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白銀あくあ、24時間テレビ始まるよ!

 8月31日木曜日、今日は24時間テレビの放送開始日だ。

 朝7時に会場入りした俺たちは念入りな確認作業を終え、間にしっかりとした休憩と食事を挟む。

 18時前に再度ステージ裏で集まった俺達BERYLのメンバーは、今日の放送を支えてくれるスタッフのみんなと一緒になって円陣を組んだ。


「今日は長い間、みんなで準備してきた24時間テレビの放送日です。ここに至るまで協力、尽力してくださった全放送局、関係各所の皆様にこの場で感謝の気持ちを伝えさせてもらえればと思います。でも、私達はまだ何かを成し遂げたわけではありません」


 俺たちを代表して喋る阿古さんの言葉にみんなが耳を傾ける。


「これから24時間とちょっと、大変だけどみんなで力を合わせて頑張ろう! それと、怪我には気をつけて、無理しないように!! これだけは絶対ね!!」

「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


 阿古さんの言葉に全員が頷く。


「それじゃあ、BERYLのみんなから一言。最初は誰にする?」


 俺達4人は顔を見合わせると、最初に年長者の天我先輩が口を開いた。


「我はこの日が来るのをずっと楽しみにしてきた」

「うんうん、天我先輩ってば、昨日も寝るの遅くて天鳥社長からコメント欄で早く寝なさいって言われてたよね」


 ははははは! それな!

 コメント欄にいきなり現れた阿古さんに、配信を見てた人達も「ガチ説教キタコレ!」「しょんぼり天我先輩来たー!」「公式の1番偉い人からハッシュタグ天我先輩早くねろは草」と大いに盛り上がっていた。

 とあの的確なツッコミに、みんなの張り詰めた緊張の糸が一瞬だけ緩む。


「うむ……! 我は今日を楽しみにしてきた。いや、我だけじゃない。全国ライブツアーを中断して1ヶ月、この日のためにみんながしっかりと気力を整えてきた。今日はそれをしっかりと見せよう! でも、天鳥社長の言うとおり、無理だけはするんじゃないぞ! 我との約束だ!!」


 これまで、BERYLは基本的に、俺がやりたいと言った事をやっていくグループだった。でも、最近は俺以外のメンバーからも、これがやりたい。あれがやってみたいという話が出てくるようになった。

 その中でも天我先輩は俺に負担がかかりすぎないように、自分からBERYLを引っ張っていこうとする姿勢をすごく出してくれている。それがまたグループとして、いい相乗効果を生み出してくれるんじゃないかなと思う。


「僕も天我先輩と同じように、今日を楽しみにしてきました。だから、みんなが無理をせずに無事に終われるように、お互いにカバーしあって頑張りましょう。まぁ、僕はいつもカバーしてもらう方なんですけどね……はは」

「もー、そこは普通、今日は僕が頑張ってフォローするからでしょ!」


 とあの的確なツッコミのおかげもあって、みんなが笑う。

 慎太郎、自虐で笑いを取れるようになるなんて、お前……成長したな。

 俺は親友の成長に胸が熱くなる。


「じゃあ、次は僕だね。みんな、無理せずにがんばろー!」


 あまりにもシンプルすぎるとあの気の抜けた掛け声にみんなが笑う

 こうやって、周りを見てうまくバランスを取るのがとあのいいところだ。

 気負いすぎないとあだからこそ、言えることでもある。

 天我先輩は意外と大丈夫だけど、とあや慎太郎は入れ込みすぎる日があるが、今日は見た感じ大丈夫そうだ。

 24時間以上の長丁場になる事を考えたら、最初から入り込み過ぎていると絶対に持たない。

 だから、スタートは全員がリラックスした感じで入りたいと思った。


「それじゃあ、最後は俺だな」


 俺は全員の顔をぐるりと見渡す。


「正直、俺が伝えたいと思ってくれた事はみんなが言ってくれたから、俺からは一つだけ。絶対に最後までやり切ろう!! 行くぞぉぉぉおおおおお!!」

「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおお!」」」」」」」」」」


 円陣を終えたら、みんなでハイタッチして頑張ろうと声を掛け合って気合を入れていく。

 番組開始まであと30分。スタートの位置についておかなきゃな。


「それじゃあ、みんなまた30分後に!」

「ああ。30分後に!」

「また会おう!」

「みんな遅刻しちゃダメだよ!」


 俺はみんなと別れると、スタッフさんと一緒に所定の位置につく。

 そこで演出と台本の最終確認をした後に、モニターで実際の放送をチェックする。


「始まりましたね」


 モニターに新しい国民競技場が映し出される。

 番組の開幕を告げる壮大で優雅なオーケストラ。以前、アクアリウムのオーディション番組でお世話になったレニーラ・バーンズさんの指揮による国営放送交響楽団の演奏によるものだ。

