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黛慎太郎、女の子の事がよくわからない僕。

「一色さん、3番テーブルにハニーレモンソーダお願い」

「了解」

「のどかちゃん、7番テーブルのパンケーキまだぁ?」

「つーちゃん、待ってあと少しでできるから」


 とあやあくあが演劇部の劇に参加するために居なくなると、喫茶店の中は劇のチケットが取れなかった人で賑わいを見せる。男装をして接客を手伝ってくれていたカノンさん、クレアさん、ペゴニアさんも劇を観に行って居ない事もあり,この時間帯は僕と男装したアヤナさんの二人が軸になって接客を回している状態だ。


「黛君4番テーブルお願い! リクエストは2番で」

「わかった」


 クラスメイトの吉野さんに指示されて4番テーブルへと向かう。


「この僕を呼びつけるなんて、貴様中々いい度胸してるじゃないか」

「は、はひ……すみません」

「き、ききききた、これがクロズミさん……」


 正直、来てくれてるお客さんに対してこんな言い方をしていいのかと思ったが、お客さん達が喜んでくれているのを見るとこれで正解なんだろう。

 あくあもお客さんが喜んでくれるのが1番だと言ってたし、それがわからないから僕はまだまだ勉強不足なんだと思った。

 たとえばあくあは僕のようにこうやって予めリクエストされなくても、お客さんの望んだものを見せてくれる。もしくは、お客さんの想像した以上のもので上書きしてくれるのだ。

 そんな僕がどうすればお客さんの望んだ接客ができるのかとクラスメイトに相談したところ、みんなと一緒になって考えて思いついたのがこの方法である。

 お客さんには僕を呼ぶ前に、予めどういうキャラクターで来ればいいのかを番号で指定できるようにしたのだ。

 たとえば今回リクエストされた2番のキャラクターは、お金持ちのお坊ちゃんタイプである。


「僕の名前は黛慎太郎だ。お前らの名前は? どこから来た?」

「あっ、あっ、あっ、えっと、えっと……山野かよ、大学1年生です。隣にいるのは妹です」

「や、山野ちゆです。中学2年です。よろしくお願いします!」


 へぇ、姉妹で来たのか。仲がいいな。

 僕は思わず笑みを溢しそうになったが、慌てて我慢する。

 せっかくみんなで考えてくれたキャラクターなのに、自分で崩すわけにはいけないからな。

 僕は山野姉妹の事を観察するためにじっと見つめる。

 山野姉妹は緊張しているのか、テーブルに置かれた物を見つめるだけで一切手をつけようとはしない。

 それどころか基本的には視線を合わさず、たまにこちらをチラリと見たかと思えば、恥ずかしがってまた視線を逸らしてしまう。

 くっ……これがあくあなら、緊張をほぐすために妹さんの方を膝に乗せたり、お姉さんの方を抱き寄せたりするのだろうけど、僕にはそんな高等テクニックはできない! どうすればいい? 考えるんだ慎太郎、お前にできる方法を探すんだ。


