また奮闘記の続きを書いた。ちょっと恥ずかしいけど……もうどうでもいいや。
俺はエッセイなどを読み、今まで書いていた文章を修正しようと考えた。
ふぅー、これを全て修正しなきゃいけないのかよ。
やってられないな。
もう、書くの止めようかな。
また、読むだけにもどっても、十分楽しめるしな。
それに、別にプロの小説家を、真剣に目指してる訳じゃないから。
ちょっとでも、小説家気分を味わえただけでも、楽しかったし面白かったよ。
俺は家のベランダで、煙草の煙を燻らせ、携帯の画面を睨み付けて、そんな事を考えていた。
これまでに、お気に入り登録が一件増えるたびに、うおーと叫び声を上げ喜び、減るとがくっと項垂れしょんぼりとして、最初の自信も打ち砕かれて疲れていたのだ。
そして、携帯で文章を修正するには、かなりめんどくさい。
修正画面には、3百文字ぐらいしか映し出されず、全体の流れがわからない。
ページの変わり目では気を付けていなければ、すぐに変な事になったりする。
しかしなぁー、お気に入り登録してくれている人が、20人ほどいるからなぁー。
そうなのだ、数話ほど投稿した時には、お気に入り登録が20人近くまで増えていたのだ。
そして、俺は読み専だった頃を思い出す。
しかし、あれだよなぁー、読んでた小説が途中で更新がなくなったりしたら、悲しいだろうなぁー。
俺も怒りと悲しみで、いっぱいになったしな。 やっぱり、もう少し書き続けよう。
修正は後からのんびりとぼちぼちやることにして、取り敢えずは、数少ない読者のためにも、前に話を書き進めよう。
俺は気を取り直して、最新話を書き進めることにした。
今度は文章作法などに気を付けて、書き進めていく。
気分を切り替えたためか、思ったよりもスイスイと気分よく書けた。
俺が調子に乗りすぎたためか、新しい煙草に火を付けようとした時に、それは起こった。
ライターで火を付けようと、目を画面から離した時に、書いていた文章を保存せず、キャンセルを押してブラウザバックしてしまった。
「えっ、うそー! まじですか!」
今まで打ち込んでいた4千文字ほどの文章が、幻のように消えさっていた。
俺は携帯の画面を見詰めて、固まっていた。
暫くして俺は、おもむろに煙草に火を付けると、ため息と共に煙を吐き出した。
そして俺は、涙目になりながら、夜空に浮かぶ月を眺めていた。
皆さんもこまめに文章は、保存してくださいね。