 そこにベリルエンターテイメントが誇る音楽監督、モジャPがアレンジしてくれた俺達の曲よるド派手な演出と、ベリルに所属しているタレント達や最近作った養成所に所属している子達によるパフォーマンスが加わる。

 それを見ている観客席からの大きな歓声が俺のところまで聞こえてきた。

 グラウンドを広く使ったダンスを終えると、踊っていた子達が左右に開いてスペースを開ける。

 会場を照らしていたスポットライトが落ちて、大画面のモニターに屋根上で待機している天我先輩が映し出された。


「きゃあああああああああ!」

「天我先輩ーーー!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」

「ちょっと待って、天我先輩、これどこにいるの!?」

「えっ? えっ? なんかバイク乗ってない!?」


 天我先輩はバイクを軽くふかして国民競技場に心地の良いエンジン音を響かせる。

 次の瞬間、バイクを走らせた天我先輩は、屋根上からグランドに向かって勢いよくジャンプした。


「うぎゃあああああ!」

「待って、大丈夫、これ!?」

「天我先輩ーーーーーーっ!」

「嘘でしょ!?」


 このバイクは特別製だ。

 途中で車輪が左右に割れて変形したバイクが空中でホバリングする。

 スターズの名門バイクメーカーが独自に開発したバイクだそうだ。

 くっ、赤と黒の車体がカッコ良すぎる! 俺の中にいる小さな天我先輩が疼く。

 無事に地上へと着地した天我先輩は、ヘルメットを外して周囲をキョロキョロするようなそぶりを見せる。


「あ、あれ? みんなは……?」


 ははっ、演出は知ってるもののついつい笑ってしまう。

 モニターに映し出された観客達もニヤついた顔をする。


「もしかして、我、集合時間を間違えた!? おかしいな……。さっき裏で30分後に会おうなって言ったはずなんだが……」


 時計を見て慌てるそぶりを見せる天我先輩にみんなが笑う。

 天我先輩、演技が上手くなったなぁ。って、思ってたら、スタッフさん曰く、天我先輩には、ここで間が空く演出を伝えてないそうだ。悪いスタッフだなーと思ってたら、ベリベリのスタッフだっとわかって理解する。

 大きなグラウンドで1人、ポツンとしていた天我先輩を照らしていたスポットライトが観客席へと向けられた。


「きゃあっ!」

「黛君だあああああ!」

「マユシンくーーーーーん!」

「ちょっと!? また何かやるつもり?」

「がむばれえええええ!」


 慎太郎は観客席の間にある階段を走って駆け降りると、3階席から天我先輩の待っているグラウンドに向かって飛び降りた。


「きゃーーーーーっ!」

「嘘お!?」

「黛君!?」

「演出からして派手すぎる!!」

 

 ワイヤーアクションで空を舞った慎太郎は、グラウンドに降りるときにクルクルと回転しながら着地した。

 よしっ! 練習通りちゃんと成功できてよかった!! 俺は誰も見てないところでガッツポーズをする。


「天我先輩、待たせてすみません」

「おおっ! 一瞬、我の気が早すぎて時間を間違えたのかと焦ったぞ!」


 すみません、天我先輩。それはベリベリのスタッフに文句を言ってください。


「ところで他の後輩達は!?」

「ああ、それなら、とあがもうそこにいますよ」


 慎太郎が指差した方向にスポットライトが移動する。

 いきなりスポットライトに照らされたらぴすとくくりちゃんがびっくりした顔をした。


「なになに!?」

「次はとあちゃん!?」

「どこどこ!?」

「えっ、スバルちゃん!?」

「待って、もしかしてスバルちゃんのふりをしてパフォーマンスをしてたってこと!?」


 らぴすとくくりちゃんの間に居たとあが前に出る。


「みんな、僕だって気がついてたー?」


 とあの呼びかけに観客席に居た全員が首を横に振る。

 それを見たとあはイタズラが成功した事にニマニマした笑みを見せた。


「ミルクディッパーのみんなはわかってた?」


 とあがミルクディッパーのメンバーに話を振ると、それぞれが首を左右に振る。


「全然わからなかったです」

「すみません。気が付きませんでした……」

「騙されたのじゃ」

「すごい。全然気が付かなかった」

 

 それを後ろで聞いていたスバルたんが、らぴすの肩をぽんぽんと叩く。

 スバルたんがすぐ後ろに居ると気がついたミルクディッパーのメンバーが、一斉にスバルたんのいる方向に顔を向けるとごめんねってジェスチャーを見せる。

 いや、本気で入れ替わったとあとスバルたんの見分けがつくのなんて、この世界に俺か、そういうのを見分けられる目を持った小雛先輩くらいだから、ミルクディッパーのみんなは気にしなくていいよ。


