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銀の船(カルロ)

「冗談よ」とモニカは笑った。クスクスと形の良い唇を可笑しそうに歪めながら。

 重なった唇の感触が未だ残っている。何故モニカに口付けた? どうして、こんなに気持ちが揺さぶられる? 毒を仕込まれたかのように、ぴりぴりと唇が熱い。

「お茶代でおあいこですわね」

 さらりとそう口にすると、モニカは庭を横切り去っていった。そのうしろ姿を見送る視線に、ビアンカの眼差しが絡み付く。

「私に構わないで……追い掛けていいのよ、カルロ」

 ぽつりと、溜め息のようなか弱さでビアンカが呟く。言われるがままに追いかけたかった。だが、この状況でビアンカを独り置いていく事も出来ず…身体はひとつしかないのだから。小さく息を吐き、ビアンカと向き合う。

「いや……それよりどうしたのだ?たった一人で……父上には言ってきたのか」

 ふるふると、ビアンカはうつ向いたまま首を降る。

「時々、帰っているのかなってここに様子を見に来てたの。歩ける距離だし。だってカルロ……嘘つきなんだもの」

視線を足元に落とし、ビアンカが小声ながらも棘のある台詞を投げてよこす。

「すまなかった。今、都合で叔父上のヴィッラで過ごすことが多いのだ」

 そう……。と、ビアンカは小さく相槌を打つ。まるで何かに怯えるように、視線が泳いでいる。あんな場面を見せてしまい、酷な事をしたと思う。ビアンカを傷付けてしまった。悲しみに覆われた瞳が、ビアンカの心の内を物語っている。大人びてきたとはいえ、男と女の色恋沙汰になど何の免疫も持たない生娘。ましては、一途に想いを寄せる相手の情事を目にするなど、耐え難い出来事であっただろう。だが、時間を戻せるわけでもない。どうにも償いようもないのだから。

「カルロ……私を避けないで」

「避けてなど……」

 幼い頃、五つ年の離れたビアンカは何処に行くにもまとわりついてきて、隠れようものなら大声を張り上げて泣いたものだ。無邪気に自分を求めてくれる幼い手が、どんなに愛しかったか。

「分かってるの、あたしちゃんと分かっているわ。お父様が言った事」

 小さな頃のように泣き叫ぶ事もなく、ビアンカは声を押し殺して言葉を綴る。必死に……。

「お願いカルロ、私を厭わないで…何処に嫁いでも構わない。だけど貴方に嫌われたら私……」

「嫌うなど、そんな事……できる訳もなかろう」

 本当に? ビアンカが視線でそう訴えかけてくる。目を反らさず真剣にその瞳を見詰め返す。ふわりと、ビアンカの蜂蜜色の髪がなびくのが見えた。頬に添えられる手の感触。一瞬何が起きたのかわからなかった。そっと、柔らかい唇が合わさったかと思うと、するりとその温もりが通り過ぎていった。走り去っていくうしろ姿が、唖然と見開いた瞳に映る。

「……ビアンカ」

 小さく呼びかけたその声に、華奢な肩をびくりと跳ね上げビアンカは一瞬立ち止まった。ざわりと風に木々がざわめく。木漏れ日が切り絵のような透かし模様を、ビアンカのドレスに落としていた。振り向いたビアンカの顔が、幼い頃の彼女に合わさる。

“どうしたの。隠れんぼのたびに泣いていたら遊びにならないじゃないか、ビアンカ”

“だって……だって……カルロったら隠れるのが上手すぎるのよ”

今、声を立てずに泣くビアンカを、あの頃のように『こっちにおいで』と抱き寄せてあげられない自分がもどかしい。モニカと同じ道を辿り、ビアンカは走り去っていった。


 翌日いつものようモニカを迎える為、ゴンドラに揺られる。船着き場には小間使いが立ち、到着を待っていた。モニカと顔を合わせる瞬間を頭の中で繰り返していたので、どこか拍子抜けした気分にさせられる。ゴンドラを寄せると、小間使いは少し言い辛そうに主人からの伝言を伝えてきた。

「モニカ様は昨夜からお出かけになられていらっしゃいまして、今朝は出先から直接、男爵様のヴィッラに向かわれるそうです。今朝は私がここでカルロ様をお迎えして伝言を伝えるようにと、モニカ様より言付かっておりました」

 昨夜は戻らなかった……心の奥底でチリチリと、何かが焦げ付く音がした。何を今更、あの女はコルティジャーナではないか。一夜の春を売りさばき、戻らない朝など珍しくも無かろう。

 ゴンドラを旋回し叔父上のヴィッラに向かうよう漕ぎ手に指示をする。ちゃぷり、ちゃぷり。馴染んだ水音さえ何故か耳障りに感じる。独り、紅いビロードで覆われた椅子の背もたれに寄り掛かる。細長く狭い船上が、ぽっかりと穴があいたように広く感じた。

