なに食べる?
「神様、どうしたんですか?悩み事ですか?」
「ええ、少し困った事になってね」
「手助け出来るか分かりませんが相談に乗りますよ」
「ありがとう。今担当している人間についてなんだ。人口の増加が著しくてね。食糧問題を解決しようとしていたんだが・・・」
「そうですか。また食べられる動物を作るんですか?」
「それは却下されたよ。作っても人間がすぐ絶滅させてしまうと担当者に怒られてしまった」
「難しいですね・・・それなら虫を食べられるようにするのはどうです?この前視察した時、人間が虫を食べれるように研究しているのをみました。それを手伝ってしまえば担当者も文句を言わないのでは?」
「それも、やろうとしたんだけど駄目だった。虫の担当者が虫の生存率を上げるために毒を持つように組み込んだらしいんだ。だから人間が研究しても近い未来、一斉に毒をもった虫にやられてしまうよ」
「植物は・・・担当者が前に怒っていたのを見たことあるんですがやっぱり・・・」
「あれを見たのなら結果を言わなくてもわかるよね。あんなに怒られたのは初めてだよ」
「何を頼もうとしていたのですか?」
「植物を巨大化させて欲しいといったんだ。そしたら人間だけでなく他の動物や虫の担当者もそう言ってきてたらしいんだ。何でもかんでも皺寄せを植物に持ってくるなとすごかったよ」
「植物の担当者、大気も担当してますもんね」
「植物を巨大化させたら安定していた大気が狂ってまた何億年も計算漬けだと過呼吸になっていたよ」
「残念ですが残されているのはもう共食いだけですね」
「悲しいけどそれしか方法がないからウィルス担当者にゾンビになるウィルス作ってもらったんだ」
「ただ共食いをするのではなく食べられないようにゾンビと対抗できる人間が残れば発展しやすくなりますね」
「そう思ったんだけどどうやら人間達にゾンビブームが来てたらしくウィルスを導入したら皆ゾンビになっちゃった」