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白銀あくあ、4人でゲームしたら大変な事になった。

 配信開始まであと少し。

 PCのモニターに映ったコメント欄へと視線を向けると、もう既に多くの人が集まってきていた。


【待ってた】

【朝からずっと待ってた】

【ラーメン捗る:犬みたいに舌出しながら待機してました(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【開幕ノータイムでコメント削除されるやつw】

【わかっててやってるのか、それとも本能が制御できないのか……】

【捗るってなんで思った事をそのまま呟いちゃうんだろうな】


 隣のモニターには配信開始までの残り時間が表示されていた。


「みんな準備OK?」


 イヤフォンから阿古さんの声が聞こえる。

 声の感じを聞く限りは大丈夫そうだな。この前、倒れちゃった事を考えると、阿古さんがみんなを見てくれている分、俺が阿古さんをよく見てないといけないなと思った。


「はい、いけます!」

「うん。僕もいつでもOKだよ!」

「問題ない、我はいつでも準備OKだ!」

「チェック完了。問題なくいけます!」


 コンサートの時もそうだが、俺はこの何かが始まる前の空気感がとても好きだ。

 阿古さん、とあ、天我先輩、慎太郎の声を聞いても、俺と同じ高いモチベーションでいてくれる事がわかる。

 同じ熱を持ったメンバーやスタッフがいて、同じ熱を持ってくれるファンがいるから、この特別な空気感を作る事ができるのだ。

 その事をらぴす達、オーディションを受ける子達にも知って欲しい。

 だからこそ俺は、阿古さん達にオーディション合宿でユニットを組む事を提案した。


「それじゃあ私はチャットを抜けるけど、みんな、今日も楽しんで!」

「「「「はい!」」」」


 開始まであと1分。


「それじゃあ、今日もいつも通りに」


 俺はみんなに声をかけた。


「うん! いつも通りにね!」

「ああ! 今日もいつも通りだ!」

「ふっ! もし、何かあっても我がいるから安心しろ!!」


 先輩、それフラグですと心の中で突っ込む。

 多分だけど、とあや慎太郎も心の中で俺と同じ事を思っているんだろうと思うと笑みが溢れる。


【キター!】

【キタキタキター!!】

【まだきてないってw】

【フライング多すぎw】

【みんな気が早いんだよ】

【これだから未経験はがっつきすぎって言われるんだよ(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【ラーメン捗る:早いと男にもてねーぞ!(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【TOOOKA:みなさん自重してくださいね? 特にラーメン捗るさん】

【姐さんに怒られてる奴いて草w】

【名指しで怒られてる奴が知ってるやつで草w】

【始まるぞおおおおおおおおおおお!】

【クルクルクルクル!】

【ソムリエ:3!!】

【ゆかりご飯:2】

【乙女の嗜み:1!】


 配信開始までのカウントが0になる。

 俺は一呼吸分だけ間を置くと、できる限り平坦な感じで一言だけ呟く。


「はい」


 溜まったボルテージをマックスのまま行くのもありだが、今日は少し配信時間が長くなる可能性がある。

 だからみんなが疲れないように一旦ガス抜きをしたかった。


【あくあ君www】

【ローテンションきた!】

【あー様って配信の時、最初の挨拶は結構テンション低めが多いよね】

【このテンション低めのはいが結構好きなんだよね】

【どしたん? 話きこか?】

【一旦、お姉ちゃんのミルク飲む?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人3510の判断によって削除しました)】

【蝶々婦人:ママのミルク飲みますか?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【アクアマリン:本物のママのミルクも準備できます!(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人シトリンの判断によって削除しました)】

【ラーメン捗る:ぐへへ(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【お前ら少しは落ち着け!】


 何人かコメントが削除されている人がいるな。

 盛り上がりすぎちゃうのもいいけど、ほどほどにね。


「そういう訳で皆さん。今日はクリスマスフェスを前日に控えて、4人でゲームをしたいと思います」


 俺は画面を切り替えて今日遊ぶゲームのトップ画面を表示させる。


『LAST Survivor』


 ラストサバイバー、荒廃した世界にたった一つだけ残された島、その島と周辺海域で拾えるアイテムを使って日々を生きていくゲームである。


【淡々としてるw】

【事務!?】

【こーれ、完全に弄ばれてます】

【あくあ君ってそういうところあるよね】

【ふーん、そうやってお姉ちゃん達の事を惑わせるんだ?】

【私達は鯉と一緒、口ずっとぱくぱくしてる。早く餌ください!】

【ラーメン捗る:おい、ちょっと待って、さっきのぐへへだけで削除はおかしいだろ!!(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【捗るは落ち着けw】

