月街アヤナ、お詫びのデート。
『ドラマの中とはいえ、ちゃんと責任は取らなきゃダメよ!』
『はい……』
私があくあにお腹を触られたシーンを見たゆかり先輩があくあを詰める。
『ドラマの脚本なら仕方ないけど、あんたの場合は絶対に内心で喜んでたでしょ!』
『……はいっ! 喜んでましたぁっ!!』
ソファに座った小雛先輩は呆れた顔をする。
『本当に? それだけ?』
『ラッキー! と、思ってしまいました。アヤナ、本当にごめん!!』
ああ……今、思い出してもあのシーンは本当に恥ずかしかった。
私は熱った顔を手で仰ぐ。
「そろそろかな……」
私は近くにあった時計で時間を確認する。
今日は私を恥ずかしくした事のお詫びとして、あくあとデートする日だ。
私は少し変装気味のデート服を着て、待ち合わせ場所にしている駅のすぐ近くにあるモニュメントであくあが来るのを待つ。
「おーい!」
全く変装してないあくあが、手を振りながら私の方へとやって来る。
嘘でしょ……。しかも、駅の方から来たって事は、タクシーじゃなくて普通に電車で来たの?
私は目眩がして倒れそうになったけど、必死に耐える。
周りに居た子達もびっくりを通り越えて、完全にここだけ時間が停止したいみたいに固まっていた。
「いやー、この時間の電車って混んでるんだな」
は? 私は原稿を間違えて読んでる時の森川さんみたいなシンプルな顔になる。
「男性専用車両も?」
「なんで女の子しかいない電車に乗るのに、そんな勿体無い事をしなきゃいけないんだ?」
あくあはキリッとしたかっこいい顔を私に向ける。
あ、あれ? 私って何かおかしな事を言ったっけ?
「そんな事より、せっかくの休みなんだしさっさと行こうぜ!」
「う、うん」
私はあくあと一緒に歩き出す。
それを見た周りの人達が小声でざわめく。
「あ、あれって、アヤナちゃんじゃ?」
「日本を代表する男女のアイドルグループのセンターが二人でデートォ!?」
「とりあえず静かに見守っておこうぜ」
「嗜み、NTR乙って掲示板に書き込んだろ」
「嗜みへ、貴方の旦那が浮気しますよ……と、送信!」
「おい、お前らみんなで二人の姿を記者からブロックしろ! すぐに聖白新聞がやって来るぞ!!」
私は赤くなった顔を隠すように麦わら帽子を目深く被る。
もー! こんな事なら白ワンピなんて気合いの入ったデート服着て来るんじゃなかった!
こんなのじゃ、周りの子達に私はガチだってバレちゃうじゃん!!
「アヤナ、どうかした?」
恥ずかしがる私を見て、あくあが私の顔を覗き込むように見つめる。
むー、どうかした? じゃないでしょ! 私がこうなってるのは、あくあのせいなんだからね!
「う、ううん。ちょっと白ワンピは時期的に早すぎたかなって思っただけ」
あーあ、ここで素直に、気合い入れすぎちゃったかな? って、カノンさんみたいに素直に聞けば、少しはあくあも意識してくれたのにな。
私は自分の素直じゃない性格にため息を吐く。
「俺としてはアヤナの白ワンピ姿が見れて嬉しいけどな。王道だからこそのデート感があって、男としてはテンションが上がるよ」
えっ? そ、そそそそそそれって、あくあが私の白ワンピを見て嬉しく思ってるって事!?
「ふ、ふーん。そういえばカノンさんも白ワンピとか似合いそうだよね」
「ああ、そうだな。でも、アヤナだってすごく似合ってるぞ。俺の中で白ワンピ四天王といえば、アヤナ、カノン、なつきんぐ、らぴすの4人だからな」
白ワンピ四天王って何!?
