カノン、進展状況報告。
お婆ちゃんやペゴニアを含めた6人の会話は盛り上がった。
捗るが一瞬でお婆ちゃんに馴染んでるのは今更何も言わないけど、ティムポスキーなんでそんなにお婆ちゃんと仲が良さげなの? 私が居ない間に2人の間で一体何があったんだろう……。
そんな事を考えていたら、お婆ちゃんが私の方に寄ってきて声をかけた。
「時にカノン、例の最優先事項の進展状況はどうなっていますか?」
「え?」
例の最優先事項? 進展状況? 私はお婆ちゃんの言っている言葉の意味がわからずに首を傾ける。
「え? じゃありません。全く淑女ともあろうものが、そのような間抜けな声を出してはダメですよ」
お婆ちゃんの真剣な表情に背筋がピリリとする。
こんなに真剣なお婆ちゃんの顔を見るのは重要な公務の時くらいだ。
只事ではないと感じた私は姿勢を良くして居住まいを正すと、お茶を飲んで乾いた喉を潤わせる。
「それで、私とあくあ様の……じゃなかった、私の可愛い曾孫は何時になったら見れるのですか?」
お婆ちゃんの一言に私は飲んでいたお茶を噴き出しそうになった。
「ひ、ひひひひひひ曾孫ってお婆ちゃん一体何を!?」
慌てすぎて持っていたコップを落としそうになったけど、傍に控えていたペゴニアが瞬時にコップをキャッチした。
ナイスキャッチィ! って、お婆ちゃん!? 今さっき、私とあくあ様って言わなかった!? お婆ちゃんは気のせいですよみたいな顔して誤魔化してるけど、さっき絶対に言ったよね? 私の気のせいなんかじゃないはず……。
「はぁ……その様子ではあまり上手くいってないようですね。それで貴女は今までに何度、あくあ様からお情けを頂いたのです?」
「ぜ……ゼロ回です」
お婆ちゃんはこの世の終わりみたいな絶望した顔をして天を仰ぐ。
その隣で姐さんは顔を真っ赤にして固まり、反対側では捗るとティムポスキーが興奮した様子で話を聞いていた。
だって仕方ないじゃない! 初めての時は悲しい行き違いがあったし、帰国した後はしばらく手続きとか新居の準備とかCRカップとかで別居してたんだし、日中は学校あるし、授業が終わった後は文化祭の準備したりとかで忙しかったもん。
それに加えてあくあなんて、ハロウィンイベントに向けて準備してたり、他のお仕事やってたり、帰ってきてからも筋トレとかダンスの練習とか台本の確認をしてたかと思えば配信したりするし、仕事に対してとてつもなくストイックなのである。
確かにこんなに頑張ってるからあんなすごいパフォーマンスが毎回できてるんだって知る事ができたのは嬉しかったけど、この前なんて勇気を出して寝室に行ったら、すでに疲れて爆睡してたんだよね。
起こすのは申し訳ないから、ほんの1時間くらいこっそり添い寝してから出てきたけどあれはあれで幸せだった。だってあくあが起きてたら緊張するけど、寝てたら色々とじっくり見れるし、手だってこっそり繋げるしね。
「え? 2人はしたのよね?」
お婆ちゃん……隣にいるティムポスキーと捗ると一緒になってジェスチャーをするのは止めてください。
「はい、でも……」
私はお婆ちゃん達に事の経緯を説明する。
どのみち今日みんなには相談しようと思ってた事だからまぁいっか。
「なるほどね……ペゴニア、貴女から見てあくあ様はどのようなご様子でしたか?」
ペゴニアは真剣な表情で一歩前に出る。
「はい、実際に深雪様が来られた時に確認しましたが、旦那様は大きい胸の女性の事に対して嫌悪感を抱くどころか、むしろ熱のこもった目で見つめていたと思います」
「「「「おぉ……」」」」
お婆ちゃんと姐さん、捗るとティムポスキーの4人が感嘆の声をあげてどよめく。
今回は珍しく、いつもは冷静な姐さんですら前のめりになって興奮した様子でペゴニアの話を聞いていた。
ちなみにこの中では、姐さん、ペゴニア、捗る、お婆ちゃん、私、ティムポスキーの順番で大きい。何がとは言わないけど……。なんとなく捗るに負けてるのは悔しいから、最近ものすごい勢いで研究されてるお胸が大きくなる方法を試してみようかな。ちょっと恥ずかしいけど、ペゴニアに頼んで後でマッサージしてもらお……。
「詳細は旦那様の名誉に誓って伏せますが、どうやら旦那様は甘えられる女性が好みのようで、年上で包容力のある女性を側室につけるのがよろしい気がします」
「ふむ……私の事ね。じゃなくって、そうなると候補は絞られてくるわね」
ちょっ、今、お婆ちゃん、私の事ねって言わなかった!?