【捗る? 一旦落ち着こうか?】


 俺は今日やるゲームの説明をする。

 ここは渡された資料を元に、自分なりの言葉に直して読み上げていくだけだ。


「というわけでね。本当は、これって何人かのグループに分かれて奪い合いとかもできるゲームなんだけど、今日はNPCと戦っていこうと思います」


 このゲームは100人とかそれくらいの規模でやれば面白くなる気がした。

 今度、阿古さんに提案してみるか。


「そういうわけで、今日は俺と一緒にゲームを遊んでくれる、陽気なメンバーを紹介するぜ!!」


 俺はここで少しだけテンションをぶち上げる。


【急にテンション高くなるやんw】

【こういうとこあるよな】

【陽気なメンバーw】

【わー、誰かな? 誰かな?】

【うわぁ! 楽しみだなあ!】

【みんなわかってるけど、乗っかってるの優しすぎだろw】

【ラーメン捗る:あ(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】


 コメント欄を見ると相変わらずノリが良い。

 大きなイベントとは違って、こういう配信系はファンとの距離感が近くなるのでまた違った良さがある。


「最初のメンバーは、弾ける笑顔! その元気で冬も夏にしちゃう!! 猫山とあだ!!」


 俺は通話チャットアプリに表示された猫山とあをオンにする。


「どうも……陽気なとあです……」


 テンションひっく! 俺の最初のくだりよりテンション低いじゃん!!


【全然陽気じゃないw】

【とあちゃんわかってるw】

【こーれ、わざとです】

【さっぶぅっ! 夏にしちゃうどころか真冬だよ!!】

【極寒とあちゃんきたー!】

【こいつら仲良すぎでしょ】

【あかん。動悸が出たからお薬飲まなきゃ】

【動悸を抑制するアクトア飲みます】

【アクトア? 私のもらったお薬のトアクアとは違うお薬なのかな?】

【猫好きさん:てぇてぇ……ありがとうございます。ありがとうございます】

【ラーメン捗る:あれ? もしかして、私の発言全部規制されてるんじゃ?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】


 よっし、気を取り直して2人目の紹介に行くか。


「続いて2人目のメンバーは、ハツラツ! 元気いーっぱつ! 俺のメガネはいつだって曇らない。陽気な黛慎太郎だ!!」


 俺は黛慎太郎の文字をオンにする。


「あ……どうもこんばんは。黛慎太郎です」


 慎太郎? どうした? なんか少し動揺してなかった?


【シンちゃんwww】

【2人のテンションの違いがわからなくて動揺したんだろうなぁ。かわいいなー!】

【マユシン君頑張って、多分まともなのは君しかいない】

【蝶々婦人:黛君、頑張って!】

【もー、2人が変なテンションで始めちゃうから、シンちゃんが巻き添え食らっちゃったじゃんw】

【段々というか最初からちょっとグダってきてるのもある意味でベリルって感じがして好きw】

【だいたいこの2人がコント始めると、黛君が犠牲になる】

【黛君、本当なら頑張ってテンション高めでいこうとしたんだろうなぁ。そういうとこ好き】

【ほんまこれだから、うちらのとあちゃんとあくあくんはw】

【ラーメン捗る:くっそー! これはきっと姐さんの仕業だな!!(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】


 よしっ! コメント欄は盛り上がってるな!