と、とりあえずあとで那月元会長とらぴすちゃんにもメッセージ送っとこ。二人とも喜びそうだし。
「そもそも白ワンピじゃなくても、ワンピースを着てるってだけで特別感があって、男としては……いや、俺としてはグッとくるところがある」
ふーん、そうなんだ。
男の人によっては、足を出すはしたない女って言う人もいるらしいと聞いた事がある。
一時期、それで肩も足も出るワンピースはダメだって国会でも議論してた事があったっけ。
今はむしろ、頑張るあくあを元気づけようキャンペーンで、暑い時期は肌を露出させていくクールアクア政策をやるって総理が言って炎上してた。
「ただ、その反面、俺以外の男にはそんなに肌を露出させないでくれと思ったりもする!」
へぇ、あくあだけかもしれないけど、男の子にもそういう独占欲があったりするんだ。
あ、あくあも、私に対してそう思ってくれたりするのかな? そうだと嬉しいなと思った。
「それじゃあさ、あくあはワンピース以外だとどういう格好が好きなの? 私、今年はまだ夏服を買ってないから参考にしようかなー……なんてね」
わ、私、頑張った! 最後ちょっとごまかすような言葉をつけちゃったけど、素直じゃない私にとっては頑張った方だと思う。
「それなら、今日はアヤナに服をプレゼントさせてよ」
あくあは、私の手を掴む。
急に手を取られた私の心臓が大きくドクンと跳ね上げる。
待って待って、私の手のひら汗ばんでたりしない!?
ど、どうしよう。突然だったから、一気に汗が出てきちゃったかも。
私、汗臭くないかな? あー、もう。手を繋ぐなら繋ぐって、前日……いや1週間くらい前から言っておいてほしい。それはそれで寝れなさそうだけど、心構えの時間が欲しいと思った。
「ほら、ここなんかいいんじゃない?」
「う、うん」
私はあくあの後に続いて服屋さんに入る。
「どうぞ、ゆっくりいいい!?」
私達の存在に気がついた店員さんが固まる。
ごめんなさいごめんなさい。冷やかしとかじゃないんです。
「ほら、例えばこれとこれとこれとこれとかどう?」
「う、うん、着てみる」
私は試着室に入ると、あくあに言われた通りの服を着る。
って、えー? こ、これ、丈短くない? 動いたらお腹が見えちゃうって!!
私は白ワンピから服を着替えると、試着室の外に出る。
「ど、どう?」
私は近くにある鏡に視線を向ける。
今流行りのソールがゴテゴテしたタイプのスニーカーにショート丈のジーンズ、これにフリルのついたちょっと甘めのチュニックとキャップ。あとはこれにマスクでもつけたら、普通にお忍びデートって感じがするコーディネートだった。
「選んだ自分が言うのもなんだけど良く似合ってる!」
あくあは私のお尻と足に視線を固定したまま、親指を突き立てる。
ほんと、あくあって分かりやすいよね。こういうのに鈍い私でもすぐに気がつくんだから。
「あとはこれにスニーカーとキャップは固定で、下をシンプルなミニスカートにしたり、上をTシャツとか、パーカーとか、キャミにブカブカのジップパーカーとかでもいいと思うんだよな」
私はあくあに手渡されたアイテムをそのまま着る。
あんまり自分じゃしない格好だけど、動きやすいし良いなと思った。
「どうだった? どれか気にいるのあった?」
「ん、全部良かった」
「そっか。なら全部買おう」
ええっ!?
