控え室にある大きなテレビへと視線を向ける。

 すると、そこに見覚えのある女性の姿が映った。


「えみり先輩……? いや、これは……セイジョ・ミダラー!?」


 控え室にいたみんなが、一斉に驚きの声をあげる。

 番組の予定表には、ただのスペシャルドラマとしか書かれていなかった。

 でも、これは間違いない。

 私達はワクワクした気持ちを抑えつつ、テレビを見守る。


『長きにわたるチジョーと人類の戦いが終わった。でも、世界には今も助けを待っている人達がいる』


 えみり先輩のナレーションが終わると、全女子が親の顔より見たオープニングが始まる。


「きたー!」

「やっぱりヘブンズソードだー!!」

「うおおおおおお!」


 スタッフの皆さんが声を上げて喜ぶ。

 どうやら、スペシャルドラマの内容を知ってたのは一部の人だけみたいね。

 私たちの中でも実際に出演したえみり先輩と本郷監督以外はみんな驚いていた。


『クンクンクンクン……剣崎、あっちから泣いてるメスの匂いがしますぜ』


 わー、気がついたら美味しいところを持って行ったクンカ・クンカーさんだー。

 ロ・シュツ・マーといい、2人とも本当にいいところに収まったよね。

 今や全女子が憧れるドライバーの女子キャラは、ドライバー達と一緒に戦う夜影ミサや、剣崎と添い遂げたセイジョ・ミダラーでもなく、最終回で普通に剣崎の隣にいたロ・シュツ・マーとクンカ・クンカーの2人だ。

 壁になりたい。ヒロインになる勇気はないけど、近くで剣崎を見ていたいという、女子の欲望を余すところなく体現したこの2人は、劇場版終了後にすごく人気が出たんだよね。


『ああ、わかった!』


 ファストフード店のエプロンを華麗に脱ぎ捨てた剣崎が、クンカ・クンカーの指さす方へと歩き出そうとする。


『剣崎さーん。58番さんの照り焼きセット急いで!!』

『剣崎君。54番さんのフィッシュバーガーもね!』

『はい。わかりましたー!』


 エプロンを付け直した剣崎は、慌ててキッチンに戻る。

 それを見たクンカ・クンカーが何とも言えない顔になった。


『あの……剣崎?』

『待て。まずはバイトが終わってからだ。何せ俺は今、4人分の生活費を稼がなきゃいけないからな』


 あ……そっか。剣崎ってSYUKUJYOに所属しているわけでもないし、確か普通にフリーターだっけ。

 前は自分1人で良かったけど、一緒に旅を続けるロ・シュツ・マーやクンカ・クンカー、セイジョ・ミダラーの生活費を1人で稼がなきゃいけないのなら大変だよね。


「せ、世知辛れぇ……」

「うっ、うっ、うっ、ヒーローがバイト生活だなんて悲しすぎる」

「世界が平和になった後のヒーローの現実がこれですよ」

「さすが本郷監督、こういうところもちゃんと入れてくるのな」

「いや、剣崎ってフリーターだから、世界が平和になる前から普通に毎週バイトしてたけどな」


 あれ? そういえば、剣崎に頼らなくてもセイジョ・ミダラーは普通に働けるんじゃない?

 そんな事を考えていたら画面が切り替わって、メイド服を着たセイジョ・ミダラーが映し出される。

 きゃー! ミダラーのメイド服すごく可愛い!! 目隠しメイドさんっていいよね。


『い……いらっしゃいませぇ……』

『ミダラーちゃん。そんなに恥ずかしがってちゃダメでしょ。ほら、もっとこう萌え萌えキューンってしなきゃ!』


 あ、まろんさんだ。ミダラーに指導する先輩メイド役のまろんさんは、両手の指を合わせてハートマークを作る。

 うん……。あくあなら秒で落ちそう。


『こ、こうですか? も、もえもえキューン……?』


 ブホォッ! 私は恥ずかしそうに萌え萌えキューンをするミダラーを見て、致死量の鼻血を出しそうになった。

 あ、あの、えみり先輩が羞恥心で恥ずかしがってる!?

 か、かわい〜! えー、えみり先輩、たまにでいいから週一でミダラーモードになってくれないかな?