 俺はここでさらに畳み掛ける。


「はい、そういうわけで今日はこの3人でやって行こうかなと思います」


 お約束だけど、やっぱりやっておかないとね。


【先輩はw?】

【天我せんぱーーーーーい!】

【あくあ君?】

【あくあ様、1人忘れてるってぇw!】

【よりにもよって1番に元気さを出してくれそうな人をwww】

【これ、天我先輩も泣くでw】

【あくあ君、よく見て! うっすらともう1人見えない?】

【先輩が仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしますか?】

【あくあ君って結構先輩に甘えるよね。小雛ゆかりもそうだけど、こういう弄りも天我先輩だからあえてしてるでしょw】

【実は先輩に弱いって!?】

【ふぅ、高校三年生だけど乙女咲に転入します】

【業界の先輩の私、脈ある!?】

【ラーメン捗る:どうせ見えないなら遠慮なく行かせてもらうぜ、ぐへへ!】


 そろそろかなと思ってたら、俺がクリックするより先に天我先輩が乱入してきた。


「我、参上! 元気、やる気、呑気、陽気な天我アキラ、行きまーーーーーす!!」


 あ……。先輩のテンションが狂ってる。

 この雰囲気、間違いない。ベリルアンドベリルの時のハイテンションTENGAモードだ。


【呑気ってw】

【TENGA! TENGA! TENGA!】

【陽気なアキラ君から狂気を感じるのは私だけ?】

【天我先輩、一旦落ち着こっか?】

【色々考えてて思いつかなかったんだろうなぁ>呑気】

【呑気な天我先輩が想像しただけで心がぽかぽかした】

【あかん。もう出だしからして心配になってきた】

【悲報、まだ挨拶しか終わってない】

【これさぁ、明日のフェスが今から楽しみでテンションおかしくなってるんじゃない?】

【ベリルアンドベリルで朝バスケしてた先輩を思い出すw】

【こーれ、今晩も眠れませんwww】

【ラーメン捗る:は!? さっきのコメントは削除されてないだと!? まさか、姐さん、手動で私のコメントだけ良く確認せずにピックアップ削除してるのか……?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】


 とあは寝起きで低血圧だからテンション低いのも仕方ないけど、先輩、これちゃんと寝てるのか?

 俺達はこの配信が終わった後、すぐに夜間リハーサルに行く予定だ。途中でぶっ倒れなきゃいいけど……。

 阿古さんも気がついてるかもしれないけど、一応、マネージャーの垣内さんに連絡入れとこ。


「そういうわけで、改めてこの4人でラストサバイバー、やっていきたいと思います!」

「うおおおおおおおお!」

「おー!」

「ぉ〜!」


 俺は今日のゲームの目的をみんなに説明する。

 まずは島でのサバイバル生活の基盤を整えて、最初の目的地である海上油田を捜索することだ。

 他にももっとしなきゃいけない事があるけど、今日はここまでだと決まっている。


「そういうわけで、みんな、また後でな」


 俺はチャットアプリを閉じると、ゲームにログインする。

 まずはキャラクリエイトだけど、ゲーム会社の人とベリルのスタッフが頑張ってくれて、俺達4人にそっくりなアバターを作ってくれた。つまり、操作するキャラクターの準備をすでに整えてくれているので、そこはスキップする。


「おー、ここがそうか。って、俺、装備が布切れだけじゃん!!」


 立っている自分の姿をぐるぐると回転させる。

 おぉー、凄い。ちゃんと顔も俺っぽくなってる!


【うぎゃあああああああ!】

【これ放送していいんですか? これ放送していいんですか? これ放送していいんですか?】

【ラーメン捗る:わりぃ嗜み(キッズ)はお休みの時間だぜ。ベイビー!】

【ソムリエ:これ大人向けゲームですか!?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【3510:●REC】

【管理人が暴走しててワロタwww】

【AIなのに下心がありすぎるwwwww】

【興奮し過ぎて今晩寝れないかも……】

【ちょっとお花摘んできていいですか?(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【お前ら、気持ちはわかるけど欲望を外に出すな! 最初の頃の謙虚な私達を思いだせ!!】

【さすがベリルだぜ。ゲームを起動して数秒でわからせてくる】

【あくあ様のゲーム配信、一度たりとてまともだった事がない】

【総理:非実在性青少年なのでセーフ! 何かごちゃごちゃ言う人がいたら、私がロケットランチャー持って都庁に乗り込みます!!】

【総理wwwww】

【総理がいいって言うなら大丈夫でしょ】

【この前、例の土下座チャレンジした行方法務大臣が合法を連呼してるから大丈夫でしょw】

【ゲーム内の画像だけで国が揺れているwww見たか世界、これが私たちの国だ!!】

【最高だな!!】


 とりあえずまともに着れる服を確保しなきゃな……って、あれ? 他のみんなは?

 そういえば周りに誰もいなくないか?

 俺は浜辺に1人、ぽつんと立っていた。


「おーい、みんなー、どこー!?」


 周囲に誰もいないのか俺の呼びかけに誰も反応しない。

 ゲーム内ボイスチャットはある程度、距離が近くないと聞こえないから、スタート地点が思ったよりバラけているみたいだ。


【あくあ君、左下!】

【あくあ君ー! 左下! 左下!】

【こういうときは全体チャットだよ!】

【左下見てー!】


 ん? 左下? あっ、なんか書いてあるぞ!


[猫山とあ:ボイスチャットは近場じゃないと使えないけど、文字だけならゲーム内で会話できるよ]

[天我アキラ:我、森の中、変な動物の声、聞こえる。タスケテ……ウゴケナイ]

[黛慎太郎:今、微かに、あくあの声が聞こえた気がする]


 おっ、なるほどね。こういう事か!