「ほら、ボケッとした顔してないでさっさと食え。僕はこう見えて忙しいんだ。それともお前には僕が時間を消費するだけの価値があるのか?」

「す、すみません」

「ごごごごめんなさい……」


 すまない! 僕は心の中で目の前のお客さんに謝る。

 こんな横暴なキャラクター、絶対に接客業に向いてないだろ。

 それでもこれは前振りとして必要な事なんだ。

 僕はテーブルの上に手を伸ばすと、お姉さんが注文したアイスカフェオレへと手を伸ばす。


「え、あ……それ、私の……って、うぇ!?」


 僕はお姉さんが注文したアイスカフェオレのグラスを手に持つと、ストローをお姉さんの口先へと向ける。


「仕方のないやつだ。僕がストローを持っててやるから、さっさと飲め」

「ふぁ、ふぁい」


 頬を赤らめたお姉さんは、瑞々しい唇でそっとストローの先端を咥える。

 ちなみにストローに折れ曲がったところより先の部分、お姉さんの口元近くを手で握って支えるなんて衛生的にどうなんだと思う人もいるかもしれないが、それは大丈夫だ。

 僕はこういう時の事を想定してちゃんと手袋をつけている。だから今にも僕の指がお姉さんの唇に触れてしまうほど近くても何ら問題がない。


「やべぇ……そういえば黛くんもベリルだった」

「やっぱ、ベリルって頭がおかしいんだ」

「あくあ様だけじゃなかった」

「あのお姉さん堕ちたな」

「いや、あんなのされたら誰だって堕ちるよ」

「くっ、油断してた。黛君もベリルだった」

「ベリルをおかしな団体扱いするな!」

「そういう意味じゃ聖あくあ教もベリルも同じレート帯な気がする」

「つまりその中心点にいるあくあ君が1番おかしくてやばいってわけね。了解」


 周囲のテーブルを確認すると、どこもお客さん同士の会話で盛り上がってる。

 流石に会話の内容までは聞こえないが、表情を見る限りみんな嬉しそうに喜んでいた。

 あくあがいないから申し訳ないと思っていたが、お客さん達が十分に楽しんでくれているのであればそれで問題ない。


「ほら、口元にカフェオレがついてるぞ」

「あっ……」


 僕はポケットから取り出したハンカチで、お姉さんの唇についたカフェオレをそっと優しく拭き取る。

 くっ……あくあならもっとスマートにできるのだろうが、僕はそこまで器用じゃない。

 だから、もう片方の手でお姉さんの顎の部分を支えるようにして、お姉さんの顔を上に向けてからハンカチを使った。


「キスよりエッチな事してるじゃん……」

「マユシン君が知らない間に成長してて、お姉さん今すごく戸惑ってます」

「これヘブンズソードの最後、すげーことになってそう」

「あー、これはまずいですよ。黛くん」

「ベリってる。ベリってる」

「これエロ漫画なら、責任取れよオラって男の子を脅す展開……」

「わかる。乙女を弄んでじゃねーぞ、罰としてわからせるからこっちこいて密室に連れ込む奴よね」


 お姉さんのアイスカフェオレをテーブルの上に置いた僕は、妹さんの方へと視線を向ける。

 む……妹さんが注文したのはアイスクリームだが、こちらの様子をずっと伺っていたのか半溶けのようになってしまっていた。これはまずいと、僕はアイスクリームのグラスを手に取ると、備え付けのスプーンで掬って妹さんの方へと向ける。


「ほら、お前も早くしろ。せっかく注文したアイスクリームが溶けるぞ」

「ふぇ……」


 妹さんは僕の顔をじっと見つめながら、パクリとスプーンごとアイスクリームを咥え込む。

 おっと……僕がアイスクリームを掬いすぎたせいで、垂れたアイスが妹さんの厚手の黒タイツの上にポタポタと落ちていく。謝らないと……と、思ったが、そうじゃない。僕はあくまでもリクエストされたキャラクターを演じ続ける。


「鈍臭いやつめ。僕の方ばかり見てるからこうなるんだ」


 僕は手に持っていたもう一つのハンカチで妹さんの太ももの上に落ちたアイスクリームを拭き取る。


「やれやれ、アイスクリームもまともに食べられないとはな。ほら……もっと近づいてこい。この僕が食べさせてやるんだから光栄に思えよ」

「ふ、ふへ……」


 いや、流石にこれは不味いだろうと思ったが、妹さんの口元はさっきから緩みっぱなしだ。

 嘘だろ……女の子はこういうのが好きなのか? それならあくあや僕達がしようとしている事は……いや、でも何かがおかしい。彼女達が見せる笑みは、高圧的な男性に対して見せる少し引き攣った笑いとは明らかに違う。お姉さんの方もそうだが、妹さんは本当に心の底から喜んでいる顔をしている。