 ていうか、どっちかというと、えみり先輩の方がミダラーよりもチジョーでしょ。


「えみりに足りないのは確定で羞恥心だわ。今、わかった」

「楓、奇遇ね。私も同じ事を思ったところよ」


 テレビを見ていた楓先輩と小雛さんがミダラーを演じるえみり先輩を見て真顔になる。

 私も2人の近くで何度も頷く。

 えみり先輩、多分このミダラーモードであくあに迫ったら、100回くらいは押し倒されると思うよ。


『はぁ……。お金を稼ぐって、こんなにも大変な事なんですね。ぐすん』


 眉毛を八の字にしたしょんぼりミダラーを見てみんながキュンとする。

 これ、誰? ねぇ、これ、本当に誰ですか?

 今すぐにでも、私の隣でグヘグヘ言ってるえみり先輩と交換して欲しいです。


『くっ! このままじゃ生活費を稼いでただ旅をしているだけになっちまう。ロ・シュツ・マー、どうする?』

『仕方ない。クンカ・クンカー。剣崎とミダラー様のために私達も働くぞ!!』


 会場から笑い声が聞こえてくる。

 本郷監督って熱いシーンも多いけど、こういうコミカルなシーンが本当に好きだよね。


『クンクンクンクン! 工場長、この肉、ちょっと匂いが怪しいですぜ!!』


 食品工場でバイトするクンカ・クンカーはその嗅覚を生かして食品の鮮度を確かめていく。

 ふふっ、白い帽子がちょっと浮いてるのが可愛い。


『おお、助かるよ! いやー、君をバイトに雇って本当に良かった』


 もう、クンカ・クンカーはそこに就職した方がいいんじゃないかな?

 普通に適職、いや、天職だと思うよ。


『おーい、新人、あっちを照らしてくれー!』

『はい、ただいま!!』


 画面が切り替わると、工事現場のヘルメットを被ったロ・シュツ・マーが普通に工事現場でバイトしてた。

 ロ・シュツ・マーはいつも着てるロングコートを左右に開くと、謎の光で暗いところを照らしていく。

 うん、2人とも、ちゃんと自分の能力が活かせるところでバイトしててえらい!!


『ふぅ、とりあえずこれで生活費はどうにかなりそうだな』

『ああ、そうだな』


 クンカ・クンカーとロ・シュツ・マーの2人は、四畳一間のアパートの中でお互いの給料袋を見てニヤリした顔を見せる。

 待って。この和室、めちゃくちゃ見覚えがあるんだけど!?


「こーれ、私のアパートです」

「あっ……」


 えみり先輩が住んでたところか……。

 どうりで見覚えがあると思ったよ。


『って、クンカ・クンカー、この前言ってた泣いてるメスはどうなった?』

『あっ……』


 はい、ドジー! 今の今まで完璧に忘れてたよね。

 あれ? でも、剣崎はそこまでドジじゃないから忘れてるわけないはず。

 そんな事を考えていたら、剣崎が乗っているバイクの音が聞こえてきた。

 2人は慌てて部屋から出ると、アパートの階段をカンカンと音を鳴らして降りていく。

 すると剣崎が、バイクの後部座席に乗っていたメイド服のミダラーの手を取って、優しくバイクから下ろそうとしていた。きゃー!! さすがはメインヒロイン、どこかの雪白なんとか先輩とは全然違う!!


『けっ、剣崎。この前話してた泣いてるメスの話なんですが……』

『ああ、それならバイトが終わった後にすぐにチェックしてきた。多分、大丈夫だと思う』


 さっすが〜。やっぱり剣崎なんだよね。

 テレビを見ていた全員が腕を組んで、うんうんと頷く。


『クンクンクンクン……すみません。他にも泣いてるメスがいるようです』

『クンカ・クンカー、すぐに案内してくれ! 頼む!』

『あいよ!!』


 ロ・シュツ・マーをサイドカーに乗せた剣崎は再びバイクを走らせる。

 って、クンカ・クンカーだけ徒歩なんだ!? 足、はっや!!

