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黛慎太郎、走れシンタロウ!!

 僕はあまり運動が得意な方じゃない。

 アイドルはテレビを通して見たらキラキラしているけど、ライブの激しいパフォーマンスはもちろんのこと、学業をしながら全国ライブツアーや歌番組をこなしていくのはかなりの体力が必要だ。

 それに加えアイドルは歌以外にも雑誌の撮影、ドラマの出演、バラエティ番組の出演、配信、動画撮影など、その仕事は多岐にわたっている。

 だから僕はBERYLに入ってから基礎体力を向上させるためのトレーニングをやってきた。

 せめて体力だけでもつけて、みんなにも迷惑をかけないようにしたかったからだ。


「はぁ……はぁ……」


 走るのは遅くたっていい。

 長距離のランニングに重要なのは無理せずに一定のペースを保つ事だ。

 僕は運動はあまり得意じゃないが、黙々と自分のペースで走り続けられるランニングとは相性がいい。

 ただ完走する事だけを考えて前を走り続けていると、目の前に埼玉県との県境にある折り返し地点が見えてきた。


「おーい!!」


 折り返し地点に行くと深夜ドラマで共演した睦夜星珠さんが待っていた。

 どうやらフラッグを降ろしたり畳むのを手伝ってくれるらしい。


「いいペースだ! このペースを守っていこう!!」

「はい」


 主演女優として数々の賞を取ってきた役者界の女帝、睦夜星珠さんは、今では名脇役として多くのドラマや映画に出演している。

 同じ役者の小雛ゆかりさんとはしょっちゅう口喧嘩してるみたいだが、別に仲は悪くないそうだ。

 むしろ本人曰く、仲がいいらしい。小雛ゆかりさん本人からは「どこが!?」と否定されていたがな……。


『黛慎太郎君、焦るなよ』


 初めて会った時、僕は睦夜さんに肩を叩かれてこう言われた。

 何に対して焦るなと言われたのかは直ぐにわかったよ。

 あくあは僕みたいな素人から見てもすごく演技が上手だ。

 はっきり言って、僕がいくら努力してもあくあはそれ以上の努力で僕を上回ってくるだろう。

 だが……それでも、僕はあくあの親友だ。


 白銀あくあは特別だから。


 白銀あくあは自分たちとは違う。


 僕はあくあの親友として、そんな理由であいつの積み重ねてきた努力を否定されたくない。


『どうしたら、もっとうまくできるようになれますか?』

『へぇ』


 僕の質問に驚いたのか、睦夜さんは目を見開いた。


『まさか……あの子に勝ちたいのかい?』

『いいえ、僕はあくあを孤独な王様にしたくないんです』


 白銀あくあはみんなを畏怖させ崇められるような孤独な皇帝や、みんなを置き去りにしていくような裸の王様じゃない。

 あくあは誰が見てもカッコよくて、誰にでも優しくて、それでいてみんなを幸せにしてくれる。

 これは僕のエゴかもしれない。それでも僕は、あくあにはずっと男子からも女子からも憧れられるようなキラキラした王子様でいてほしいんだ!!


『それなら君じゃなくても他のメンバーがいるだろう?』

『天我先輩やとあは凄いやつです。だからこそ、僕はこの役目を誰にも譲りたくない』


 これはグループの中で一番平凡な僕の役目だ。

 僕に男としてのプライドがあるとしたら、きっとこれがそうなんだろう。

 アイドルになりたいってあくあが初めて打ち明けてくれた相手は他の誰でもない。


 この僕だ。


 僕は、あくあに幸せにしてもらった人たちの顔をあくあの隣から見るのが一番好きだ。

 だから決してこの役目を他の誰かに譲ったりなんてしない。


『いいねぇ。気に入った。若い子達がBERYLに熱を上げる理由がよくわかったよ』


 こうして僕は睦夜さんから役者としての色々を教えてもらった。

 それだけ頑張っても本番でリハもなしにあくあが作ってきた槙島の圧倒的なキャラに驚かされて、撮影後に睦夜さんと一緒に悔しがったのを覚えている。

 でも、それ以上に僕は嬉しかったんだ。

 平凡な僕が想像する事なんて簡単に飛び越えてくるあくあに、誰よりも僕が憧れているから。


「足の痛みが出たら並走しているマネージャーの薫子さんにすぐに言う事。無理して痛い所を庇いながら走ったら、他を痛めたり怪我につながったりするからね。このペースだと明け方には帰れるから、一旦休憩しても大丈夫だって事を頭に入れておくんだよ。いいね?」