「完全に餌付けじゃん……」

「シン君、野良猫にエサやりしたら、ちゃんと責任とって飼わなきゃダメだって、お姉ちゃん言ったでしょ?」

「あーあ妹ちゃん、これはもう戻れなくなる」

「もうあのタイツとか一生洗えないよ。というか自分の匂いがつく前に早く脱ぎたいに違いない」

「お姉さん、ストロー持ち帰りたそうにしてる……」

「あっ、黛君が見てない間にスッとストローをティッシュで包んでバッグの中に入れた!」

「気持ちわかります」

「なるほどね。初日組が体が熱くなるからアイスティーとかアイスコーヒー頼めって言ってたのはこういうことか。そりゃ体も火照りますよ」

「こーれ、ヘブンズソードのクライマックスの頃にはとんでもない事になってます」

「ちょっとATM行って全財産下ろしてくる」

「心配しなくてもこれ全部、あくあ君の奢りだから大丈夫だよ」

「そういえば教室の前にあった看板に書いてたよね。すまない。今は店を空けてて俺はいないから、その代わりと言っては何だが、今日は全部俺の奢りだ。好きなだけ食べていけって……」

「掲示板でも話題になってたけど、昨日から全部あくあ君の奢りらしい」

「文化祭でやることじゃないよ。明らかにファン感謝祭以上のサービスじゃん」

「男の子にお金を出そうとしたら奢られた。何を言ってるのかわからないけど、これは事実です」

「一年前の自分に言っても絶対に信じなかっただろうな」


 僕は妹さんに残りのアイスクリームを食べさせた後にテーブルの上に置く。

 さてと、そろそろ時間だ。次のテーブルに行かないといけない。


「ふん、まったく姉妹揃って手間のかかる奴らだ。帰りは気をつけて帰れよ。きょ……今日は来てくれてありがとな」


 僕は手袋を脱ぐと、ハンカチと一緒にその場に置いた。

 何故かは知らないけど、このハンカチと手袋は持ち帰れるようなシステムになっているらしい。

 クラスメイトの新野さんからはこれはSDGsだから、今こういうリサイクルをしないとうるさいからと説明された。

 さて、次のテーブルはと……それにしても多いな。流石にそろそろ回らなくなりそうだ。

 僕がその分頑張らないといけないと気合を入れ直していたら、入り口の辺から女性の歓声が聞こえてくる。


「待たせたな!」


 振り返るとそこに立っていたのは天我先輩だった。

 黒色のシャツに、同じ色のネクタイとスーツ、革靴から靴下まで全部黒である。

 ただ、やたらと生地が光沢してるというか、一言で言うとすごく派手な感じだった。


「夜の帝王、天我アキラ見参!」


 先輩、夜の帝王って何ですか?

 いつもの僕ならこう聞いていただろう。

 でもとあ曰く、そういうのは聞かない方がいいらしいので、敢えて触れない事にした。


「漆黒の夜を照らす我に群がる蝶達の相手は我に任せよ!」


 だから『先輩、まだ外は明るいですよ』『むしろ先輩の服装は夜の方じゃ……』なんてツッコミはしちゃいけない。

 先輩は無駄に大袈裟な動きで両手を広げると、片方の手を後ろに回し、もう片方の手を胸に置いて軽く会釈する。


「さぁ、アキラ・イン・ワンダーランドの開演だ!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」

「TENGA! TENGA! TENGA!」


 なんかよくわからないけど、お客さん達はものすごく盛り上がってた。だからこれで正解なんだろう。

 いや、いやいやいや……そもそも天我先輩はお客さんじゃないのか? お客さんに接客させるのは流石にまずいんじゃないかと思ってたら、すぐに文化祭実行委員の人が来てOKですと言っていった。


