『回転思想の、原理的背景について』・・・『詩の群れ』から
『回転思想の、原理的背景について』・・・『詩の群れ』から
㈠
あれだろうよ、何度も音楽を聴き過ぎて、丁度、頭の中で、リフレインする音が在ると言うやつか。
そうなんだ、気が滅入るくらいに、思想は回転するんだ、破壊転するんだよ。
㈡
盛者必衰で、俺もお前も、考え抜きで、現実を見たいものだな、そうだろ。
そうだよ、虚構を現実にするには、それ相当の対応力が要るからね、回転思想の登場さ。
㈢
え?
つまりさ、其処に、物事の原理的背景があると断言できるんだよ、だろうだ。
㈣
そうか、回転するから、背景も変わり続けて、果てには、それを原理的に解釈しようとするわけなんだな。
つまり、我々は、俺もお前も、不確かな世界で、耄碌低迷だろう、だろうだ。