私の聞き間違いだよね? 気のせいって事にしておこ……。
「他にも何かそういった重要な情報はあるかしら?」
「はい。文化祭での出し物を話し合う時、旦那様は猫耳メイド喫茶を提案なさいました。つまりこういう事です」
「「「「おぉ〜!」」」」
ペゴニアは自分の頭につけた髪色と同じ猫耳を指差す。ちなみにメイド服のロングスカートからは尻尾が出てるけど、その尻尾ってどうやってくっついているんだろう? 以前、それをペゴニアに聞くと、乙女の秘密です。それにお嬢様にはまだお早いかと……って言われた。
「ペゴニア、カノンの侍女として、なんとしてもあくあ様にお手つきされる方向へと持っていくのです。チャンスがあればお妾と言わず、側室にまで上り詰めなさい。そして私とあくあ様の血が混じった御子のために、カノンとあくあ様の夜戦が行われる時には侍女として後方支援するのです」
流石はスターズの前女王陛下というべきか、全員がお婆ちゃんの話を聞き入る。
でもなんか最後らへんしれっと私とあくあ様って言ったよね? 今度こそ私の気のせいじゃないよね?
「あぁ、もちろん。あくあ様が嫌がる事をしたり、無理やりするのはダメですよ。相手をその気にさせるのです。それが一流の淑女としての嗜みですよ」
「あくあを」
「あくあ様を」
「あくあ君を」
「あくあさんを」
「旦那様を」
「「「「「その気に……」」」」」
うーん、確かにそうだよね。
そうなるとやっぱり私の方から頑張ってアプローチしないとダメだし、恥ずかしがってる場合ではない。
「いいですか、カノン。こういう事はちゃんと女性からリードしてあげないとダメですよ。そのために今日は新居祝いとして、このスターズ王室秘蔵の本を貴女に渡しに来ました」
お婆ちゃんはバッグの中から古ぼけた本を取り出すと私に手渡す。
「対男性用戦略指南書」
私が本に書かれたタイトルを読み上げると、いつの間にやら周囲によってきていた捗る、ティムポスキー、姐さん、ペゴニアの4人が私にさっさと本を開くように視線で促す。ちょ……ちょっと、これスターズ王室秘蔵の本なんだけど。
お婆ちゃんの方へと視線を向けると、構いませんよと笑顔で頷いた。
「す、すげぇ、これがロイヤルエ……本か、頼む嗜み! 一生のお願いだから後でコピー取らせてくれ!!」
「効果的な舐め方ですって!? これはお稲荷さんソムリエとしてじっくりと内容を確認しないと!!」
「確実に子供を作るためのトレーニング方法、これで30を超えていてもできるですって……?」
「理想的な腰の使い方、代々女王のみに受け継がれてきたロイヤルクイーンプレスですか。これは効果的ですね。女性側の体力が続く限り半永久的に搾り取れそうです」
スパーン! 私は勢いよく本を閉じた。
そのせいで捗るが指を挟んで痛そうにしていたけど、自業自得なので仕方ない。
「こ、これは後でじっくり1人で読みます」
「嗜みのケチ、むっつり! どうせ後で1人で読んで嗜むんだろ!」
捗る、さっきからテンション上がりすぎて、私の事を嗜み呼びするのを連呼するのやめなさい。お婆ちゃんにバレたらどうするのよバカ!! そもそもロイヤルエ……本とか恥ずかしい名前をつけないでよね!!
