ありのままで
緩慢な動きでベッドをおり、欠けた鏡の前に立つ
肩や腕に流れる長い金の髪が、夕焼けに赤く染まっていた
亡き父から受け継いだ、密色の癖のない髪
お転婆で男勝りのルーが、女の子であることを思い出させる、美しい長い髪
自分の持っているもので、唯一好きなものだった
幼い頃から手入れを怠らず、長く長く伸ばしていた
父と繋がっている気がして、父が守ってくれている気がした
幼い頃に別れてしまった父が、自分をルキナだとわかってもらえるように
唯一、自分を証明してくれるものだと信じていた
大切な、血の証明
大切だったからこそ、切り捨てた
この手で、弱さと甘さを一緒に切り捨てたつもりだった
里を出てすぐに、金の髪がいかに人目につくかを知った
女が一人で旅をするのは危険だと思い、男装をしてみたが、鏡に写る姿はどう見ても少年にしか見えなかった
金髪に青い瞳、少女ともつかない顔立ちの華奢な少年が、どんな人間を引き付けてしまうかなど、考えにも及ばなかった
男達に誘われた時も、その意味がわからず危うい目に遇った
隠れ里で王族の生き残りとして丁重に扱われていたのだ、世間知らずは当然のことだった
せめてもの気休めに髪を黒く染め、前髪で瞳の色を隠した
それて酒場で絡まれることがなくなったわけではないが、幾分ましにはなった気がした
鏡に写る姿に、大きく溜め息をつく
白い肌、くっきりとした二重の目、青い瞳に赤い唇
胸に布を巻き付けて押さえていても、腕や首の細さは誤魔化せない
どんなに隠しても、男の体になど見えない
レオとガルダのような固い筋肉など、どこにもない柔らかな肌
実年齢の男には化けられず、変声期前の少年として振る舞うのが精一杯だった
ルーは、自分の身体を掻き抱いてしゃがみこんだ
「またなの・・・!?」
女として生まれ落ちたのは、ルーの責任ではない
それなのに、女であることがいつも大事な時に邪魔をする
蒼石王の第二子として生を受けたのに、王位継承権は後に生まれた弟達よりも下だった
馬を駆って走ることも、剣技の修練をすることも、知識を求めることも渋られた
姫は自ら馬を駆るのではなく、御者に引かせた馬に乗るもの
姫の手は剣など持たず、花を摘んだり刺繍を刺すためにあるもの
姫は学問よりも歌や詩を・・・
教育係達は口を揃えてそう言ってルーを縛り付けた
誰もルーが王として生きることを望まなかった
姫は姫として地位の高い貴族の妻になることを求めた
馬術も学問も、秘剣術も、誰にも負けなかったのに
ルーの能力を唯一認めてくれたのが、王である父だった
父の口添えでようやく、兄弟達と同じ教育を許された
あの時の喜びは、何にも替えがたいものだった
姫としての教育も同時に詰め込まれい息をつく暇もないような生活だったが、修練は楽しかった
そして、国が滅びた
最後の王族が、ルー一人とわかった時、人の目は冷たかった
その理由はたった一つ、単純なこと
ルーが女だから
“宝石人”の国では、権力は常に男にある
王は男以外に許されない
男女の隔てなく、完全な能力主義だった古き良き時代は、“魔法石”の損失によって崩れ落ちた
“魔法石”を持って姿を消した紅石王族は、女だったからだ
紅石王の第三子、王位継承権第一位を実力で勝ち得た彼女は、民から絶大なる期待を受けていた
その皇女が、“魔法石”を持って消えたのが事の発端
以来、女の王族は国を滅ぼす狂気を秘めているとして、王座から遠ざけられるようになってしまった
そうなっては、能力高い身分の高過ぎる皇女はかえって扱いあぐねる厄介者になってしまったのだ
ルーは生まれ落ちて、女だとわかった瞬間から国に必要とされない王族だった
そんなルーが最後の王族となってしまったのだ、臣下の中には未だルーを認めないものもいる
そして、ルーに王としての手腕を期待せず、飾りとして立たせてその裏で国を牛耳ろうと企むものも少なくない
理不尽な差別に、ずっと苦しめられてきた
女であることが最大のコンプレックスになった
だからこそ、馬術も、剣技も、学問も、必死で身につけた
男に負けたくない一心で、女でも出来ることを証明したくて・・・
初潮を迎えた時の絶望感、膨らみ始める胸、変化していく身体に吐き気がする程の嫌悪感を抱いた
毎月来る女である証に、どれ程の痛みを伴うかなど、男に理解できるはずがない
ルーは、叫び出したい自分を必死に押しこらえた
もう、このまま旅を続けることは出来ないのだろうか
レオとガルダはきっとルーの同行を拒む
この旅で守るべき女など、ただのお荷物でしかない
