皆さんお久しぶりです。久しぶりに妄想をふくらませたので書いちゃった。
久しぶりなので少し緊張している飛狼です。
それでは、今回の妄想エッセイのお題は、
『結びの一文は大事』
小説には起承転結があるのは皆さんご存じだと思います。
でも、私は最後にある数行の、あるいは数文字の文章もかなり重要かなとも思っています。
読後に余韻を残し、この後はどうなるのだろうとか、切ない話なら何故こうなるんだよと、読後に読者を楽しくも悲しくもさせるのはこの最後の一文が、大きく作用するかなと思ったりします。
当然、それまでの話に起承転結があり、読者を魅了して最後まで読ませるのが前提ですがね。
最後の文章が中途半端だと私なんかは、“あーなんだかなぁ”てなことを思ったりします。
映像の世界でも、今はもう使い古されてますがホラー映画なんかで、最後に倒したはずのゾンビや怪物が、画面の横や下なんかから突然現れたりしますよね。
私が小さい時、そういった感じの終わり方の映画を見て、
「うひょー、死んだのじゃないのかよ。この後どうなるの」
びっくり仰天したものです。
後、私の大好きなジョンおじさんが監督した作品で、『遊星からの物体X』これのラストも、たき火を挟んで男が二人見詰めあう。
どちらかがエイリアンだけど……。
ぞくぞくとして見ていました。
小説だと、例えばファンタジーなら、
“後悔のない人生なんてありはしない。そう思うと無性に○○の料理が食べたくなった。
その時、雲のきれめから太陽が顔をだす。
俺は遠くに見える陽の光に映える山脈をいつまでも眺めていた。”
恋愛なら、
“さっき見せた仕草は、あの人なりの私への別れだったのかもしれない。
そう思ったら頬を伝って涙がこぼれ落ちた。”
ハードボイルドなら
“俺は夜空に浮かぶ月を見上げると、煙草の煙りを吐き出した。
奴のことを考えると無性に人恋しくなる。
誘蛾灯に誘われる蛾の如く、俺は夜の街に浮かぶネオンに誘われフラフラと歩き出した。”
うーん、私の拙い文章力だとこれが限界です。
上手く伝わったどうかわかりませんが、最後にくる文が小説を締める。
どんな物でもきちんと締めないとね。ふにゃふにゃになっちゃうかなと。
それで今回は何が言いたいかというと、
「小説は起承転結も大事だけど、結びの一文が全てを締める」
なーんて事を今日はつらつらと考えていました。
うーん今回は妄想エッセイぽくなかったですね。久しぶりだからかな。
それではまた次回の妄想エッセイにて。