「そして大いなる目的を達成するためには、これとは別にあくあ様の事をより深く知っていかなければいけません。ペゴニアには引き続き調査の方を頑張ってもらうとして……カノン、貴女、ちゃんとあくあ様のお部屋の中はチェックした?」
私は首を左右に振る。だって、間違ってスケジュール帳とか見ちゃったら話したくてうずうずしちゃうもん。我慢するとは思うけど、私だって1人のファンとしてみんなと同じ様に楽しみたいし……。
「それではダメです。旦那様のお部屋を具にチェックし、その変化に気づく事も妻としての大きな役目なのです」
「で、でも、本人が嫌がったら……」
あくあのご家族の話を聞いた限り、家族はあくあの部屋に結構入り浸っていたらしいけど、嫌がられたって話は聞いていない。だから多分、あくあは私が部屋に入ってもあんまり嫌がらないと思う。
「バレなければいいのです。それもまた妻としての資質の一つなのですから。ほら、早速行きますよ」
「「「おお〜!!」」」
おぉ〜じゃないでしょ!!
姐さんだけはどうしようかと狼狽えていたけど、相手はスターズの前女王だから姐さんだって困るよね。本当にごめん。その一方で捗るとティムポスキーとペゴニアの3人はノリノリすぎにも程がある。捗るなんて流石は嗜みのばあちゃんだぜとか言ってるし、あのアホだけは差し違えてでも止めないと。
「というのは冗談で、ちゃんと許可は取りなさい。こういう風にね」
「「「「おぉ〜!」」」」
お婆ちゃんに促されてペゴニアは自分の携帯の画面をみんなに見せる。
そこには、ついでにお部屋のお掃除していいですかというメールがペゴニアからあくあに送られていた。それに対してあくあは、全然いいですよとメッセージを返している。もう! 相変わらず警戒心がないんだから! 私も相当ポンコツだと思うけど、あくあは確実に危機感をどこかに置き忘れて来ちゃってるよ。
ペゴニアも紛失届出しておきましょうかじゃないでしょ。っていうか私の考えてる事が読まれてる!?
「それではいざ行かん。我らがあくあ様のお部屋の中に!」
「「「「「おおっ!!」」」」」
まぁ乗るしかないよね。このビッグウェーブに。私だってまだじっくりとお部屋の中見た事ないもん……。
「ヤベェ、匂いだけで赤ちゃん産めるかも」
「あっ……後でおトイレ借りよ」
「こ、ここがあくあしゃんのおひぇや……」
「旦那様のこの匂いをポリ袋に詰めて売るだけでひと財産築けそうですね」
こら! ペゴニアの話を聞いて、捗るはポリ袋ありますかと聞くんじゃない!!
あと姐さんはポンコツにならないで! もう姐さんくらいしか頼れる人はいないの!!
「んっ、おかしいわね。もう閉じてたはずなのに……」
お婆ちゃん!? 私がびっくりした顔をしていると、お婆ちゃんは悪戯成功と言わんばかりに悪い笑みを見せた。
も、もー! 本気で信じた私が馬鹿みたいじゃない! って、冗談だよね? えっ? マジ? うわあああああ、わからない。お婆ちゃんに表情だけでいいように弄ばれてる気がする。
「ベッドの下に本なし!!」
「あんたじゃあるまいし、そんなところに隠すわけないじゃん。ここはやっぱり本棚でしょ。木を隠すなら森の中って言うしね。ここはドーンとお稲荷さんソムリエの私に任しておきなさい!」
もちろん本棚にもありませんでした。
そもそも男の子ってそんな本を持っているのかな? そういう本はいっぱい出版されててコンビニとかでも馬鹿みたいに売ってて誰でも買えるけど売れてるの見た事ないよ?