「はい!」


 僕は睦夜さんとグータッチすると、みんなの寄せ書きが書かれたフラッグを受け取る。


【マユシン君がとあちゃんの配信に出てた頃からのファンです! 頑張って!!】

【不器用な黛君が頑張っている姿を見て、私も頑張ろうって思うようになりました!!】

【私も運動音痴です。だから運動が得意じゃない黛君が頑張ってる姿を見ると勇気をもらえます!!】

【マユシン君、私たちはちゃんとあくあ君の隣で輝こうとしているマユシン君の事を見てるよ!!】

【黛君、あくあ君をよろしくね!! あくあ君の事を任せられるのは黛君だけだから!】

【だんだんと色々できるようになってきてる黛君を見て、私も何かに挑戦しようと思うようになりました!】

【マユシン君の努力、私たちはちゃんとわかってるからね!!】

【頑張ってるマユシン君の事をずっとずっと応援しています!】

【等身大な黛君が頑張ってる姿がすごく好きです。君ならきっといつか隣に居る親友にも追いつけるはず!!】

【貴方に救われてる人が居るって事を忘れないで! 私達のアイドル、黛慎太郎!!】


 フラッグを握りしめる指先に力が入る。

 こんなにも多くの人が僕を応援してくれているんだ。

 いや、僕だけじゃない。BERYLってグループが多くの人に応援されている。

 親友、やっぱりお前はすごいよ。僕もこれを完走したら、少しは君に近づけるかな?

 いや、あくあの事だ。小雛先輩は無理だって言ったけど、僕は信じてる。お前ならきっと時間内にゴールするって事をな。

 だったら僕ができる事は一つだけだ。


「行ってきます!」


 僕は中継地点に詰めかけたファンの皆さんに手を振って再びスタートを切った。


「頑張ってえええええええ!」

「黛君ファイトオオオオオオ!」

「マユシン君なら絶対にいけるよーーーーー!」


 みんなの大きくて暖かな声援を受けつつ、僕は一定のペースでゴール地点の国民競技場を目指す。

 ゴールまで後10km、そこで大きなトラブルが起きた。


「あっ」


 足を挫いた瞬間に全てがスローモーションに見えた。


「黛君、大丈夫!?」


 近くにいたマネージャーの花房さんが、地面に転がった僕の元へと駆け寄ってくる。


「だ、大丈夫です」

「頭、打ってない!? 足は……って、血が出てるわ! 医療班、早く!!」


 っ! 僕が起きあがろうとすると、強い足の痛みに表情を歪ませる。

 折れてはいないだろうが、膝から下を強く打ってしまった。

 駆けつけてくれた医療スタッフの皆さんが直ぐに手当てをしてくれる。


「本当に大丈夫?」

「はい、絶対に走り切りますから」


 怪我をしてリタイアなんて絶対に嫌だ。

 あくあと、とあと、天我先輩と、絶対にゴール地点で会おうって約束をした。

 絶対にみんな来る。僕がみんなとの約束を破るわけにはいかない!!