嘘をついていたことに怒っているかもしれない
女であることがばれた以上、ルーを仲間とは思ってくれないだろう
二人と共に笑いあって歩くことが出来なくなると思うと、ひどく悲しくなった
出会って3ヶ月にも満たない二人が、いつの間にか大きな存在になっていたことに気付いた
最初のうちは、レオのぶっきらぼうな態度や言動に不快感を覚え、ガルダの強引さや軽さに警戒して反発した
しかし、共に時を過ごす内に二人がどれ程人間として素晴らしいかを知った
なによりも、ルーをルーとして対等に扱い、思ったままを口にし、生活の一部に組み込んでくれた
里では身の回りのことは全て侍女達が世話をやき、大切に扱われていたが、必要以上に気を遣われているのが息苦しかった
王族の唯一の生き残りとして、腫れ物に触るように扱われていた
どんな我が儘を言っても誰も叱ってくれず、誰も心から打ち解けようとはしてくれなかった
誰も、心を通わせようとはしてくれなかった
話し相手は乳姉妹のエイル、老師グィディオンの二人だけ
その二人も、ルーに仕事を与えたり我が儘を叱ってはくれなかった
沢山の人に囲まれながらも、いつも孤独だった
皆、ルーに姫らしくすることを求めた
姫らしく、未来の王として、口を閉ざし、大人しく、飾りらしく、民の上に堂々と座すること
そこにルーの心など必要とされない
魂を持たない、美しい人形であることを求められ、それに応えていた日々
生きている実感などなく、ただ日々が過ぎるだけ
何時間神に祈りを捧げても、何一つ変わらなかった
退屈で寂しくて、いつも無力感に襲われていた
その全てを吹き飛ばしてくれた二人
毎日がハプニングの連続だった
刺激的で楽しい毎日
悩んでいることが馬鹿らしくなる程だった
深刻な問題も、なんとかなってしまうのではないかと思えた
レオとガルダは、ルーが一番望んでいたことをしてくれた
自分達と同じ様に話の輪に加え、笑い、時にからかい、勝手は叱った
自分達と同じに仕事を分け与え、手際の悪さに呆れながらも一つ一つ教えてくれた
ルーが、生活の中で少しでも役にたっているのだと実感させてくれた
だが、もう、終わり
もう、一緒にはいられない
ルーは頼りない足取りで自分の荷から短刀を探り出した
里を出たあの時と同じ場面だが、全く違う
刀に映るのは、情けない表情をした女だ
あの日の威厳も誇りも、何もない
髪を一纏めに握り刃を立てようとしたが、手を止めた
今更この髪を切ったところで何になると言うのか
どうせなら、本来の自分の姿で別れを告げようと決めた
すでにこの姿は見られている、同じことだ
暫く躊躇した後、心を決めてドアを開けた
暗くなった部屋から出てきたルーに、その和やかな雰囲気は気が抜けるほどに暖かなものに感じた
要所要所に置かれたランプが柔らかな光で照らし出すのは、日常の空間だ
「お、タイミングバッチシ♪今呼びに行こうと思ってた」
崩れていた竈を組み直したらしく、ガルダは鍋をかき混ぜている
竈の火が、ガルダの赤い髪に命を与えているように見える
ガルダは、火の側にいるのがよく似合う
視線を動かすと、レオが何時ものように本を読んでいる
綿の出たソファーに布を敷き、くつろいだ様子だ
いつもと全く変わらない夕暮れの風景に、ルーは面食らって立ち尽くしていた
「おら、な~に寝惚けてんよ?皿出して、テーブルセット!レオ、本読んでねーで酒持ってきてよ。食おうぜ~」
ガルダに急かされて、ルーは慌ててテーブルに皿やフォークなどを並べた
出来立てのスープや料理が並び、レオがワインを持って席につく
二人の男達はいつもと全く変わらない態度で、ルーはかえって戸惑った
「あ、あの・・・」
ルーがおずおずと声をかけると、二人は顔をあげた
「その・・・あ、の・・・」
二人の目は真っ直ぐ自分に向けられているとわかっているのだが、見返すことが出来ない
何から話すべきか考えが纏まらず、思うように言葉が出てこない
焦るばかりでどんどん混乱していく
あれ程シュミレーションしてきたのに、少しも役に立たない
沈黙が、痛い
「メシ」
「・・・え?」
「メシ食え。二日も何も食ってないんだ、腹減ってるだろ」
レオは何時もと同じ無表情で言う
「そーよー。冷めたモン食わすんじゃオレ様の腕が泣くでしょ。とりあえず食う!話があるならその後ね」
ガルダも何時もと同じ笑顔を向ける
ルーは思わず頷いてしまった
目の前に置かれた皿には湯気のたつ料理が盛られ、美味しそうな匂いが立ち上る
言われてみればかなり空腹だと気付く
