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「朝だよ!!!!」

花凛が行きよいよく日和の寝室に入って馬乗りした。

「花凛重い。いや待て花凛は重くないけどココは重いっていうリアクションが正しいよな・・・」

「もうどうでもいいでしょ!!早く起きて!兎達が飯食べずに待ってるの!」

「あぁわかったよ。着替えるから出てって。」

「リョーカイ!」

花凛はまたバタバタと走って寝室を出て行った。

日和も一つ大きなあくびをして起き上がり着替えを始めて五分。

制服に身を包んだ日和は、寝室を出てリビングに行った。

「おはよう皆。」

そう日和が言うと兎達は声を揃えておはようとかえした。

「今日の朝食も美味しそうだね、今日は水曜日だから美月か。」

「はい!自分でもかなりの自信作です!」

ちょっと興奮気味の美月に向かって笑う日和。

結果また悶絶する美月を抑えるのは花凛の仕事なのだ。

「ちょっとー。もう美月に向かって笑わないでくれない~面倒なんだけど。」

「えぇ~笑いたい時は笑いたいし、泣きたい時は泣きたい。そうやって感情を表に出すから人間はコミニュケーションがとれるんでしょ?」

「あぁ~!わかった!わかったわよ!そんなに正論言わないでよ。」

「まぁ~薫や斗馬は俺たち以外よくわからないどろうけどね。」

「まぁ薫は、人見知り激しいからね。」

日和と花凛の会話に賢悟が参加してきた。

「そうだね。それに比べて斗馬は、無口だよね・・・キャラ作りかな?」

「なんでだよ!!」

日和の何気ない一言に斗馬も気に障ったのかツッコミをいれた。

「俺は、キャラじゃにゃい!」

「かんだね。」

「かんでない!!いいか俺は仲間じゃない奴は、どうでもいいと思っているんだよ。」

確かに斗馬はいつも俺たちの為だと頑張っているよな・・・

皆知ってるのだ。

斗馬は、いつも仲間の為に突っ走る熱い男だということを。

「兎ちゃん、醤油取って。」

日和は辛気臭い雰囲気を壊そうとしたけど重大なミスをした。

「うううう、うう、兎ちゃん?!?!」

日和に下の名前+ちゃん付け+笑顔をされたことによって兎は、若干キャラが変わっている。

「兎ちゃんだなんてどどどうしての?い、いつもは、呼び捨てなのに。」

「えぇ~だって僕達、婚約してなかったっけ?」

「してる!してるよ!私達!!」

うんうんと激しく頷く兎。

「だったら奥さんにちゃん付けしちゃダメ?」

「して!じゃんじゃんして!!」

「兎っていつもは、お淑やかキャラだけど日和の前だと素が出るのよね。」

花凛が美月作カレイの煮付けを食べながらぼやく。

「あぁ~そうだ。仕事がきたよ。」

そう日和がぼやくと緊張感が張りつめた。

「今回は、隣の国立大日本帝国付属武道学園の武神と呼ばれる四人がいるだろ?実は裏武神と呼ばれる四人がいるんだよ。それでその四人が最近暴れまわってるんだよ。だから、国が学校の風紀が乱れるからという理由で依頼されたんだ~。」

そう日和は言い終わった後に挑発的な笑みをうかべた。

「やるか、やらないか。やらない俺が断ったくけど・・・」

「「「「「「やる!!」」」」」」

「OK。なら放課後空けといてね~。」

そう言うと日和は食事を始めた。

「おぉ~うまい!」

「そうですか!作ったかいがあります!」

美月がいきなり復活して日和のそばで食事を摂り始めた。

「そろそろ学校に行く時間だが。」

薫がそう告げた。

「ウチいつも思うんだけどさぁ~薫って目開けることあるの?」

「ある。」

短く花凛に返事を返す薫。

「花凛。それは聞くのが野暮だよ。」

静かに質問をこれ以上するなと制止した。

それを読み取ったのか花凛は食事を再開した。

「そういえばさぁ~今日って何かなかったっけ?」

「特にないよ。」

花凛の質問にすっぱりと否定する日和。

花凛はなんだか落ち込み始めた。

(もう!なんで覚えてないのよ!私の誕生日!)

花凛は心で日和に対して愚痴を言い続けた。

「ごちそうさま。さて学校に行こうか。」

日和は静かに立ち上がった。

「今日授業に出たい奴は、勝手に行って。俺はサボるから。」

「ちょっと待ってよ!どこにいくの!」

「俺が最も好きなものがある所。」

そう言うと日和は出て行ったのだった。



ちなみにこの場面での場所は、日和の家で家族は皆他界した為、六人が住んでいる。

三階建てで、三階は女子部屋・二階は男子部屋・一階は共同スペースになっている。


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