[白銀あくあ:とりあえず、近そうな慎太郎と合流するわ]

[黛慎太郎:了解した]

[猫山とあ:まずはみんな合流しよう、僕、F5だけど資源取りに行きやすいG7あたりで拠点作りたい]


 俺はマップの画面を開く。

 とあの言うF5やG7とは地図の座標の事だ。地図を碁盤の目になるように格子状に区切り、マップの左上がA1、右下あたりがZ26になる。俺のポイントはと……Dの10かそこそこ近いな。


【ラーメン捗る:嗜みのD、了解! でもあいつ最近ちょっと膨らんできてるんだよなぁ(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人TOOOKAの判断によって削除しました)】

【捗る、お前はさっきから何してるんだ?】

【捗るのコメントほとんど削除されてるんだが】

【乙女の嗜み:なんか嫌な予感がする】

【どうせまた、しょうもないこと言ってるんだろ】


 最初に全員集まってからと考えていたけど、このゲームの経験者でもあるとあに頼んで、先に拠点を作ってもらったほうがいいかもな。


[白銀あくあ:俺はDの10。とあ、俺は慎太郎と合流してからそっち行くから、そのまま拠点作ってていいよ]

[猫山とあ:うん、わかった]

[黛慎太郎:僕もDの10だ。了解した。ところで天我先輩は?]

[白銀あくあ:あ]

[猫山とあ:あ]

[天我アキラ:我、Pの3]


 遠っ!

 なんで1人だけそんな変なところにいるんですか……。


【1人だけ足並みのそろわない先輩www】

【これが先輩と後輩3人の距離感です】

【しっ! そんなこと言ったら、アキラ君が可哀想でしょ!】

【猫好きさん:あっ、あっ、あっ……ありがとうございます。ありがとうございます】

【さっき、とあちゃんもあくあ君も完全に天我先輩の存在を忘れてたでしょ】

【我に任せろ! → 1人だけ行方不明wwwww】

【先輩ちゃんとフラグ回収しててえらい!】

【ここまでが完全に綺麗な流れでうけるw】


 先輩は心配だけど、まずはこっちの3人が合流することを最優先にしよう。


[白銀あくあ:先輩、これそうならこっちにちょっとでもいいから寄ってきててください。俺達は先に合流して、迎えに行けるように装備を整えますから]

[天我アキラ:わかった。我、待ってる]


 俺は自分の中で状況を整理する。

 まずは近くにいる慎太郎と合流。その後に、とあが拠点を作ってくれているところへと向かう。装備を整えて天我先輩を迎えに行く。うん、まずはここまでだな。


「おーい! 慎太郎ー!」


 俺は声を出しながら周辺を捜索する。

 その途中で、海岸沿いに漂着したと思わしき樽を見つけた。

 これって、中に何か入ってるのかな?

 俺は樽をクリックする。

 すると中から、衣服のようなセットが出てきた。


「やった! みんな、服ゲットしたぞ! これでこの布切れとはおさらばだ!!」


 俺は少しまともなボロい服を着る。

 なんか色々と千切れてたりするけど、まあ、ないよりマシだよな。うん。


【あーあ】

【服きちゃった……】

【はい、解散】

【くっそー、誰だよあんなところに樽を転がせてた奴】

【もうずっと布一枚でよかったのに……】

【お前らさあwww】

【欲望に忠実な奴らが多くてワロタw】

【一気にテンション下がってるのなんなん】


 あれ? コメントなんか盛り下がってない?

 俺の気のせいかな?


【ラーメン捗る:いや、これはこれでボロきれが襲われた事後みたいで……】

【あっ】

【あ】

【あー】

【ああ!】

【捗る……お主、やっぱり天才だったか!】

【やっぱ捗るだけがモノホンだってわかるわ】

【姐さん! 削除忘れてるよ!!】

【あかん、想像したら俄然興奮してきた(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人3510の判断によって削除しました)】

【捗るとか言う奴、いつも私達を開拓しててクソワロタw (この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人3510の判断によって削除しました)】

【管理人、人が足りてないのか判断が鈍くなったり、曖昧になったりしてるなw】


 うん、俺の気のせいだったな。

 なんか知らないけど、盛り上がってるみたいだし大丈夫っぽそうだ。


「おーい、あくあー! どこだー!」


 あっ、慎太郎の声が聞こえてきたぞ!