 治療が終わった僕は少し走って状態を確認すると、再びコースに戻って走り出した。


「はぁ……はぁ……」


 足の痛みでランニングのフォームが乱れてくる。

 一定だったペースをキープできなくなり、想定していたタイムよりも徐々に遅れ始めてきた。


「黛君、頑張ってええええええ!」

「本当は無理して欲しくないけど、それ以上に応援してるからああああ!!」

「痛いの痛いの飛んでけー!!」


 僕が怪我した事を知ってか、街道に居る人が増え始める。

 それと同時に暗かった空が明るくなり太陽が昇ってきた。

 夜明け頃に到着する予定だったけど、まだゴールまで1km以上ある。

 そこで僕は再びフォームを崩して地面に倒れてしまった。


「黛君!」


 僕は直ぐに手を出して、駆けつけてきた医療スタッフの皆さんとマネージャーの花房さんを制止するようにアピールした。

 ここで、治療を受けたら、立ち止まったら、ドクターストップがかかるかもしれない。

 僕は一歩、また一歩と歩き始める。

 これでいい。僕はこれでいい。

 あくあみたいにカッコよくないかもしれないけど、それでも僕にだってプライドはある。


「黛君、血が……」


 治療をした場所から血が滲む。

 どうやらまた出血してしまったようだ。


「うおおおおおおおおおおおお!」


 ドラマやライブでだってこんなに声を張り上げた事なんてない。

 それでもお腹から声を出して、自ら自分を奮い立たせて気合を入れた。

 不格好で乱れたフォーム。それでも僕はただゴールを目指して走り続ける。


「黛君がんばれえええええええええ!」

「ゴールまで後ちょっとだよ!!」

「私達のマユシン君いけえええええええ!」


 僕はフレームが壊れて上下に揺れていたメガネを外して、並走していた花房さんに渡す。

 そのまま国民競技場の中に入った僕は、目の前で待っていた人物を見て立ち止まった。


「シンちゃん……」


 僕の怪我を見て母さんが涙ぐむ。


「だ、大丈夫。見た目ほど痛くなから」


 嘘だ。本当はめちゃくちゃ痛い。

 それでも母さんに心配をかけたくなくて強がって見せた。


「本当に?」

「ああ、みんなにちゃんと治療してもらったから」


 これも嘘だ。本当は治療を振り切ってきた。

 僕は後ろを振り向くと、みんなに口裏を合わせてもらうように目で合図を送る。


「そう、それならいいんだけど……」

「それより、母さんがなんでここにいるの?」


 母さんは手に持っていた紐を僕に渡す。

 なるほど、ここからは二人三脚なのか。


「シンちゃん、お母さんあんまり運動神経良くないからゆっ、ゆっくりね」

「ああ、わかってる」


 なぜならその運動神経は余す所なく僕に引き継がれているからだ。

 僕と母さんはゆっくりとトラックを歩き始める。


「母さん、ありがとう。僕の事をずっと気にかけてくれて」

「シンちゃん、そんな事、気にしなくていいのよ。私の方こそ、何もしてあげられなくてごめんね」


 僕は母さんの言葉に首を横に振る。


「いや、あの時、母さんが何も言わずに僕を見守ってくれたからこそ、僕は色々と成長できた気がするんだ。むしろ、僕の方こそ苦しんでた母さんを気にかける事ができなくてごめん」

「そ、そんな事ないわ。私の方こそ……」


 僕は母さんにストップをかける。

 このままだと永久にお互いが謝り続けるのが目に見えたからだ。

 あくあも言っていたけど、お互いに謝罪の言葉を言い合うよりも感謝の言葉を伝えたい。


「母さん、もう一度言うけどありがとう。僕、頑張るから」

「こちらこそ、シンちゃん、私の子供に生まれてきてくれてありがとう! お母さんもシンちゃんの弟ができるように頑張るからね!」


 母さん。そこは頑張らなくていい。

 僕は絶対に、あくあの事をお義父さんだなんてよばないからな!!


「千霧さん、シンちゃんの事をお願いね。色々と」

「は……はい」


 母さんが千霧さんの耳元で何かを囁くと、千霧さんが顔を赤くする。

 まさか、何か余計な事を言ってないだろうな!? 僕の気のせいだといいんだが……。


「慎太郎君、本当に怪我は大丈夫?」

「ああ」


 僕は格好をつけて痛くない振りをする。


「もう! そうやってなんでもないフリをしてるの、結構バレてるんだからね」

「はは……」


 バレてたか。でも、こうやって大事な人から心配されて怒られるのは悪くないな。

 あくあが「最近、怒られる事に快感を覚えてきたんだ」って真顔で言ってた事を思い出す。

 きっとあくあも僕と同じ意味で言っていたんだろう。


「ごめん。本当はもっとカッコよくゴールしたかったんだけどな」

「慎太郎君。さっき、謝るのはダメってお義母さんに言ってたでしょ。それに、そんなにボロボロになってもちゃんと戻ってきた慎太郎君がカッコ悪いわけないじゃない。私も、ここにいるみんなも十分、かっこいいって思ってるよ」


 千霧さんもファンのみんなも、本当に優しいなあと思った。


「だ、だから私も慎太郎君をリードできるように頑張るね」


 赤くした顔を隠すように千霧さんは少しだけ俯く。

 千霧さんは十分に僕をリードしてくれていると思うが、これ以上、一体、何を頑張ると言うのだろうか?