 お笑い種だ全く。慣れない感情に、苦笑いが込み上げる。


 ヴィッラに着いてもアトリエには顔を出さなかった。階下の書斎で、独り机に向かう。叔父上が紹介してくれた男はさすが商才に長け、よく整理された報告書に目を通す。輸入した羊毛で生産する高級毛織物の積み荷は、地中海諸国へと予定通り出港したようだ。インドやアラブから届く贅沢な象牙や香料、宝飾品……。

 自ら帆船に飛び乗り、久しぶりに世界の港を巡るのも悪くない。ふと、そんな思い付きが頭をよぎる。それにしても眠い。昨夜は横になったものの白々と朝の気配が漂うまで寝付けなかった。寝酒にあおったワインが未だ頭の片隅に残っているようだ。黒光りする程に磨き上げられた書斎机に、そっと頬をのせると冷やりとした感触が伝わってくる。

……カタンッ。

 何かの物音に、いつの間にかうたた寝していた重い瞼が薄く開く。ぼんやりと焦点が合わない。もう一度瞼を閉じ、再び開ける。書斎のドアの方からゆっくりと、こちらに歩み寄るモニカの姿が見えた。ドクンッと、心臓が跳ね上がる。だが平静を装い、机にまで垂れる己の髪の隙間からその様子を覗き見る。

 傍で立ち止まり、すっと伸びてきたモニカの指に、瞼にかかる髪を優しく払い除けられる。さらけ出された瞳から、持て余す感情が滲み出ないよう、寝起きの不機嫌さを演じてみせる。

「夕べはお楽しみでしたの? お互い忙しい身の上ですわね」

 モニカが、わざとらしく小さく欠伸をする仕草をしてみせる。

「……一緒にして貰っては困る。貴女のように夜を弄ぶ術など持ち合わせてはいない」

 あら、とモニカは肩をすくめてみせた。

「人生の半分は夜ですのに。使い方をご存じ無いだなんて勿体ないですわね」

 口の減らない女だ。頬を机につけたまま、うたた寝の続きだとでも言いたげに瞼を閉じる。しばらく人のうごめく気配を感じた。何か書棚を漁っているような……。気にかかるものの、無関心を装い瞼を決して震わせないよう神経を集める。

 ぱさり。蝶の羽音のような微かな物音が耳元で響いた気がした。己の髪に何かが触れる違和感。耐えきれず薄く瞼をひらくと…教会での礼拝のごとく床に膝をあて、吐息のかかる距離で机に頬杖をつくモニカがいた。磨かれた卓上に流れるモニカの長い髪が、自分の髪と触れ合っている。じっと注がれる眼差しに、昨日の行いを問われている気がした。

「一緒に探して下さらない?」

 何を? 視線でそう返してみる。

「歌劇の題材にする本を探しておりますの。男爵さまに相談しましたらお薦めを御紹介下さって……」

 聞き覚えのある本の名前をモニカは言った。ふっくらとした唇が、誘うように形を変えながら言葉を綴る。振り払うよう視線を反らし立ち上がると、部屋をぐるりと囲うように並ぶ書棚に向かう。

 几帳面な叔父上らしく、整理分類された本がところ狭しと連なっている。視線を走らせ、御指定の本を抜き取り席に戻る。変わらぬ仕草で頬杖をつくモニカの前に差し出した。

「頭の中に本の居場所が詰まっていらっしゃるの?」

 目を丸くしたモニカが、本の表紙に手をかける。

「歌劇に使うとは?」

「エンツォ様が……」

 エンツォ……?叔父上のサロンに来ていたあの建築家の?

「彼が設計した劇場が来週、開演するんですって。それで色々とこれから上演する歌劇の題材を探していらっしゃるって訳」

 モニカはパラパラと頁をめくりながら、話を続ける。そして思い出したようにくすりと笑ってみせた。

「劇場の舞台で歌ったら、さぞかし素敵な気分でしょうね」

「エンツォ殿の推薦で?」

「さぁ……」

 ふと、モニカは言葉を濁した。視線が絡み合う。

「絵もほとんど仕上がってきたので、男爵様に少し時間を空けてあとニ、三回通えば終りそうだと言われました。今朝のような事がまたあると申し訳ないので、ゴンドラの送迎はもう結構ですわカルロ様」

 すっと本を抱えてモニカは立ち上がった。部屋の扉に向かうモニカの背中を見送りながら、心に湧き出る醜い感情を押し殺している己を感じていた。エンツォ……昨夜の相手はエンツォか。