 俺も大きな声を張り上げる。


「慎太郎ー! ここだー! 俺はここにいるぞー!」


 声の方向へと視線を向けると、浜辺近くの崖の上に人影が見えた。


「慎太郎!!」

「あくあ!」


 うおおおおおお。ただ、ゲームの中で出会っただけなのに、なんかめっちゃ嬉しい。

 慎太郎はゆっくりと崖を降りると俺の方へと近づいてくる。

 手にはどこで拾ったのか知らないけど、モリのようなものを持っていた。


【マユシン君の海パン姿きちゃああああああああ!】

【はい、私、大歓喜】

【海パンでモリを持ってるシンちゃん、すごくワイルド……】

【海の男シンちゃんに新境地を開拓されそうな私】

【くっ、なんで眼鏡をかけてないんだ!】

【スタッフー! 1番大事なアイテムの装着を忘れてるぞー!!】


 ん? メガネ?

 あっ、そういえばさっきの樽の中に……。


「慎太郎、いいものやるよ、これ、拾って」

「ん? なんだ……? ああ……!」


 俺は慎太郎のキャラをジッと見つめる。

 すると、目の前に居た慎太郎のキャラがスチャっという効果音と共に顔に眼鏡を装着した。

 おっ、ちょっとだけレンズが割れてるけど、これでいつも通りの慎太郎だな。


【さすあく】

【やっぱり、あくあ様はわかってるんだよなあ】

【これだよこれ】

【私達のマユシン君きたー!】

【海パン、メガネとか最高かよ!】

【この自宅に帰ってきたかのような安心感、最高です】

【ちゃんと合流前にさっきの樽で眼鏡拾ってるの流石すぎるわ】

【開発者:ちなみにメガネはレアアイテムです……嘘でしょ……】

【開発者www】

【開発者がもうたじろいてて草w】

【>開発者 はい、リラックスリラックス。これからが本番だから頑張って】

【あくあ君が奇跡を起こすのは呼吸と一緒。聖あくあ教のお姉さんが言ってた(この発言には不適切な表現が見受けられたために、管理人3510の判断によって削除しました)】


 慎太郎と合流した俺は、とあのいる座標G 7へと向かう。

 その道すがら、落ちている木の枝や石などのアイテムを拾ってアイテム欄を潤していく。

 きっとこういうのもアイテムを作成するクラフトで使えるはずだ。


「あっ! 慎太郎、あっち!」

「おぉ、建物のようなものが建っているが、あれが拠点か?」


 プレハブ小屋のようなシンプルな作りだけど、ちゃんとした建物が建ってる!

 座標的にもあれがとあの建ててくれている拠点だろう。


「あっ、みんなー!」

「とあー!」

「やった! 合流だ!」


 俺たちは近づくと飛び跳ねて喜ぶ。

 最初1人だったのはちょっと寂しかったけど、3人合流するといつもの感じになってきたぞ。


【やったー!】

【あくあ様の無邪気さにやられる】

【ちぃっ! とあちゃん、ちゃんとした服着てて残念……】

【マユシン君、めっちゃ喜んでてかわいい!】

【とあちゃんが服着てて、ホッとしたような、がっくりきたような……】

【まーた、とあちゃんに弄ばれてて草w】

【いい……もうベリルの男の子になら弄ばれてもいい】

【みんなが楽しそうで、私もニッコリ】

【みんな、良かったねー!】

【あれ? みんな、1人忘れてない?】

【天我先輩……ぼそっ】

【みんな天我先輩の事を忘れてて草w】

【みんなー! 先輩のこと思い出してあげてー!】


 あっ……。

 俺はジャンプしていたボタンから指を離す。

 先輩の事、完全に忘れてたわ……。


【こーれ、完全に忘れてました】

【ウケるwwwww】

【とあちゃんまでwww】

【これ、マユシンくんも普通に忘れてましたw】

【先輩が可哀想……とも思わないんだよね】

【仕方ない。フラグ立てまくった先輩が悪い】

【死んで再リスポーンした方がまだいいんじゃ】

【リスポーンしてもベッドで寝ない限りセーブされないからリスポーン場所の初期値は変わらないよ】


 俺はチラリと左下のゲーム内全体チャット欄を見る。


[天我アキラ:S・O・S! S・O・S!]

[天我アキラ:森から抜けたと思ったら断崖絶壁だった]

[天我アキラ:みんな、どこ……?]

[天我アキラ:しょうがないので引き返して森の中に戻る。動物の声がうるさい]

[天我アキラ:みんな、まだ……?]


 ……よしっ!