「ベッド……あくあさんのベッド……」
あくあの使っているベッドを見下ろし何かをつぶやく姐さん。
一見すると固まっているように見えるが、その隣を通り過ぎるようにダイブしようとした捗るの首根っこを掴んだところを見ると脳とは別に体が勝手に動いているようだ。ちなみにその反対側をとびこもうとしたティムポスキーも同じように確保されている。流石です姐さん。
「姐さんお願いします。ほんのちょっと、ほんのちょこっとでいいから、枕にうつ伏せになって軽く深呼吸するだけでいいんで!! 間違っても自分のよだれを擦り付けようだなんて、そんな事は考えてませんから」
「姐さん別に変な事はするつもりはなくてですね。その軽くお布団をぐるりと巻いて擬似セッ……ちょっぴり体を温めたいだけなんですよ。ほら、ちょっと姐さんの辺りとか冷えてきてませんか?」
全く何考えてるのよこの2人は……。あと、姐さんの周辺が冷えてきてるのは、絶対にはしゃぎすぎてる貴女達2人のせいだから。
「ただいまー」
遠くから聞こえてきたあくあの声に全員の体がビクンと反応する。
まずい。あくあが帰ってきた!
私たちは全員で顔を見合わせると、無言で頷いて慌てて下の部屋に降りる。
「あっ、お婆ちゃん。久しぶり」
「久しぶり、最近ちょっと冷えてきたけど体調は壊してない? 美味しい物ちゃんと食べてる? 少しでもカノンに不満があったり、カノンの事で悩んでる事があるならすぐに相談してくれていいのよ」
流石お婆ちゃん、さっきまであんな事してたのに今は平然としてる。
「あっ、森川さん帰ってきてるって聞いたけど、本当だったんですね。無事に帰ってきてくれて良かったです。みんな、森川さんどうしたんだろうって心配してたんですよ」
「あくあ君が私を心配……あ、ありがとう!」
あくあはティムポスキーに話しかけた後に、改めて姐さんや捗るにも声をかける。
「桐花さん、えみりさんもさっきぶりですね。桐花さん、もう仕事は終わったんでお互いに楽にしましょう。えみりさんも今日はありがとうございました」
あくあが皆と話している間に、ペゴニアが飲み物を改めて用意してくれたので、私たちはあくあを含めて改めて新居祝いの乾杯をした。まぁ、乾杯と言っても私たちは未成年だし、周りも気を遣ってお酒ではなくジュースを飲んだりしている。
あくあが来てからは、みんなさっきまでと違って普通に会話してたので、純粋に談笑し合って楽しんだ。うん、やっぱ女同士だとすぐに下品な方に話が進んじゃうけど、本当はこれが普通だよね。
「それじゃあそろそろ……」
みんなが帰ろうとしたその瞬間、もう何もないだろうと私が油断していたら、あくあがまたとんでも無い事を言い出した。
「あれ? お婆ちゃん泊まっていかないんですか?」
「えっ? ……いいの、かしら?」
「はい、部屋も余るほどいっぱいあるし、そっちの方がカノンだって嬉しいでしょ」
「え、あ……うん」
確かにお婆ちゃんとゆったりと一緒に過ごせるなんていつ以来だろう。
そもそも王宮にはいろんな人がいっぱいて、こんなに近しい距離感で家族の誰かと長い時間一緒に居る事なんてなかった。だからほんのちょっとだけ嬉しくて……ううん、すごく嬉しい。
男の人なんてこういうの絶対に嫌がりそうなのに、あくあの優しさに心がぽかぽかした。
「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかしら」
「いくらでも甘えてくださいよ。なんなら日本にいる間はずっと居てくれていいんですから。ね。カノン?」
「あ、ありがとうあくあ」
どうしよう。せっかくお婆ちゃんが泊まってくれるのに、心がキューンってなって、あくあの事が好きになりすぎてしたくなっちゃったかも……。我慢、できるかな?