「ふむ、こんなこともあろうかと思ってな。今日は接客を待っている間、みんなで楽しめるものを持ってきたぞ!」


 そう言って天我先輩がテーブルの上に置いたのは、クジェンガと呼ばれる玩具だ。

 小さな木の角材を3本セットにして交互に積み重ねて、そこから一本ずつ引き抜いていくゲームである。


「やりたい人は挙手!」


 半分以上の人が手を挙げていた。というかクラスメイトの方でも何人か手をあげてるけど、君たちは仕事をしてくれ頼む……。


「ふむ、そこの3人組がいいな。こっちに来てくれ!」


 指名されたのは社会人のOLさんぽいお姉さん3人組だ。


「名前を聞いてもいいか?」

「あっ、はい。藤トラストホールディングスに勤務してる松下洋子です。25歳です」

「黒川ねね、24歳だよ。丸の内の黒蝶フィナンシャルグループに勤務してます」

「藤間工業化学勤務、藤間ハルです。25歳、よろしくね」


 黒蝶関係者か……見事に3人とも本社が丸の内の企業ばかりだ。

 それに藤間工業化学と言えば、クラスメイトの藤間うららさんのお姉さんか親戚の人だろうか。

 クラスメイトの藤間さんはあくあ曰くダウナー系の美女で、部活動は陸上部に所属している。

 おそらく招待チケットで招かれたのだろう。


「よし、藤グループさんには世話になってるからな。今から洋子は我と同じチームだ」

「よ、洋子……は、はい!」


 先輩の説明を聞くと、どうやらいつも4人でやってる2対2のやり方で戦うみたいだ。

 先攻後攻の2チームに分かれて、チーム内で交互に棒を引き抜いてタワーが倒れた方が負け。シンプルでわかりやすいルールだ。


「よし、それじゃあ最初に我が引き抜くぞ。まぁ最初だし適当でも大丈夫だろう……うぉっ!?」


 あぶない! 先輩……最初でいきなりグラグラしましたよ。それは引き抜いてはダメな角材では?

 とはいえまだ序盤、危なげなく交互に小さな角材を引き抜いていく。


「よくやったぞ。洋子」

「はい」


 先輩のチームはお互いに棒抜きが成功する度にハイタッチを繰り返す。

 最初は緊張していた松下さんも、途中からはうっとりした表情で先輩の事を見つめていて、何だかデートしている様にも見えた。


「ハル先輩、相手はアキラ君だけど、洋子先輩にだけは絶対に勝ちましょう」

「当然だ。洋子には悪いがこれだけは絶対に負けん。本気出すぞ、ねね」


 その一方で対戦チームの二人は物凄い闘志だ……。

 絶対に負けてたまるものかと本気の様相を見せている。


「あ……」


 松下さんが角材を引き抜いた瞬間、タワーは簡単に倒れて崩れてしまった。


「イェーイ!」

「やったー!」


 ハイタッチする黒川さんと藤間ハルさん。

 松下さんは、ど、どうしようと、少し青ざめた顔で先輩の事を見つめる。

 しかしそんな松下さんに対して、先輩は腰を屈めると両手の掌を見せて前に突き出した。


「ナイスチャレンジ!」

「あ、ありがとうございます」


 先輩と松下さんは最後のハイタッチを交わす。


「2人もすごかったぞ」

「あ、ありがとう!」

「アキラ君こそすごかったよ!」


 先輩はその流れで、ゲームに勝利した2人ともハイタッチを交わす。

 そしておもむろにポケットの中に手を突っ込むと、中から取り出したものを2人に手渡した。


「我に勝った褒美だ! 受け取るが良い!」


 先輩が2人に渡したのは、自費製作したポイズンチャリスが二頭身にデフォルメされたキラキラシールだった。あぁ……そういえば昔、子供の時に食べたウェハースチョコレートのお菓子に、そういうキラキラしたシールが入っていた様な気がする。