【今、よしって顔した!】

【見なかったことにしやがったwww】

【早く天我先輩を迎えに行ってあげて!!】

【リアルでもぼっち、ゲームでもぼっち、天我アキラ先輩の応援をよろしくお願いします!】

【先輩、頑張って! 早く迎えに行ってあげてー!!】

【もう先輩の事は諦めよう】

【先輩はなかったことに】

【コメント欄も先輩の事を見捨てようとしてて草w】

【先輩wwwww】

【開始前に調子に乗ってフラグ立てるからw】


 とりあえず先輩を迎えにいくためにも装備を整えなきゃな。

 迎えに行く時に注意しないといけないのはNPCの敵キャラ達だ。オオカミやクマなどの獣も居れば、同じラストサバイバー、つまり人型の敵キャラも居る。

 そいつらと戦うための武器も必要だ。そして、それよりも前に飯と水をどうにかしないといけない。


「とりあえず俺、飯になるようなものを探してくるわ」

「じゃあ僕は人数分の武器を作るよ。後、拠点も留守の時に襲撃されちゃいけないから強化しとく」

「それなら僕は、水を調達してこよう。クラフトで濾過装置が作れそうだし、そっちも任せておいてくれ」


 さすが、とあと慎太郎だ。頼りになるな。

 ぶっちゃけ、俺たちだけでどうにかなる気がしたけど、気のせいという事にしよう。


【あれー? これもしかして、天我先輩いらないんじゃ……】

【3人だけで役割分担出来てて草w】

【先輩www頑張ってwwwww】

【左下の全体チャット欄を1人で独占してる天我先輩草】

【先輩、全部の行動を全体チャット欄に書いてくれるから、小学生の日記帳みたいになってるwww】

【あくあくーん、できるだけなるはやでお願いー!!】


 流石に先輩がずっと1人は可哀想だし。

 設定された目標を達成するためにも、早く天我先輩を迎えに行かないとな。


「くっ、魚がなかなか捕まらない」


 慎太郎から貰ったモリを持って俺は海に潜るが、思ったように魚が獲れない。

 というかこのキャラ、2分も潜水できないのかよ!

 くっそー、リアルの俺なら10分は確実に潜れるのに!!


【あくあ君、がんばれー!】

【リアルのあくあ様の潜水時間は10分以上、ちなみにホゲ川も同じくらい潜れます】

【あくあ様、バケモンかよ……】

【ホゲ川とあくあ様のフィジカルだけはガチw】

【あくあ様とホゲ川は、割とガチで筋肉番長とKUNOICHIに出て欲しいwww】

【あの2人なら、前人未到のKUNOICHI全ステージクリアできそうw】


 魚を獲るのは諦めよう。釣具か長く潜れるボンベを作らないと不可能だ。

 そこらへんの森で木の実とか探すか……。

 俺は森の中に足を踏み入れると順調に木の実を採取していく。

 その途中で俺はとあるものを見つけてしまった。


「やった! 自生してるトウモロコシとカボチャだ!!」


 俺は採れるだけカボチャやトウモロコシを採取すると、拠点へと意気揚々と帰っていく。


「あくあー、おかえりー!」

「おう! ただいま!!」


 ふぅ、なんとか迷子にならずに戻ってこれたぞ。


【あっ、あっ、あっ】

【猫好きさん:ありがとうございますありがとうございます】

【猫好きさん、さっきから感謝しかしてなくて草】

【気持ち、わかるわ】

【くっ、おかえり、ただいまとか、新婚かよ!】

【動悸がしたのでアクトア飲みます】

【トアクア飲んできまーす!】

【動悸民、一定数いてクソウケるw】


 俺が持ってきたアイテムを拠点で整理していると、水の生成に成功した慎太郎が戻ってきた。

 拠点の窓から外を見ると暗くなってきたので、迎えにいくのは夜が明けてからにするか。

 それくらい夜に外を探索するのは危険だからだ。


[天我アキラ:外が暗くなってきた……]

[天我アキラ:狼の鳴き声が聞こえる]

[天我アキラ:やった! 火を起こしたぞ!]

[天我アキラ:動物達が火を怖がって近づいてこない]

[天我アキラ:喉が渇いてきたな。さっき拾った荷物の中に入っていた水を飲もう]

[天我アキラ:食事はその辺で落ちていた木の実でいいか]

[天我アキラ:今のうちにさっき拾った石でナイフを作っておこう]

[天我アキラ:ずっと動物達が周囲をうろついてるな。木の上で寝よう]


 あれ? 天我先輩の1人サバイバル生活が始まってませんか?