私がびっくりしてる間に、あくあは店員さんにカードを渡してさらりと会計を済ませる。
「良いの?」
「うん。俺がアヤナにそういう格好をして欲しいだけだしね。それに……」
あくあは私の隣に立つと、自分の羽織っていた上着を私にかける。
「こういうのも良いでしょ?」
「う、うん」
うわあああああ! 上着からあくあの匂いがしゅる……。
おまけにこの服、袖が長くてぶかぶかだから、全身をあくあにぎゅってされてるみたい。
や、やばいかも……。
「わ、私、着替えてくるね」
私は更衣室の中で深呼吸をする。
しっかり者のカノンさんは、自身の体験と他の奥さん達から聞いた話を纏めて、もし、あくあからデートに誘われたらというマニュアルを作って、クラスのみんなに配布した
そこにはデート前の準備から、最後までがこと細く書かれていたのを思い出す。
『さすがはデータの嗜み。でもこういうタイプは本番でデータにない事を相手にやられるまでがセットなんだよな。そういうド定番のネタをやるお前でずっといてくれ』
『マニュアルと言えば嗜み。嗜みといえばマニュアル。ただ私はマニュアルを一切読まない女、森川楓』
そのマニュアルを渡された時、琴乃さんに後ろから頭を鷲掴みにされて「貴女達こそちゃんと読みなさい。メアリーなら余裕で覚えられますよね?」と言われてた楓アナとえみりさんの姿を思い出した。
二人があくあとうまく行ったのって、やっぱりあのマニュアルのおかげかな? わ、私もちゃんと読まなきゃって思ったけど、途中途中にあるカノンさんのあくあに対する長文好き好きお気持ちコメントのせいで、すごく疲れちゃうんだよね。
小雛先輩とえみりさんは、そこは蛇足だから全部読み飛ばして良いって言ってたけど、タメになる事を書いてあるかもしれないから一応全部読んでるんだけど、それって私だけなのかな? ううん、らぴすちゃんも全部読んでるって言ったし、読み飛ばしてるのはきっとあの二人だけだと思いたい。
ただ、辞典くらいあるマニュアルをもう半分以上読んでるけど、カノンさんの好き好き構文には何一つタメになる事は書かれてなかった。
「ありがと。本当に良いの?」
「うん。だって、俺がアヤナに着て欲しいから薦めたんだしね」
ふふ、嬉しい。
あくあに……ううん、好きな人に服を買ってもらえるってこんなにも嬉しいんだ。
「ねぇ、私ばっかり買ってもらうのもアレだし、私からも何かプレゼントさせてよ」
嘘……本当は、あくあに私が買ったものを身につけてもらいたいと思ったからだ。
「良いよ」
やったぁ! 断られるかと思ったけど、あくあは私に向けて穏やかで優しい笑顔を向ける。
「ちょっと、待っててね」
えー。どうしようかなあ。
あくあって確かプライベートの服は全部、ジョンさんから貰ったコロールの服なんだっけ。
うーん……。私はぐるりと周りを見渡す。その時、近くにあった一個のスニーカーが目に入る。
そういえば、この前……。
『昨日、SNSのトレンドランキングで天我先輩とデートってのが入ってたんだけど』
『ああ。それな』
教室の片隅で話すとあちゃんとあくあの会話にクラスに居た全員が聞き耳を立てた。
『天我先輩が新しい靴を買うって言うから、一緒に見に行ったんだよ』
『ふーん、そういえば、あくあって服はあんまり買わないけど、靴……っていうか、スニーカーは結構買ってるよね』
『おう! 服は全部コロールが用意してくれるし、靴くらいしか自分で買うものが無いんだよ。靴は契約してないから。あと単にスニーカーが好きってのもあるけど、ほら、うちの財団でチャリティオークションやってるから』
『なるほどね』
そういえば、この前の解決ナイトカウンセリングがきっかけになって、足の不自由な人向けに自分が履いたスニーカーにサインしてチャリティーオークションやってるんだっけ。
そのお金は公共の施設にスロープをつけたりとか、車椅子や義足を買って必要な人に配布したりとか、医療の発展のために使われるらしい。
こういうのをすぐにやりたいっていうあくあもすごいけど、それをすぐ形にするところがカノンさんのすごいところだよね。あの意味のない長文はともかくとして、あくあに近づけば近づくほど、カノンさん以外にあくあの正妻は無理だなという事が分かる。ネットじゃみんなのオモチャにされてるけど……。
いや、現実でもこの前、左右にステップを踏むえみりさんに「今、どんな気持ち? ねぇねぇ、今、どんな気持ち?」って、何かでマウントを取られてプルプル震えてたっけ。その後、えみりさんと隣にいて巻き添えくらった楓アナが琴乃さんに頭を掴まれて叱られてたところまでを鮮明に思い出す。
なんか、あの二人っていつも琴乃さんに叱られてる気がするな。それとも、私の見るタイミングが悪いだけかな?