 嬉しそうにシールを見ている2人を見て、今度は松下さんが悲しそうな顔をしていた。


「ほら、洋子。頑張ったお前にもご褒美だ」


 そう言って先輩は、松下さんにも同じシールをあげていた。

 後さっきチラッと見えたけど、ちゃんと一枚ずつサイン書いてる。流石です先輩。


「嘘でしょ……」

「勝っても負けても幸せになるやつ」

「同じチームでやるのもいいけど、相手チームだとめちゃくちゃ見つめてくれるからそっちも捨てがたい」

「わかる。しかもお褒めの言葉もいただけるし」

「うっ……クジェンガで遊んでるとあちゃんとあー君を想像したら心臓が……」

「あのシール欲しすぎる。さっきは恥ずかしくて手を挙げなかったけど、挑戦しようかな」

「子供の頃集めてたわ……。もしかしてこれ先輩が1番純粋すらある」

「アキラ君ずるい。4人の中で1番年上のお兄さんなのに、こういう子供っぽいところ好き」

「これ結局アキラ君のチームが勝っても、負けた方に頑張ったなってシールくれそう」

「ベリルあるある」

「やっぱりベリルはどうかしてるよ。良い方向で」

「あくあ君がいなくてもちゃんとベリってくる」

「夜の帝王とは」

「クジェンガの帝王の間違いでしょ」

「厨二通り越えて小学生かよ!」


 お客さん達の表情を見る限り、みんな楽しそうにしている。

 よし、先輩がゲームで時間を稼いでくれている間に、僕もテーブルを回って少しでも多くの人を接客しよう。


「次の挑戦者は誰だ! このクジェンガの帝王、天我アキラに挑む勇気のある者は手を挙げよ!」

「「「「「はーい」」」」」


 だから僕は突っ込まない。いつの間にか先輩が夜の帝王からクジェンガの帝王になっていたとしても。

 ちなみに全てが終わった後に、先輩はクラスの全員にシールを配って回っていた。受け取ったクラスメイト達はみんな嬉しそうにしてたのは良いけど、なぜ僕達は100枚も貰ったんだろう? 隣にいたとあとあくあは100枚もいらないとか呟いてた。