 これ、もしかして迎えに行かなくてもいいんじゃ……。


【天我先輩wwwww】

【こーれ、結構楽しんでますw】

【この適応能力の高さよ】

【ラストサバイバー天我アキラ……カッコ良すぎでしょ】

【TENGA! TENGA! TENGA!】

【あっちもあっちで面白そうwww】

【早く合流してあげてw】

【もう30分以上経ってるのに、いまだに合流できてないwww】


 俺は時間を見ると、隣のとあに話しかけた。


「なぁ、とあ?」

「ん? 何、あくあ?」

「これさ、今日中に終わるか?」

「下手したら、明日の朝までかかるかも……」


 あかん。これはあかん。

 確実に明日のクリスマスフェスに支障をきたしてしまう。

 それどころかリハにも間に合わなくなる。


「ヨシっ! 助っ人呼ぶぞ。誰か暇そうな人、探してみるわ」


 俺は阿古さんに許可を取ると、適当に携帯の履歴をスクロールさせる。

 おっ! そういえばこの時間は休みだって言ってたな。

 さっきコメント欄にもいたし、きっと大丈夫だろう。


「一人だけ暇そうな人見つけた」


 連絡を入れるとすぐに来てくれるとの事で俺はスタート地点で設置して待つ。

 途中参加組はリスポーン地点、つまりは沸き場所を設置すると、そこに出現してくれるからだ。


【これは仕方ないw】

【明らかに朝までコースだもんね】

【流石に明日のフェスに備えて私達も朝までオールはきついw】

【誰がくるんだろ?】

【ミシュ様来るかな!?】

【玖珂レイラさんとか!?】

【まさかの嫁なみ……】

【社長の召喚もあり】

【うわー、誰がくるのか楽しみだなー】


 ピコーン!


『hogekawa_kaedeさんがログインしました』


 俺が助っ人で呼んだのは楓だ。

 前に話した時に家では結構ゲームしてるって聞いてたし、今は少しでも人の力を借りたい。


【はい、解散】

【よりにもよって選択肢の中で1番役に立たなそうな助っ人きたー!】

【あくあ君、それ助っ人じゃなくて足手まといだよ】

【森川ソムリエ:嫌な予感がしてきました。ちなみに名前がhogekawaなのは、morikawaのIDを他人が使用してるからです】

【ウケるwww】

【本物の森川楓のIDが偽物で、ホゲ川のIDが本物なのワロタw】


 あれ? なんか楓の動き、ぎこちなくない?

 カクカクしてるというか、体の動きと視線の動きがあってないような。


「ごめん、今になって肩が痛くなって、片手で操作してるから……」


 あっ……。


【使えねええええええ】

【ローション相撲の弊害再びwww】

【そういえばこいつ、鎖骨骨折してたわw】

【あかん。足手纏いが増えただけや!】

【今になって痛むとか鈍いにも程があるwww】

【森川さあwww】

【ラーメン捗る:森川は、役に立たない、船降りろ】

【捗るの俳句www】

【唐突な俳句wwwww】


 くっ、新しい助っ人に誰かいないか!

 俺が知ってる人で、他に迷惑をかけない人となると……。

 そんな事を考えていると誰かがログインしてきた。


 ピコーン!


『ゆかりご飯さんがログインしました』


 あかん、文字を見た瞬間に確信した。


【きたああああああああああああ!】

【ウッヒョー!】

【盛 り 上 が っ て き ま し た !】

【ゆかりご飯さんwww】

【ついにきたw】

【あー様、小雛ゆかりは鉄板w】

【森川の登場の後というのがまたw】

【こーれ、また森川乗っ取られますwww】

【森川←前座、小雛ゆかり←本命の方程式が出来上がりつつあるな】

【これもう絶対に面白くなるやつじゃんw】

【別の意味で朝まで確定きたwwwww】


 俺は小雛先輩のキャラに近づくと、キーボードを連打して屈伸する。


「先輩、お疲れ様でした!」

「ちょっと! 何、帰そうとしてんのよ!! 返品不可よ!」


 さすが先輩、レスポンスが早い。


【あくあ君www】

【あかん、最初からおもろいw】

【あのさぁwww】

【このコンビは反則w】

【どっちもアドリブと切り返しがうまいんだよなぁw】

【これ、朝までコースですか?】

【最初から息ぴったりで助かるw】

【呼ばれてもないのに勝手にくる。これが小雛ゆかりさんです】

【ゆかりご飯さん、暇なんですか?】

【大女優じゃなくてただの暇人やんけw!】


 あかん、このままじゃ大惨事になってしまう。

 俺は続け様に楓と小雛先輩の面倒見てくれる人を召喚する。


 ピコーン! ピコーン!