「で、あくあは? 肝心の人が遅刻してるんじゃない?」

「確かに、後輩はどこに行った?」

「さあ?」


 ステージの上に3人が揃ったな。

 俺はスタッフさんに行ってきますと声をかけると、箱の中に入る。

 ふぅ、俺は精神を集中させると、最後のパフォーマンスに意識を集中させた。


「何なに!?」

「また演奏が始まったぞ!?」

「どういう事だ!?」


 再びオーケストラの演奏が始まると、中断していたパフォーマンスが再開する。

 ARや花火、派手なダンスやアクションを駆使した演出が続くと、最後に俺が入った箱がステージの中央へと迫り上がっていく。


「なんか箱みたいなのが出てきたけど!?」

「これは何だ!?」

「おい、あくあ。そこにいるのか!?」


 俺は箱の内部に取り付けられたドアノブを回すような素振りを見せる。


「あれ?」


 俺は何度もドアノブを回す。

 その音が競技場の中に響く。


「ちょっと待って、開かないんだけど」

「あくあ、どうした?」


 扉が開かないふりをしているだけだと思った観客席から笑い声が聞こえてくる。


「待って、ガチで開かないんだけど……」

「あくあ、ただでさえ集合が遅れて時間がないんだから、もうそういうのはいいって〜」


 とあのだるそうなツッコミにまた大きな笑い声が起きる。


「ちょ、えっ? スタッフさん、聞こえてますか?」

「後輩、大丈夫か!?」


 天我先輩は俺が入っている箱に近づくと、外から扉を開けようとドアの部をガチャガチャする。

 次の瞬間、何かがボキッと折れる音がした。


「うぉっ!?」

「天我先輩!?」

「もしかして……壊しちゃった?」


 どうやら天我先輩がガチャガチャしすぎて、ドアノブが取れちゃったみたいだ。

 それを見て大きな笑い声が起きる。

 慌てたスタッフ達がステージの上に出てくるような足音が聞こえてきた。

 次の瞬間、俺の視界を防いでいた箱の蓋が一斉に開く。


「今度はなに!?」

「後輩!?」

「大丈夫か、あくあ!?」


 俺はわざとらしくびっくりした顔をすると、目の前にあるガラスに両手をつく。

 内側にドアノブがついたガラスのケースに閉じ込められた状態になった俺は、再びドアノブをガチャガチャさせる。

 それを裏で見ていた楓と小雛先輩達が舞台袖から出てきた。


「あくあ君、まだー!?」

「ちょっとあんた、時間が押してるんだからふざけてないで早く出てきなさいよ!! それとも私を待たせるつもり?」


 腰に両手をついてふんぞりかえる我らが小雛先輩の態度を見た観客達が、テレビで見たまんまだと苦笑する。


「いやいや、本当に出れないんですって!!」

「はあ? 何言ってるか聞こえないんだけど? もっとはっきり喋りなさいよね!!」

「ちょっと、誰か読唇術できる人、連れてきて!」

「えっ? なんだって!? だから、あんたが何を言ってるのかわからないって言ってるでしょ! 何か言いたいときはちゃんと言えって、私がいつも言ってるじゃない!!」


 俺たちのやりとりを見たみんなが、いつも俺達がやっているコントを見て笑う。

 でも、楽しいのはここまでだ。箱の底から、水が噴き出てくる。


「わっ!」

「水だ!!」

「えっ? どういう事!?」

「後輩!!」


 天我先輩がすぐにガラスの壁を叩く。

 ガラスケースの中に入ってきた水の勢いは強く、俺の膝まで一気に浸かってしまう。


「ちょっとあんた! ふざけてないでさっさと出てきなさいよ!!」


 俺はドアノブに再び手をかけると、必死にガチャガチャと回す。

 あっ……取れた。


「何やってんのよ、もう!!」


 それを見た小雛先輩は慌てた顔で、ガラスの壁を叩く。


「スタッフ! なんとかしないと大変な事になるわよ!!」


 みんなに渡した台本には、この演出を書いてない。

 最初は演出か本当か半信半疑だった観客席の人たちも、ステージの上で焦るみんなを見て慌てる。

 俺は足をジタバタさせて箱の中を泳いで天井に顔をつけた。

 箱の下から噴き出てきた水が天井に向かって迫り上がってくる。

 俺が大きく息を吸い込むと、水が完全に俺を飲み込んだ。


「ちょっと、あんた。なんとかして耐えなさい! 今から助けてあげるから!!」


 俺はほっぺたを膨らませた状態で、うんうんと頷く。

 観客席で見ているみんなもやばいと思ったのか、大きな悲鳴が聞こえてきた。