私は回想を終えると、そのスニーカーを持ってあくあの所へと行く。
「ねぇ、これなんかどう?」
「おっ。良いじゃん!」
あくあは私の手渡したスニーカーを試着する。
スニーカーならあくあの趣味じゃなかったとしても、サインしてチャリティーに出せば少しは力になれるよね。そう思った。
「おっ、ぴったりだ」
あくあはスニーカーを履くとくるりと回転して見せる。
ぱっと見、只の白いスニーカーに見えるけど、サイドの部分に同じ生地で月のようなマークが貼り付けられている。単純にブランドのロゴなんだけど、さりげなく自分のマークが入ってるみたいで良いなと思った。
「どう?」
「すごく似合ってるよ」
「じゃあ、これ履いて行こうかな」
あくあはそう言うと、店員さんにタグを切ってもらって、今日、履いて来た靴を代わりに箱に入れてもらう。
その間に、私も慌てて会計を済ませた。だって、早くしないと、あくあの場合、私からのプレゼントでも自分で払っちゃいそうなんだもん。
「どう? 疲れてない?」
「あ、ちょっと、お喋りすぎて喉乾いたかも」
「それじゃあ、どこかで休憩しようか」
私は近くにあったホテルに、御休憩という文字が書かれていてドキドキする。
もー、私のバカバカ! なんで、今日に限ってそういうところに目がいっちゃうのよ!!
「あそことか良いんじゃない?」
あくあが御休憩と書かれたホテルを指差す。
えっ、あ、待って! その、御休憩をするのは良いんだけど、まだ、その……心の準備が出来て無いし、そ、それに、こんな昼前からだなんて、いくらなんでも年頃の女の子としてはしたがないというか、恥ずかしいというか……。あーーーーー! こんなことなら、最後までちゃんとマニュアルを読んでおけば良かった。
「前に来た事あるんだけど、あそこ、良かったんだよな」
だ、誰と!? なんてもちろん聞けるわけがない。
えーい! 月街アヤナ! こうなったらもう女として覚悟を決めるのよ!
こういう時のために替えの服だって持って来てるし、お泊まりセットだって持って来たんじゃない!
私はマニュアルを作成してくれたカノンさんと、貴重な体験を伝えてくれた他の先人達に心の中で感謝する。でも、マニュアルを読んだあとのアンケでは、あの長文は要らなかったと書いておこうと心に決める。だって、あれが無かったら、絶対に最後までマニュアルを読み切れてたもん。
「う、うん」
私は意を決してあくあの手を掴む。
ああ、私、今日、ついに……そう思ってたのに、あくあはそのホテルの隣にあるカフェへと私を引っ張って行く。
えっ? そ、そっち!?
早とちりをしてしまった私は顔を真っ赤かにする。
「俺は桃レモネードにしようかな。アヤナはどれにする?」
「じゃ、じゃあ、イチゴソーダで」
可愛いお店だな。
やっぱり、カノンさんとかと来たのだろうか。
それとも、他に可愛い子と来たとか? こんなところ、デート以外には普通使わないよね。
私はあくあをジッと見つめる。
「ん? どうかした?」
「う、ううん。なんでもない。ただ、誰と来たのかなって思っただけ」
あああああああ! 恥ずかしさを誤魔化すために変な嘘を吐いちゃった。
恋人でもなんでもないのに、誰と来たかを追求するなんて完全に重い女じゃない!!
私のバカー!
「ふっ……」
あくあは遠い目をする。
どうしたのかな?
