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幼馴染なふたり―――策士な彼の大きな野望―――

天ぷら粉でパウンドケーキ

作者: 三井 宗一郎


三井家 ある日のふたり


☆ひらめきの大切さ☆


玲「宗一郎、お茶にしようよー」

宗「あれ?」

玲「さ、座って座って」

宗「玲、ベーキングパウダー買いに行ったんじゃなかったの?」

玲「うん」

宗「ずいぶん早く帰ってきたね」

玲「行かなかったの」

宗「あ、まだ残ってたんだ?」

玲「ううん、なんか、寒いしめんどくさいから天ぷら粉で作ってみた」

宗「・・・天ぷら粉って、この前の残りの?」

玲「うん。天ぷらしばらくする予定ないし、成分見てたらベーキングパウダーみたいのは入ってるっぽかったから」

宗「ふーん」

玲「さあ、召し上がれ」

宗「いただきます」

玲「・・・どう?」

宗「うん、意外といけるね。美味しいよ」


☆天ぷら粉でパウンドケーキ☆


実は好き 奇抜な発想してる君




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