そんな呑気な事を考えていたら、あくあの更なる追撃が私たちを襲う。
「あっ、どうせなら皆さんも夜遅いし、今晩は泊まって行きますか?」
ふぁっ? 泊まる? 誰が?
何やらとんでもない事を言い出したあくあを止められる人なんてここにはいない。
「えっ? これってもしかして誘われてます? ごめんなみんな。ふざけた捗るタイムは終わりだ。今から本気の雪白えみりで行く」
「もしかしてあくあ君からのプロポーズ!? 寿退社するかもって後で上司に電話入れとかなきゃ、あと結婚情報誌もネット注文しとこ」
「待って待って! それって、この家に住めよってことですか? あくあさんだめよ。私はマネージャーで貴方はタレントなんだから……そんな……」
「ふぅ……旦那様ってやっぱり本物なんですね。みんなが油断したタイミングで、定期的に白銀あくあである事をわからせてくるなんて流石です。このペゴニアも喜んで尻を突き出して屈服しますよ」
ふざけた捗るタイム?
本気の雪白えみり?
や、やばい、捗るからいつもの遊んでる感じが消えてるぅ!?
戻ってきて捗る。私たちのふざけた捗るを返してえええええ!!
「うん、いくら男の数が少ないと言っても、こんな遅い時間に、みなさんみたいな若くてか弱くてお淑やかな綺麗な人を帰すのはちょっとね。その、家に俺が居てもいいのならだけど、泊まって行きませんか? 俺もそっちの方が安心しますから」
「わ、わわわわわ若い、30の私が若い……」
「か弱い? このゴリ川と呼ばれた私がか弱い……」
「お淑やか……そっか、私お淑やかだった……」
おーい、みんな帰ってきてー!!
後、捗るはお淑やかの意味を辞書で調べなさい! それ絶対に、貴女じゃないから!!
はっきり言って、その日は本当に色々あった。
まずあくあの着替えを覗こうとしたティムポスキー。
お風呂中のあくあに、背中を流す体で突撃しようとした捗る。
寝ぼけた振りをしてあくあの部屋に行こうとした姐さん。
躊躇なく夜這いに行こうとする捗る。
私達も行きましょうと言ったペゴニアとお婆ちゃん。
寝起きにさり気なくあくあと一緒におトイレに入ろうとする捗る。
って、大半、捗るじゃん!! こいつは本当にもー! もーったら、もう!!
結局、私は一睡もできなかったけど、おかげですやすやと眠るあくあを守る事ができた。
私はあくあを守るために、あくあの部屋でベッドに忍び込んで一夜を共にしたのである。
もちろん一夜を共にしたと言っても、勝手にベッドに潜り込んだだけだからなんかしたとかではない。だって、扉の向こう側には聞き耳を立てている出歯亀が5匹もいるもの。とてもじゃないけど、できるわけがない。
翌日、目が覚めたあくあと視線が合った時は恥ずかしくなったけど、そのおかげでお婆ちゃんが帰国した後にしようねって約束してくれたから、私としては頑張った方だと思う。
「カノンさん、おめでとう……!」
「良かった、本当によかったね……!」
「感動した! あと本番の時も見守らせてください。おなしゃす」
「頑張ったわねカノン」
「お嬢様はやればちゃんと出来る子」
みんなさー、なんか拍手して無理やり良い方向に話を持って行こうとしてない?
それと捗るだけはしばらく家来るの禁止ね。
「それじゃあ行ってきます」
「お婆ちゃん、また後でね。家は自由にしてくれて良いから」
「ええ、2人とも学校頑張ってね」
私はみんなを家から送り出すと、お婆ちゃんだけを家に残して何時もの様に3人で登校した。
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