 バイクを先導するクンカ・クンカーは泣いている女の子の匂いを辿っていく。


『うっ、うっ、うっ……』

『みんな、あそこです!!』


 泣いている女性を見つけたクンカ・クンカーが足を滑らせながら立ち止まる。

 それを見た剣崎がバイクを停車させると、後ろに座っているミダラーが目隠しをずらす。

 確かミダラーの目には耐性のない一般人を闇に引き摺り込んでチジョーに変える力があるから、普段は目隠しをつけて能力が暴発しないようにしてるんだっけ。

 ていうか、目隠しをつけたらセイジョ・ミダラーじゃなくてまんま聖女エミリーなんだけど……みんな、気が付かないよね。うん、なんでかなぁ〜。


『だいぶ瘴気が出ているようですね。これは私の力でも浄化が難しいかもしれません』

『わかった。じゃあ、俺がどうにかする。みんなはサポートを頼む』


 バイクから降りた剣崎はジャケットを少しめくってベルトを装着する。

 きゃー!! この時点でもう既にかっこいいよー!!


『さぁ、お前の悩みを俺達に打ち明けてくれ!』


 剣崎が手を伸ばすと、空から飛んできたカブトムシが手に収まる。


『変身っ!』


 控え室にいた全員がかっこよく変身ポーズを決める。

 あれ? 小雛先輩はなんで普通に座ってるんですか?

 ほら、恥ずかしがらずにみんなで変身ポーズを決めましょう!!


『あ、あ、ああああああああ!』


 女性が纏っていた瘴気が周囲に拡散すると、量産型の一般チジョーがいくつも姿を現す。

 うーん、瘴気のせいで顔がよく見えないけど、この声、どこかで聞いた事があるんだよね。


『合わせますよ。ロ・シュツ・マー!』

『了解した!!』


 セイジョ・ミダラーが持っている魔法の杖と、ロ・シュツ・マーのコート全開による光の攻撃で量産型のチジョーを抑えつける。


『今です。剣崎!』

『ああ、わかった!』


 チジョーに変身してしまった女性を見た剣崎達や、私達視聴者が固まる。


『チカヨルナ! ワタシ……ワタシハ……ウワアアアアア!』


 あっ、あっ、あっ!

 このチジョーは、シ・シュンキーだ!!

 ていう事は、さっきの女性は奏さん!?

 再登場は嬉しいけど、どうしてまたチジョーになっちゃったの!?


『どういう事だ? 確かシ・シュンキーは俺たちが救ったはずだろ?』

『剣崎、おそらくこれは再チジョー化です』


 再チジョー化? どういう事?


『瘴気の影響で元チジョーだった女性の過去のトラウマを刺激して、強制的にチジョー化させたのではないでしょうか? 残っている残党の考えそうな姑息な手です!』


 ひどい! せっかく、元チジョーの女の子達が前を向いて歩こうとしてる時に、忘れたいと思っていた記憶をほじくり返して責め立てるなんて!!


『わかった。それならば、また同じように瘴気を浄化させるだけだ!!』


 剣崎はあの時と同じように、シ・シュンキーの攻撃を掻い潜って彼女の体に抱きつく。

 いいぞー! 剣崎そのまま、彼女の事を救ってあげて!!


『グ……グウウウウウ!』


 嘘!? これでも瘴気が彼女の体に纏わりついて離れない。

 普通の女性なら、あく……剣崎にハグされただけで一発で天国に召されるのに!!

 もしかして、二度目だから耐性がついたって事?


「私なんて、あくあに何度ハグされても耐性なんてつかないのに!!」


 って、えみり先輩! 勝手に私の心の中の声を足さないでください!!

 もーーーーーっ!! わざわざ声真似までして、無駄に芸達者なんだから!!


『剣崎、加勢します!』


 コートを全開放したロ・シュツ・マーの光が、剣崎の体ごとシ・シュンキーを照らす。

 そうそうそう! 前回はこれでどうにかなったんだよね!


『ムダ ムダダカラ……ハヤク ニゲテ……』


 嘘!? 全然効いてない!?

 それを見たセイジョ・ミダラーが2人に力を貸す。


『瘴気よ! 彼女をその絶望より解放しなさい!!』


 だめ! ミダラーが力を貸してもまだ、瘴気がシ・シュンキーの体に纏わりついている。

 あと少し、あとちょっとなのに!!