「それじゃあ、ここでバトンタッチだね」


 千霧さんはお互いの足を結んだ紐を解くと、その紐をトラックの上で待っていたゆうちゃんに手渡す。


「ゆうちゃん……大丈夫なのか?」

「うん! それよりも慎太郎お兄さん、上を見て!」


 上? 僕は言われた通りに顔を上げると、国民競技場の屋根がゆっくりと開いていく。

 するとそこからお日様の穏やかな光が差してきて、陸上のトラックを明るく照らしてくれた。


「慎太郎お兄さん、私との約束、ちゃんと覚えてる?」

「ああ……ああ!」


 ゆうちゃんが元気に走れるようになったら、お日様の下で一緒にかけっこしよう。

 そう、約束したよな。


「慎太郎お兄さん、かけっこじゃないけど、私と一緒に走ってくれる?」

「もちろんだとも!」


 僕はゆうちゃんの歩幅に合わせてゆっくりとトラックの上を歩いていく。


「私ね。いっぱいリハビリ頑張ったんだよ。頑張る慎太郎お兄さんの姿を見て、私も頑張らなきゃって思ったんだ」

「そうか」


 それもあの時、あくあが僕の背中を押してくれたからだ。

 僕1人じゃゆうちゃんに声をかける勇気もなかった。

 やっぱりあいつはすごいやつだ。

 ゆうちゃんは僕の顔を見ると、その場に立ち止まる。


「そうか。って言ってるけど、慎太郎お兄さんってば全然わかってないでしょ?」

「えっ?」


 ゆうちゃんはほっぺたをぷくーっと膨らませてプンスカした顔で僕を見上げる。

 な、何か怒らせる事でも言ったのだろうか? 僕はオロオロする。


「私が……ゆうが頑張れたのはあくあお兄ちゃんのおかげじゃないよ。慎太郎お兄ちゃんのおかげなの」

「僕のおかげ……」


 ほ、本当にそうなのだろうか?

 疑心暗鬼になっている僕の顔を見て、ゆうちゃんは両手を胸の前で握りしめる。


「慎太郎お兄ちゃん、ゆうにとってのヒーローはあくあお兄ちゃんじゃなくって、ゆうにとってのヒーローは慎太郎お兄ちゃんなんだよ!」

「僕がゆうちゃんのヒーロー……」


 僕は街道の声援やフラッグに書かれていた寄せ書きを思い出す。

 今まであくあに置いていかれないように僕は必死に走り続けてきた。

 そんな僕の姿を見て勇気づけられた人がいる。

 少しは自信に思って良いのだろうか?

 僕の胸の奥が熱くなった。


「もーっ、慎太郎お兄ちゃんってば、ゆうに剣崎のお兄ちゃんじゃなくって自分を見てくれって言ったのに、忘れちゃったの?」

「ごめんね。覚えてたけど、忘れてしまっていたみたいだ」


 まさかその事をゆうちゃんに気付かされるなんてな。

 僕はゆうちゃんの頭を優しく撫でる。


「慎太郎お兄ちゃん、さっきから謝ってばっかりだけど、ゆうはごめんよりも聞きたい言葉があるな」

「ああ、そうだな」


 僕はしゃがんでお互いの足を結んでいた紐を解くと、ゆうちゃんの耳元で囁く。


「ゆうちゃん、僕をヒーローにしてくれてありがとう」

「じゃあ、次はゆうを慎太郎お兄ちゃんのお嫁さんにしてね」


 こ……子供だと思って油断した。

 いや、今のは僕が不用意に耳元で囁いたりしたのがいけなかったか。

 あくあならここで「君が大人になったらね」と誤魔化すが、あれは究極の悪手だ。

 大人になったら確実に結婚しなきゃいけない言質を取られている事を、あくあはちゃんとわかってて言ってるのだろうか?


「ごめん。今は千霧さんの事でいっぱいだから」

「うん。じゃあ、ゆうがお姉さんになったらもう一回言うね!」


 お姉さんになったらか……。

 まさか自分がこんな事をしてるなんて一年とちょっと前まで想像もしていなかった。

 未来は誰にもわからない。僕とゆうちゃんの未来だって、どうなるかなんてわからないと思った。

 だから僕はゆうちゃんの言葉を否定したりなんてしない。


「ゆうちゃん、最後はあそこまで一緒にかけっこして走ろうか」

「うん!」


 短い距離だったけど、僕はゆうちゃんと一緒に走り出した。

 それを見た観客席にいるファンの人達から暖かな拍手が送られる。


「天我先輩!」

「待っていたぞ慎太郎!」


 僕と天我先輩はグータッチした後に抱き合って喜ぶ。

 やっぱり天我先輩はすごい。僕より長い距離を走ってるのに僕よりも早くゴール前に到着していた。


「さぁ、2人で後輩達を待つか」

「はい!」


 僕は陸上トラックの上で座り込むと、駆けつけてきた医療スタッフさんに足を治療してもらう。

 とあ、あくあ、あとはお前達2人だけだぞ!! 僕と天我先輩は、お前達が来るまでずっとここでお前たちの事を待ってるからな!!

 でも、天我先輩がトイレに行きたそうな顔をしてるから、できる限り早く来てくれよ。僕の親友達!!

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https://x.com/yuuritohoney

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