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第1話

異世界に行ったとは言ったけどなんか変な穴に入った訳でも儀式をした訳でも賢者のような者に会った訳でも無い。賢者とは似つかわないジジイみたいな先生のくだらない授業をいつものようにただ普通に睡眠時間に有効活用しただけだ。

そうしてふと意識が戻ると、日の当たり方がいつもと違った。部屋でカーテンを開けたら朝日は頭の方から差してくるし、教室だったら左から光が来るはずだ。でも右から光が降ってくる。

違和感あるまま寝返りを打った。と言うか打てた。

そしたら落ちた。

みんなは当たり前と思うだろう。でも僕の家は布団だ。

家は畳なのに床は木張り。ようやく目が覚め起き、インテリアとしてならなかなか洒落た木でできた机のようなものの上で眼鏡を見つけ付けてようやく思考が動き出し思った。

俺異世界飛んで主人公枠になったんじゃね?と。

それと同時に、

現実世界で遂に冴えない使えない悲しいやつと神様に思われたか、とも。

確かに否定しきれない僕がいるけどもうちょっとだめな奴いたし、異世界に憧れてもないし、こういう物語興味ないし、なにより第1にオタクでもニートでもねーし。

まあウジウジしていても仕方がない。

今までとは違い堂々とこの世界の救世主らしく振舞おう。

そうして胸を張って外へ出ようとしたら宿の管理人らしき老婆に声をかけられた。

「あんた、ゲームはしてかんのかい。」







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