『月街アヤナ@eau de Cologneさんがログインしました』

『カノン・スターズ・ゴッシェナイトさんがログインしました』


 よくきてくれた2人とも!! 俺はもう少しで感謝のハグをしそうになった。


【カノン様、旧姓のままになってる】

【という事は経験者か!? これはまさかの強力な助っ人がきたぞ!!】

【アヤナちゃん、小雛ゆかりの面倒見るためだけに召喚されてて草www】

【アヤナちゃん頑張ってw】

【やっとまともなのが来た!】

【これで勝つる!】

【どんどん人増えてるのに、天我先輩だけソロなの草w】

【孤独を愛し、孤独に愛された男、天我アキラ、こんな事を普段から言ってるから……】


 俺は畳み掛けるように、ちゃんとした助っ人を召喚する。


 ピコーン!


『鞘無インコさんがログインしました』


 同じゲーム実況者のインコさんはこのゲームの経験者だ。

 というかプロ並の腕がある。本当はもしもの時のコーチとして裏で見てくれていたんだけど、これはダメだと思ったのか、助けに来てくれた。


「私がきたからには、もう安心してええで!!」


 インコさーん!! 本当に頼りになります!


【インコちゃんきたー!】

【インコはガチ勢だから安心する】

【ここでまさかのインコ】

【これで勝つる!!】

【頼んだぞインコ!!】

【インコ、デュエットオーディションにも出るけど、こっちもやるのか。大変だな。】

【インコが来たらもう大丈夫でしょ】

【流石にこのままだと本当に朝までコースだったからありがたい】


 ふぅ、とりあえず、これでどうにかなりそうかな?


「あんた達じゃ頼りないから、私も助っ人呼んであげたから感謝しなさい」

「は?」


 小雛先輩?

 この人、また余計な事をしたんじゃ……。


 ピコーン!


『ラーメン捗るさんがログインしました』


 ん? この人って、確かいつもコメント消されてる人じゃ……。

 えっ!? 小雛先輩の知り合いなんですか? っていうか、え? 一般リスナー呼んでいいんですか?


[ya yaa]


 なぜアルファベット!?


【うわあああああああああああああああああああ!】

【嘘……だろ……?】

【これ、あかんってwwwww】

【えっ? 小雛先輩と捗るって知り合いなの? え?】

【とんでもない助っ人キタコレwwwww】

【いやいやいやwwwwいやいやいやいやwwwwwwwww】

【ちょっと待て、これ大丈夫か!】

【TOOOKA:は?】

【姐さんガチの、は? だろ。これwwwww】

【もう姐さんも入れ、あと姐さんで全部揃うw】

【ホゲ川、ゲームの顔もホゲってるwww】

【捗る、間違っても垢BANだけはされるなよ!】

【捗る、降臨!】

【あくあ様と捗るの絡みなんてどうなるのか想像できねぇw】

【熱い展開きたな】

【あくあ様と捗るの対面だと!?】

【こんな事があっていいのだろうかwww】

【待って! これはまずいってぇwwwww】

【こーれ、収拾不可能が確定ですw】

【捗る、お前、マジかw】

【捗る、小雛ゆかり、ホゲ川、あくあ君、何が起こってもおかしくねーぞこれw】

【あかん、ゲームってレベルじゃねぇぞこれ!】

【こんなことになるなんて誰が想像しただろうかw】

【掲示板民、これまでにないほど盛り上がるwww】

【なるほど、これがラストサバイバーかw】

【本当のサバイバルが始まったwww】

【え? また、ベリルお得意のデスゲームですか?】

【ラーメン捗るとかいう、最強の一般リスナーさんきたw】

【スタッフ、どうにかして止められなかったのか】

【小雛ゆかりの暴君は誰も止められないwww】

【公式配信に一般人、普通ならここで配信終了だよ】

【ここで配信終了しないのがベリルで、あくあ君なんだよ。だから最高なんだよねw】

【ベリルとあー様にタブーの3文字なしw】

【はい、朝までコース確定した】

【ワーカー・ホリック:イテ……イテテテテ……胃が……】


 うわっ、なんか知らないけどコメント欄が爆速で盛り上がってる。

 もう何を書いてるのかもわからないほどだ。

 くっ、とりあえず好反応っぽいし、このままいけるか?


 や、やるしかねぇ!


 こうして俺たちの夜は更けていく。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 捗る配信デビューwww
[良い点] インコ来た!これで勝つる! カノンちゃんとアヤナさんを合わせた比較的常識人(?)枠の三人を持ってしても…やばそうなカオスなゲスト陣たちに一体どんな展開になってしまうのか。次回更新も楽しみで…
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