ミルク味のスープは塩加減が薄く、病み上がりのルーに配慮してのことだとわかる優しい味がした
食事を済ませると、すっかり気分も落ち着いた
暖炉の炎があかあかと灯され、香ばしいコーヒーが美味しい
三人は黙って炎を見つめていた
「すげぇ色だな~。それが自毛なんだ?」
沈黙を破るのは何時だってガルダだ
つくづく、自分に与えられた役所を正確に理解している男である
ルーは、床に広がる程長い金の髪を眺め、小さく頷いた
いつの間にか元に戻った髪
自分で意識のないことだけに、なんと説明すればよいかわからない
ガルダが言うには一日目の夜半過ぎ、少し眠って目を覚ますとルーの髪が伸びていたと言う
色が変わったことも長さも、二人にはどうでもいいことらしく、その方がルーを驚かせた
「いや、色はさぁ、デコにタオル乗っけた時生え際でわかったし。長くなったのは一瞬ビビったけど、似合ってっから問題ないっしょ。解毒剤に育毛剤でも入ってたんじゃね?」
ガルダは他人事の気安さで、笑って言った
言いざまハサミを持ってくると、黒く染まったままの毛先を切ってくれた
美容師顔負けの手際のよさで、ルーの髪は整えられた
「・・・そろそろ教えろよ。お前はなんで旅に出た。なんでたった一人で“魔法石”なんて探してる」
低くてよく通る、落ち着いた声
レオの声は、彼の奏でる楽器の音色によく似ている
心に深く染みていくような、心を落ち着かせる力があるようだ
「あれは夢見勝ちな探検家か金の有り余ってる富豪なんかの間でしか噂されない代物だ。一般の人間なんかじゃ口にも出さない伝説の産物。誰一人として実物は見たことがない。実在するかどうかまわからんもなだ。女が、ましてやお前みたいな良い家の子が一人で探すやうな物じゃない」
理由は口が裂けても言えない
ルーは口を閉ざして項垂れた
やはり、女とばれた以上一緒に旅を続けることは出来ないようだ
別れれば、きっともう二度と会うこともないだろう
そして、彼等のような人にも二度と巡り会えないだろう
また一人で行かなければならない
もう会うことはないのだと思っても、レオの問いには答えられない
適当な嘘で誤魔化すような真似もしたくない
「・・・言えない」
絞り出す様に言うのが精一杯だった
真実を打ち明けることはできず、世話になった恩を返す術もない
与えられるばかりで、何も返せないことが情けない
胸が潰れるように痛い
三人の間に、重い沈黙が流れる
パチパチと薪のはぜる音だけが聞こえる
レオがため息をついたのが、やけに大きく聞こえた
「そうか。なら、良い」
レオの声は何時もと変わらず、問い詰められるかと身を固くしていたルーは、驚いて顔をあげた
「え、どーいう・・・?」
「別に話したくないことなら無理に聞くつもりはない。“魔法石”は伝説の産物だと言われてるが、実在しない(・・・・・)確証もない。あると言うのならこの目で見てみたいと思うのは当然の心理だろ」
「そーそ。ってか、俺等はおもしろけりゃ文句ねぇもん♪」
二人のあまりにも淡白な答えに言葉を失う
先程から二人の予想外の態度に困惑する
レオの無関心も、ガルダの楽天家思想もよく知っているつもりだったがこれ程までとは思わなかった
「一緒に・・・いても、いいの・・・?」
「へ?何ソレ、どーゆー意味?」
ガルダは首を傾げてレオに助けを求める
「あたし、このまま一緒にいても、いい、の?」
「何言ってんの?ここまで一緒に来たんじゃん?なんでわざわざ聞くわけ?」
「だって、だってあたし・・・女だし・・・」
認めたくなくとも、変えようのない事実
「だから?」
「え!?だ、だから・・・って・・・?」
ガルダは心底不思議そうに首を傾げている
まるでルーが二人の知らない言葉を話しているかのように意味が伝わらない
「何を言い出すかと思えば・・・今更何言ってんだ」
「え、あっ、まさかお前女だってばれてないと思ってたのっ!?ってか、やっぱ男のふりしようとしてたんだ!?」
レオは呆れたように首を振り、ガルダは驚いている
二人にはとうにルーが女であることは気付かれていたらしい
少年として扱われていると、ばれていないと思っていたのはルー本人だけだったのだ
「なっ、なんで!?」
ルーが狼狽えているのを、レオとガルダは顔を見合わせた
肩を震わせ背を向ける二人に、ルーは眉を寄せる
その内我慢出来なくなったガルダが声をたてて笑い出す
一人取り残されたルーの困惑は深まるばかりだ
ひとしきり笑い終えると、ガルダは妙に真面目くさった顔でルーに近づいた