「みんな離れて」

「楓パイセンストップ! グーで殴るのはやめてください!!」


 舞台袖から出てきたえみりが、腕をぐるぐると回していた楓を止める。

 事前にえみりにだけは演出だと伝えていてよかった。俺に目で合図を送る。

 俺は喉に手を添えると、口を開けて溺れるような素振りを見せると、底が開いた箱の下へと沈んでいく。


「あくあ様あああああああああ!」

「嘘でしょ!?」

「うぎゃあああああああ!」

「いやいや、あくあ君なら絶対に大丈夫なはず!」

「あくたん、嘘だと言って!!」 


 俺は箱の下に沈むと、二重扉を開けて外に出る。


「着替えてください!!」


 俺は走りながら服を着替えると、被っていたウィッグを取る。

 ちゃんと境目にファンデーションを塗ったテープを貼っていたから中の地毛には水が浸透していない。

 出口の外で控えていたメイクさんやヘアスタイリストさん達がすぐに顔を拭いて、俺の身だしなみを整えてくれた。


「みんな、ありがとう。行ってくる!」


 俺はみんなにお礼を言って、上に向かう装置に乗る。

 大きな悲鳴に包まれた競技場は、スポットライトの光に照らされた場所から出てきた俺を見て大きな歓声へと変わった。


「ちょっとあんた! 無事なの!? 何もない!? 体調は!?」


 意外と心配性な小雛先輩が俺に駆け寄ってくると、周囲をぐるぐるする。


「びっくりしました?」

「びっくりどころじゃないでしょ! みんな、本気で心配してたんだからね!!」


 それは悪い事をしたなと思う。

 俺は手を挙げて、みんなに心配をかけてごめんなと謝る。


「あんたはいつだって無茶しすぎなのよ! 本気で溺れちゃったのかと思ったじゃない! この前だって……」

「あれ? もしかして俺への公開生説教始まりましたか?」


 俺と小雛先輩のやりとりを見ていたみんなからまた笑い声が起きる。


「いいぞー」

「あくあ君もたまには怒られたっていいと思うの」

「あくあ様を説教できるのは小雛ゆかりだけ」

「私たちには言えない事を言ってくれる小雛ゆかりの再評価路線きたー」

「どうせその後100%の確率で株下げるんだろうなあ……」


 俺はなんとか小雛先輩を宥める。

 予定から少し遅れてる事もあって、ガチな顔をしたスタッフさんが【まきで】って書かれたカンペをボールペンでパンパンと連打していた。

 スタッフさんの気持ちを汲んだえみりが前に出る。


「それじゃあ最初の番組はこちら、雪白えみりの部屋からスタートです!」

「ちょっとぉ!? も・り・か・わ・か・え・での部屋ね! それともえみり、あんたも私の番組を乗っ取るつもり!?」


 俺や小雛先輩じゃなくて、えみりがボケた事に観客席が沸く。

 ナイスアドリブだ、えみり。やっぱりえみりはバラエティの事がよくわかってる。

 司会の1人である鬼塚アナが、このチャンスを活かすべくすかさずマイクを手に取った。


「えー、この番組は民間、並びに国営放送を含めた全放送局やスポンサー、そしてベリルエンターテイメントと有志達が所属する各事務所の協力の下に成り立っています」


 この番組の費用は、そう言った人たちが出してくれている。

 また、これに出演する俺達もノーギャラだ。

 だから俺が小雛先輩やえみり、楓達に頭を下げて出演をお願いした。


「えー、番組を見ている皆さんは、いいなと思ったらテレビのリモコンからボタンを押してください。集まったいいねの数だけ、白銀財団とベリルエンターテイメントから政府に対して寄付が行われます。このお金は、皆様の社会福祉……わかりやすく言うと、子供の学費や給食費だったり、事故や病気にあわれた時の医療費、道路など交通機関の整備や、ベーシックインカムや年金として皆さんに還元されるので、どんどん押してくださいね! あっ、詳しくはテレビの下に出ているこのコードを読み込んで、政府のサイトから寄付の使用目的についてご確認ください!!」


 正直、貯めてても仕方がないしな。

 放っておいても勝手に溜まってくるし、みんなと相談して使えるものにバーっと使ってしまいたいと思った。


「それではここで一旦CMです。皆さんはこの間に所定の位置についてください!」


 俺は頬を膨らませた小雛先輩の機嫌を取りつつ、スタッフさんに指示された場所に移動した。

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