 いや、誰の元にもとどまらない、気紛れに甘い蜜を吸っては花を変える夜の蝶。相手を詮索してみたところで意味など無い事。扉の閉じる音が、妙に遠くの出来事のように感じた。


 どうかしている。自分でも、滑稽極まりないと自覚はしている。こんなところに足を運びどうしようというのだ? いくら叔父上の代役だとはいえ……懐に忍び込ませた封筒にそっと手を添える。

『折角、招待を受けたのだがあいにく所用が出来て行けなくなってしまった。失礼にならないよう、顔だけでも出して欲しいのだ。出席のサインを私の名前で書いてきてくれればいそれでいい』

 急な頼みだった。どうしても先約があるのだと断わる事だって出来たはずなのに。モニカと書斎で話をして以来、十日程が過ぎていた。このまま月日が経てば、ひと時の気の迷いだったのだと、己を皮肉る事さえ出来る気がした。なのに、こんな場所にわざわざ足を運び、何を期待するというのだろう。あの女に偶然すれ違ったところで、会話など弾むはずも無いではないか。

 劇場の入口で封筒を示し、招待客であるサインを叔父上の名で刻む。お披露目の劇場は、さすが教会建築でその名を馳せるエンツォらしい重厚な風格が漂っていた。幾重にも重なり合う柱廊を携えた石造りの円柱塔。内部には仰ぐほどに高い天井がそびえていた。美しく彩色された円形の天井は、屋外かと錯覚させる青い空が描かれている。弧を描きながら連なる階段式の座席には、この場に相応しい紳士淑女が優美な扇を仰ぎながら開演を待ち詫びていた。

 最前列に一際賑やかな人々の輪があった。その中心で賞賛を浴びる人物、エンツォだった。いつぞや、叔父上のサロンで恥かしそうにこの背に隠れ、モニカを覗き見にていた人物と同一とは思えない堂々たる風貌。そして誰よりも人目を引くのは、エンツォの腕に導かれ百合の如く傍らに凛と立つモニカだった。これから幕の奥より姿を見せるであろう今宵の歌姫よりも目立ってしまうに違いない。燃え立つような紅いドレスを今一度見詰め、踵を返し歩き始める。

 元々人が賑わう場所は苦手な性質だ。このような場所に出向く事ももう滅多にあるまい。そう、自分に言い聞かせてみる。外へと導く扉へと足を運ぶ。六角形の螺旋階段を降り庭園へと抜けていく。白い回廊がとり囲む庭があった。その中央には噴水が水を満たしている。所々に配置されたランプに照らされるのは、細部にまで手入の行き届いた植木。

 間もなく開演だと案内する声が響くと、来賓は皆建物の中へと消えていった。空を見上げると先ほどの青空は何処へやら、星屑が散りばめられた夜空が広がっていた。出来すぎた演出にどちらが本物の空か一瞬、混乱さえしてしまう。

 回廊を横切る人影が目の端に見えた。柱と柱の隙間に、紅いドレスがなびいている。庭園へと導く短い階段を降りて来たのは……信じられない事にモニカであった。シルクの紅い光沢が、淫靡なまでの妖しさでドレスの表面を覆っている。螺旋状に編み込んだ髪には、眼状紋を持つ羽根が飾られていた。

「奇遇ですわね、カルロ様こんな所で」

 モニカの息が僅かに上がっている。つい先程まで客席の最前列、エンツォの隣にいた事を思えば信じられない俊敏さだ。何の用があって此処に居る?

「歌劇の幕が上がってしまうぞ」

 呆れた声色で諭す。だがモニカは気にもとめない様子で、噴水なんぞを感心したように眺めている。

「人の多さに酔ってしまいましたの」

 エンツォが探しているのでは……そう思ったが決して口になどしなかった。

「今宵は月が綺麗ですわね」

 ゆらゆらと扇を揺らしながら、モニカは夜空を仰ぐ。その視線の先には、青白い光を放つ満月が浮かんでいた。

「ご存知かしら? 人間に恋をした月の女神の話を」

 おもむろにモニカが尋ねてくる。

「……いや……」

 月明かりがモニカの瞳を蒼く輝かせている。体の奥底から高まる心音を感じていた。

「孤独で冷徹、そして純潔を誓っていた月の女神セレナは、陽が沈むと東の空に銀の船を浮かべるの」

 モニカは噴水の縁に腰を降ろすと、子供に語りかけるようゆっくりと物語を綴り始めた。その言葉の旋律に身を任せると、夜空に浮かぶ銀の船がぼんやりと脳裏に浮かび上がる。

「女神はある日、仕事に疲れ果て岩陰で眠る羊飼いの少年を見初めるの。船より地上に降り立ち、彼女は少年の姿を月明かりで照らしながら歩み寄る。そして無防備に眠る寝顔を間近に見詰め、すっかりその美しさに心奪われてしまったそうよ」