「ショッピングの途中で、慎太郎と2人で来た」
あくあはそれ以上、何も聞くなという顔をする。
あー……うん。男の子2人でこのお店はちょっと恥ずかしいよね。
「そしてなぜか注文をミスって、慎太郎と2人でこれを飲んだ」
いや、別に恥ずかしいなら言わなくても……って、何これ? 仲良しジュース?
仲の良い親友同士で飲もうって書かれてるけど、どういうジュースなんだろう。
あくあは無言で別方向へと親指をクイッとさせる。
あ、あそこのテーブルね……。って、一つのジュースにストローが二つ?
「男同士であれを飲んだ俺と慎太郎の心の痛みを想像して欲しい」
あ、うん。
これまでにないあくあの真剣な顔つきに私は何も言えなかった。
「おっ、これ、うまいな」
「うん、私のも美味しい。飲んでみる?」
気が抜けてたせいだろうか。私は普通に女友達にするみたいに、自分がさっきまで飲んでいたストローをあくあの方へと向ける。
あっ、あっ、あっ、ど、どうしよう。間違えたかも。そう思ったけど、あくあは「ありがとう」と言って、ストローの方へと顔を近づけていく。
時間にしてほんの数秒、それこそ3秒も経ってないと思う。でも、その時間が何時間ものように思えた。
「おっ、イチゴソーダも良いな。俺、滅多にこういうの飲まないけど、美味しかったよ。ありがとう」
私はごくりと生唾を飲み込むと、あくあが手に持っていた飲み物へと視線を向ける。
「俺のも気になる? 良いよ。ほら」
ああああああああああ! 待って、待って! 違うの! そうじゃないの!!
そうじゃないけど……そうじゃないけど! うううううううう!
私はドキドキする心臓の音を抑えつつ、あくあの差し出した飲み物のストローへと顔を近づけていく。
「んっ」
私はあくあにどう見られているのか気になって、上目遣いで飲み物を啜る。
心なしか、あくあの視線が私の唇に向けられている気がした。
私の事を意識してくれているのかな? そう思うと、少しだけ気持ちが楽になる。
「あ、ありがとう。すごく美味しかった」
「あ、ああ」
私とあくあは同時に顔を背ける。
「ちゅー……」
私は何とも言えない恥ずかしさから、ストローを口に咥えて一心不乱にジュースを飲む。
さっきまであくあが咥えてたストローだけど、出来るだけ意識しないようにする。
目の前に居るあくあも同じように無言でジュースを飲み切った。
「2人のファンのためにSNSで拡散してあげたいけど、プライベートだし黙っておかなきゃ……」
「通路側の窓ブロックして! みんなで週刊誌の記者に写真を撮られない様にガードしてあげなきゃ!!」
「大丈夫、ほら、外を見てみ。もう外に親衛隊の人たちがいるわ」
「はや!」
「どうやら聖あくあ教もきたみたいね。ほら、ビラ配りと一緒にお祈りしませんか攻勢で、お店の周りにバリアを張って一般人が入れないテリトリーを作ってるわ」
周りの人達がチラチラと私達を見て何かコソコソと話していた。
は、恥ずかしい……! 居た堪れなくなった私は席から立ち上がる。
「い、行こ!」
私は自分からあくあに手を差し向ける。
「おう!」
私達はさっさと会計を済ませると、お店を後にした。
あーーーーー! なんか今日一番恥ずかしかった気がする。
でも、そのおかげか、少しだけ自然体に戻れた気がした。
「ほらほら、まだデートは始まったばかりなんだし、今日はいっぱい付き合ってもらわないとね」
私はいつもの距離感であくあの背中をグイグイと押す。
ふふっ、小雛先輩がいつもあくあにやってるから、真似しちゃった。
「任せろ!」
あくあは私の方へと振り向くと、いつもようにニコッと微笑む。
こうして私とあくあは久しぶりの休日に2人きりのデートを楽しんだ。
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