 控え室にいたみんながミダラーのように前に手を伸ばして、少しでも剣崎にパワーを送ろうとする。


『くっ、剣崎やミダラー様、ロ・シュツ・マーのおかげでせっかくここまできたのに、私は何もできないのか! いや……良い事を思いついたぞ!!』


 何かをピコーンと閃いたクンカ・クンカーは自らの口を両手で塞いで、自らの鼻の穴を最大まで膨張させる。


『フンガーっ!!』


 嘘でしょ……。嗅覚に優れたクンカ・クンカーのお鼻の吸引力で瘴気を引き摺り出していく。

 ここにきてまさかの冗談みたいな力技である。

 ていうか、最初にシ・シュンキーを見つけたのもクンカ・クンカーだし、劇場版でボスの弱点を見つけたのもクンカ・クンカーだし、もしかしてヘブンズソード最強のチジョーってクンカ・クンカーなんじゃ……。うん、きっとそんな事ないよね。私の気のせいだって事にして、現実のテレビ画面からそっと目を逸らす。


「いいぞ! それでこそパワー教の信者だ!」

「やはりパワー。パワーは全てを解決するのね!」


 同じパワー教の楓先輩と加藤さんがハイタッチをする。


『ア……あ……わ、私』


 わっ! やっぱり奏さんだ!

 剣崎は彼女の体を優しく抱きしめる。


『大丈夫、もう終わったから。今はゆっくりとお休み』

『は……はい……』


 剣崎は彼女の体を安全な場所に降ろすと、瘴気を吸い込んだクンカ・クンカーへと近づく。


『クンカ・クンカー! 瘴気を吐き出せ。あとは俺に任せろ!!』

『がってんです!!』


 クンカ・クンカーは再び鼻の穴を最大まで開くと、吸い込んだ瘴気を全て外に吐き出す。


『お母さんが言っていた』


 きたきたきた! みんなが剣崎と同じポーズを取る。


『人の弱みにつけ込むような外道じゃなくて、人の弱みを優しく包み込んでやれるような人間になれと!!』


 小雛さんがうんうんと何度も頷きながら「私って良い事を言うじゃない」と、呟く。

 いえ、ボッチ・ザ・ワールドと小雛さんは別ですから。絶対に別人ですから。

 周りに居た全員が私と同じ視線を小雛さんに向ける。


『逃げようとしてもダメよ!』


 ミダラーが結界を張って意志を持った瘴気が逃げ出さないようにする。

 目隠しメイド服と魔法の杖って組み合わせがニッチでまたいいよね。

 えみり先輩……お願いしたら、私のために同じコスプレしてくれないかな?


『いくぞ。ロ・シュツ・マー!』

『はい、剣崎!!』


 再びロ・シュツ・マーの力を借りた剣崎が瘴気に向かって渾身の蹴りを入れる。

 その瞬間、控え室の中と会場が一斉に声を上げた。


「「「「「「「「「「ドライバーキック!!」」」」」」」」」」


 私たちは周りに居た人たちとハイタッチを交わす。

 ちょっと! えみり先輩、パイタッチじゃなくてハイタッチ!

 もーっ、わざとおっぱいにタッチしたでしょ。すけべ!! チジョー!!


『ふぅ、剣崎、この街はもう大丈夫ですね』

『ああ、そうだな。また、お前らに助けられたよ。ありがとうな、ロ・シュツ・マー、クンカ・クンカー、ミダラー』


 剣崎にお礼を言われた3人は照れくさそうな顔をする。

 くっ…・ミダラーの照れ顔が可愛すぎる!!

 とてもじゃないけど、さっき私にパイタッチした人と同一人物とは思えない。


『さぁ、みんな。次の街に行こう!』

『はい、剣崎!』

『がってんですぜ!』

『うん!!』


 あー、終わっちゃった。

 短かったけど、久しぶりのヘブンズソード、それもあの映画の続きとだけあって嬉しくなる。

 他のドライバー達が出なかったのはちょっと残念だなって思ってたけど、EDでは喫茶店を営む神代と南親子、2人で旅行する橘さんと月子、仕事で忙しそうにするとあちゃんと夜影さん、田島司令達の姿が映し出さて、みんなですごく盛り上がった。

 EDが終わった後、今度は剣崎が1人で砂丘を歩く姿が映し出される。


『今日もまた、どこかで誰かが泣いてる。みんなが俺の名前を呼ぶ時。俺は必ずそこに駆けつける』


 剣崎の言葉にみんなが沸く。

 控え室の中で待機している私達に聞こえるくらいの声量で、会場からあくあコールが起こった。

 あくあ……みんながあくあの事を待っている。

 だから、早くみんなの元に帰ってきてね!

 みんな、みんな……あくあが帰って来るって事を信じているから!!

遅れてすみませんー!


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