 ぱちゃん。モニカは噴水に手を伸ばすと、撫でるように水面を揺らした。ゆったりとした波紋が描かれていく。

「揺り起こすのを躊躇して、女神は少年の夢の中に忍び込むの。口付けを捧げ、やがて二人は夢の中の世界で愛し合うようになる。それからも度々女神は少年の夢を訪ねるわ。何度逢瀬を繰り返しても二人の心が揺らぐ事は無かった。そして女神は己の父、万能の神ゼウスに跪き願い事を乞うの。“年をとっても少年が死ぬ事が無いように”そしてゼウスは授けた。眠り続ける事で、永遠の命と若さが保てるようにと……。そして夢の中の逢引は、ずっと繰り返されたそうよ」

 そこまで話をすると、ふとモニカは小さく笑ってみせた。

「ごめんなさい。カルロ様はお伽話がお嫌い……だったわね」

 相変わらず一言多い女だ。そう心の片隅で毒付いたが、微塵にもそんな素振りは見せず、真剣に話を聞いている振りをした。

「他の神々に誘惑されても、決してなびく事の無かった月の女神が、純潔を捧げてまで羊飼いに想いを寄せたのはどうしてでしょう。いくら美しい少年だったとしても、ただの人間だったというのに。生を受けてからずっと互いに探し求めていた、運命の巡りあわせだったのかしらね」

 運命……何故かその言葉に心を揺さぶられる。話はそこで途切れた。気の利いた返答をしなくてはと頭を巡らせるが、そんな言葉は何も思い浮かばない。黙り込んだままモニカの隣に腰を降ろし、二人で夜空を見上げる。

「来月は私が舞台にあがりますの。招待状を送ったら来てくださいます?」

 喝采を浴びるモニカの姿など安易に想像がつく。人々の視線を集める程に、より艶やかに輝く羽を広げる美しい蝶。舞台の上はモニカには似合いの場だ。そしてその傍らには、エンツォというパトロンが常に控えているのであろう。

「残念だが来月からは仕事で船旅に出る」

 あら、とモニカは驚いた仕草をしてみせる。自分でも咄嗟に出た言葉。たまたまそんな事を数日前にふと思い付いたが、何を具体的に決めた訳でもなかったというのに……。エンツォが御膳立てした舞台に立つモニカを、観る気分になどなれそうにない。

「いつ頃お帰りですの?」

「さて、半年か一年か……もしかしたらヴェネチアにはもう戻らないかもしれない」

 モニカはふと黙りこんだ。彼女の何かを訴えるような視線を横顔に感じたが、気付かぬ振りを装い再び夜空に目線を上げる。

 こんな事を言いたい訳ではない。まるで意地を張った別れ話ではないか。傍らで小さな溜め息が聞こえた気がした。横顔を捕らえていた視線が、ふと消え失せる感触。月明かりさえもが雲に遮られ、周囲を闇に塗り替えていた。

「私、席に戻りますわ」

 おもむろにモニカは立ち上がった。

「エンツォの所へ?」

 皮肉に聞こえただろう。だが黙って見送る事などできそうになかった。モニカが睨むようこちらを一瞥する。封印したつもりだった忌まわしい感情が、どろりと滲み出るのを感じていた。乱暴にモニカの手を取ると、庭園の奥にそびえる大木の陰へと引き込む。

「っ……たい」

 僅かな抵抗など、タカが外れた男の力の前では、何の役にも立ちはしない。月明かりにも、ランプにも照らされない死角。その暗闇へとモニカを追い詰める。記憶の片隅に刻まれた蝶を求め、唇をモニカの首筋に押し当てながら闇の中をさ迷う。モニカが息を呑む空気が伝わってくる。

「や……カルロっ」

 戸惑い上ずった声色に、男の狩猟本能がくすぐられる。だけど……。違う、そうではない。欲しいものはこんな事ではない。モニカの匂い。モニカの温もり、モニカの手触り。知れば罪深いほどに求めてしまう。その心までも。

 この手を離れ他の男の元へと飛んでいってしまうのなら、その羽をもいでしまおうか。それとも篭にそっと閉じ込めてしまおうか。羊飼いは何故女神の心を捉えたのだ? 運命という代物か。

「戻らなくてもいい。今宵は私が買い取ろう。エンツォの倍金貨を積むぞ」

 バシッ。耳元で弾いたその音が何であるのか……即座に頭が回らなかった。痛い、というよりは痺れるような熱が頬に広がりはじめてやっと、モニカに拒絶された事実を知った。

 手の中を擦り抜けていく薄布の感触。飛び立った蝶はもう戻ってはこないだろう。移ろい漂う視線の先に、ぼんやりと浮かぶ銀の船が見えた気がした。


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