「いーか、ルー。自分のことはよーく知っとかなきゃいけねぇ。もしも、だ。もし仮に俺とレオが女の格好してたとして、女に見えると思うか?」
想像するにしのびないが、言わんとすることはよくわかる
す姿形を似せたところで、ものの本質が欺ける訳ではないと言うことだ
しかし、そうであれば納得出来ないことが多々ある
「じゃあ、どうして一緒に旅を続けてきたの?」
女であることがばれてしまうと一緒にいられないと思っていたからこそ、これまで無理して男のふりをしてきたのだ
ところが、二人はルーが女であることを知りながら何も言わなかった
ルーの知りうる限りの常識では考えられないことだ
彼等はルーに対していつでも対等に接してきた
守るべき女としてではなく、同じ立場の仲間として扱ってきたのだ
「なーんで、そんな女ってことに拘ってんの?」
ガルダのため息混じりの声に、ルーは大きく目を見開いた
「ルーが一人旅だって言うから誘ったんじゃん?お前強いし、一緒にいたら面白そーだとおもっただけだし。面白い奴なら男でも女でもウェルカムよ。他に何か理由居る?」
「で、でも・・・」
理解しがたいガルダの言葉に、ルーは戸惑いを隠せなかった
「そりゃ確かにお前顔キレーだし、歌わせりゃメチャクチャ上手いし客増えたしぶっちゃけメチャおいしー出会いと思ったよ?男同士のムサイ旅よりだんっぜん楽しいし、目の保養んなるし、い~匂っぐあっ!?
思い付くままに喋るガルダの鳩尾に、レオの拳がめり込んだ
痛みに悶えるガルダを尻目にレオが口を開く
「お前は、俺達と旅をするのが嫌だったのか?」
「えっ違っ!!そんなことないっ!!」
ルーは慌てて大きく首を振った
二人との旅は楽しすぎて、別れが辛くて仕方がなかった
もっと一緒にいたいと、旅を続けたいと心から願った
側にいたいと思いこそすれ、別れたいなどと思うはずがない
それだけは誤解してほしくなかった
顔を上げると、素顔のレオが目に入った
真っ直ぐに見詰めてくる瞳
初めて目にするその色に、思わず見入ってしまった
永い時の流れをその身に閉じ込める琥珀
英知の色の瞳は、強い光と優しい温もりを宿している
自分の存在を許してくれる、絶対的な安心感を与えてくれる目だ
「だったら、一緒に来いよ。俺達だって少しは役に立つ」
レオの目が細められ、口元に笑みが刻まれる
優しい笑顔だった
その笑顔で、彼の事が少しわかった気がする
ただ微笑まれただけで全てを任せてみたくなる
普段の無表情からは想像もつかないような暖かさを知った
一切の不安も感じさせず、どんな不可能も可能に変えてくれる、そんな不思議な強さを感じる
「そ。ルーの歌で俺等の評判も上がったし。これからまだまだ稼げそうだし♪ま、持ちつ持たれつ、仲良くいこーや」
立ち直ったガルダも、にっこりと笑う
二人の優しさが身に染みた
仲間だと言ってくれる
女でも男でも関係なく、ルーをルーとして認めてくれた
嬉しくて、言葉が出なかった
覚えていますか 出会ったあの日の事を
私はきっと 忘れない
弱く小さな私 強くて大きなあなた
出会うべくして出会ったの
そう 信じてもいいですか
いつか別れの時が来るでしょう
その日まで 離れず歩きましょう
その日までは あなたの側で歌いましょう
大きな拍手、吹き荒れる口笛、割れるような歓声
舞台の上でお辞儀をするルーの金の髪が、ライトを浴びて光を弾いている
長い長い金の髪を持つ美しい歌姫の評判は、瞬く間に広まった
ドレスの裾を摘まみ、観客に微笑んで美しく頭を下げる
ルーはもう、男のふりは止めた
仲間が認めてくれたのだから、姿などに意味はなくなった
無理をする必要はないのだ
女だと、自分で認めてやると、驚くほど心が軽くなった
自分は女だけど、剣技も学問も身に付けている
すれが、ルーなのだ
ありのままで生きようとすることが何よりも大切だったのだとようやく気付いた
女の姿になってからのほうが、かえって順調に事が運ぶ
吟遊詩人としての反響は想像以上だった
今まで極力押さえていた高音を解放し、その幅広い音域から紡ぎだされる歌声は人々を魅了した
レオの乱れることのない正確なベースラインがルーの歌声を引き立たせ、ガルダの伸びやかなメロディーが音色の幅を広げる
文句のつけようのない腕で、三人は名声を手に入れた
旅は、良い方向へと進み始めた
そう、信じて疑わなかった
ものすごく久し振りの投稿になりました
これで第二章は一段落になります
なかなか投稿ができませんが、超スローペースながらも完結を目指していきたいと思います
お読みいただいてありがとうございます