1年A組担任 杉田マリ


01 芥川(あくたがわ)そらね 親は広告代理店勤務、むちむちっこ、天文部。

02 朝比奈夏子(あさひななつこ) 実家はお花屋さん、小麦肌の元気っ子、園芸部。

03 安心院清香(あじむきよか) 安心院食品社長令嬢、自称清楚お胸デカデカお姉さん、文芸部。

04 一色(いっしき)  (なぎさ) 親は弁護士、キリッとしたポニテ眼鏡っこ、写真部。

05 井上(いのうえ) いく 実家はお寿司屋さん、むっつり掲示板住民、バドミントン部。

06 (おおとり)  悠子(ゆうこ) 親は商事会社勤務、高身長かっこいい系、バスケ部。

07 忍足(おしたり)ミサキ 親は自動車会社勤務、クールかっこいい系、野球部。

08 小野寺里子(おのでらさとこ) 小野寺薬品社長令嬢、家庭的なお姉さんタイプ、弓道部。

09 樺地(かばじ) 涼子(りょうこ) 実家は自転車屋さん、無口で優しい、陸上部。

10 胡桃ココナ 親は百貨店勤務、あざとかわいい、家庭科同好会。

11 黒上うるは 黒蝶フィナンシャルグループ社長令嬢、色気巨乳、茶道部部長。

12 麹町(こうじまち) 里奈(りな) 麹町物産社長令嬢、お肌が綺麗な落ちついた子、美術部。

13 西園寺(さいおんじ) 椿(つばき) 帝政党議員令嬢、爆乳ケツデカ、クイズ研究会。

14 佐藤(さとう) 七海(ななみ) 親は消防士、ムードメーカー、野球部。

15 椎野(しいの) 瑠花(るか) 親は市役所職員、三つ編み眼鏡、ハンドボール部。

16 宍戸(ししど) まほ 親は警察官、負けず嫌いの頑張り屋さん、剣道部。

17 白銀あくあ 全ての元凶、演劇部、茶道部、家庭科同好会に所属。

18 白銀カノン スターズの元王女、ポンコツ、帰宅部。

19 周防(すおう) 景子(けいこ) 周防商事社長令嬢、引き締まった美しいボディ、テニス部。

20 高宮(たかみや) りつ 親は総合商社勤務、クラスで1番小さくておとなしめ、柔道部

21 千聖クレア 親はスターズ正教司祭、聖あくあ教十二司教、生徒会庶務。

22 月街アヤナ 親がマネージャー、アイドル、帰宅部。

23 津島(つしま) 月乃(つきの) 津島電気社長令嬢、美乳の持ち主、チア部。

24 名取(なとり)ののか 親はテレビ局勤務、低身長ロリ爆乳元気っ子、水泳部。

25 新野(にいの)あかり 親は経営コンサル、とあとあくあが気になるお年頃、サッカー部

26 二階堂響子(にかいどうきょうこ) 実家は酒屋さん、サバサバ系お姉さん、バレー部。

27 猫山 とあ 性別とあ、演劇部。

28 畠山沙耶香(はたやまさやか) 親は税理士、キュッと引き締まったお尻が特徴、サッカー部。

29 姫川(ひめかわ)もみじ 親は美容師、足が綺麗なのが自慢、体操部。

30 日吉(ひよし) 美玖(みく) 親は建築士、姿勢と所作が綺麗な女の子、薙刀部。

31 藤間(ふじま)うらら 藤間工業化学社長令嬢、ダウナー系美女、陸上部。

32 北条(ほくじょう)みのり ポラリスネットワーク社長令嬢、糸目系お嬢様、放送部。

33 堀宮(ほりみや)  (もえ) 実家が個人商店、ダメっ子で無知っ子、漫画部。

34 黛 慎太郎 黛家長男、茶道部。

35 水瀬(みずせ) 佳穂(かほ) 親は大学教授、隣の席の黛が気になってる、卓球部。

36 (みなみ) のどか 実家は和菓子屋さん、むっちりおっとり巨乳、吹奏楽部。

37 向日(むかひ) 一花(いちか) 親はスポーツインストラクター、お調子者、バレー部所属。

38 百合園(ゆりぞの) (みお) 実家は雑貨屋さん、スレンダー高身長レズ、図書委員。

39 吉野朱鷺子(よしのときこ) 吉野技研社長令嬢、真面目ちゃん、学級委員長。

40 鷲宮 リサ 鷲宮ホールディングス社長令嬢、THE悪役令嬢、演劇部。


おまけ

ペゴニア カノンの侍女兼ツッコミ要員。元スターズ特殊部隊所属。




Twitterアカウントです。作品に関すること呟いたり投票したりしてます。


https://mobile.twitter.com/yuuritohoney


fantia、fanboxにて本編ではやらなかったようなお話をこちらのサイトにて無料で公開しています。


・那月生徒会長視点での文化祭

・らぴす視点の、あくあが引っ越した後の日常

・スターズ編後の姐さん視点の日常回

・森川視点の日常回

・鞘無インコが配信中に、配信外のシロやたまとプレーするエピソード

・あくあ、とあ、黛、天我のバーベキュー回(ヘブンズソード撮影中)


上のサイトは挿絵あり、下のサイトは挿絵なしです。


https://fantia.jp/yuuritohoney

https://www.fanbox.cc/@yuuritohoney

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― 新着の感想 ―
[良い点] 何度読み返しても黛くんの成長が輝かしい、友人達の事を思いだしながら一生懸命でほほえましく独自のやり方を模索する様子ほんと推し 彼も立派なベリルの一員というのがよくわかりますね、黛くん回あり…
感想一覧
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