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オタ少女の食し方  作者: 彩花
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プロローグ

「ねぇ、まだ漫研部員一人なんだって。」

「よくやるよね〜、それよりさ知ってる?」


「イケメンの転校生が来るんだって」


最近よく聞くこの話。

転校生なら、是非漫研に引き入れたいのだが話によると相手はイケメン。

このフードを被り、フリーゲームをやりながら漫画読んでる、どこから見てもザ・オタクの私にそんな事は無理だ、断言する。

相手から来てくれるなら願ったり叶ったりだが、ありえない。

いやはや、今年も一人べやっていくと思うとキツイものもある。

うぅ〜んどうしたものか。

端から見ると変人…いや何処から見ても完璧な変人のように廊下のど真ん中で崩れ落ちる。

「無理だ〜!!!」


私は考えるのを止めて部室に向かう

部室は、私にとって天国だ。

扉を開け迎えるは、本棚。

本棚の中にはもちろん漫画や世に言う同人誌

その奥に見えてくるソファは私に座られたいように置いてある

ソファに抱きつくと目の前に現れるは パーソナルコンピュータ!

「はぁあん、しあわせぇぇ」

世にこれほどマヌケな声が有るかと言うような声が漏れる。

pcを開いた後は、ネットサーフィン!

これほど、幸せな事はこの世にあるだろうか。

にふにふ動画を開いたところで、いつも聞き慣れぬ音がする。

ドアのノック音だ。

コミュ障の私の背筋が凍る。

マ◯ーちゃんがでっかいカエルにノックされた時の気持ちはこんな感じだったのだろうか。

開けたくない開けたくない開けたくない……

こんなだから部員が来ないのは百も承知の助!

必殺居留守も、きっと聞かない。

さっきのマヌケな声はかなり大きく近所の部活から苦情がくるほどなんですもの。

居留守したって、さっきの声を聞かれてる可能性は1,000%超えっちゃて2,000%この次は革命起こしちゃうよ!?

あ、ドアが開く……

「へぁぁあ??」

マヌケな声が、また出てしまった

ドアの前に居たのは、二次元から飛び出して来たような綺麗な容姿の男の子なのだから

「入部希望でーす」

鼓動の高鳴りが止まらない。

私の、意識が飛んだ瞬間だった


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