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はじめまして。
小豆大豆と申します。
初めての連載となりますがゆっくりと少しずつ更新していこうかと思います。
自分の感情や思い、はたまた言葉は自分の世界そのものと考えます。
その自分の見えている世界は自分だけの世界なのでしょうか?またその世界が容易に崩れてしまったら自分は自分を保てるのでしょうか?
私は全くわかりません。
そんなお話です。
❬あなたの世界の一部になれますように。❭
これは作者の願いです。
僕には愛する姉が一人いる。
もうそれは四六時中一緒に居たい、LikeではなくLoveなのだ。
姉の弟という事実だけで全ての事象に感謝できる。
そんな彼女の言葉ならば死ねと言われれば死ぬことも可能かと思ってしまうレベルで好きだ。
(もちろんそんなことを言ってしまったら間違いなく引かれるので口には出さないが)
「それにしても、なんでこんなに好きになってしまったのか…全くわからない…好きになるのに理由なんていらないと言うけど…これじゃまるで…」
と考え込もうとしたその時、急にかけられた声によって思考を遮られてしまった。
「おぅ、そんなに悩んでどーしたよ?また愛しのこと姉のことでも考えてたのか?」
「なんで僕が姉ちゃんのことを考えなきゃいけないんだ?それにその愛しのこと姉ってのやめろ。」
「あーはいはい。わかったわかった。」
大袈裟に手を広げておどけた風に言ってくるがなんて鋭い所を付いてくるのか、もう少し思考の切り替えが遅ければボロを出してしまっていた…動揺を隠し、逆に会話の主導権を握ることにした。
「んで、何の用だ?」
これぞ、秘技『早く用件言って帰れ』だ。
これをいわれたら誰であろうとさっさと本題に入るであろう。
さぁ、簡潔に用件だけを言って雑談を終わらせようじゃないか。
「ん?用がなきゃ話しかけちゃいけないのか?」
…バカには通用しなかった。
「あえて用を作るとしたらアレだな。あそこでやるアレ!行くのか?」
どれだよ。と突き放したくなる気もあるが解ってしまったものを黙っていられない我が身の性、気付ける男ってのも辛いもんがある、全くこいつは僕じゃないと会話ひとつも満足にできないのか、よしよしかわいいヤツめここは僕からひとつ助け船を出してやろうじゃないか、まずは行くか行かないか結論を先に言ってからだな。
「アレなら行くぞ。」
「アレってなんだよ、神社のお祭りだろ。ボケかけてるオレのジジイじゃあるまいし。」
こいつしばいてやろうか。
「まぁ、行くならオレも誘ってくれや。」
「あぁそれは無理だな。僕は姉ちゃんの付添人として一緒にいかなくちゃならないからな。」
にやけそうになる顔を必死に取り繕いながら平然と答える。
「おっ、今年も巫女の付添人か。そりゃあしょんないな。じゃあしかたないから後輩の女の子の誘いでも受けるかな。」
後輩の女の子に誘われてるのに僕を誘うんじゃない。
「こと姉に奉納の舞楽しみにしてるって伝えといてくれ、それじゃあまたな。」
そう言い残すと嵐のような男は嵐のように去っていった。