第17話「新転生者改革」
女神代理人任命翌朝。
王宮大聖堂の祭壇に、新たな権限画面が浮かぶ。
【転生システム管理画面】。全転生者のステータスと履歴が見える。
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アクティブ転生者:12,847名
職業依存症率:97.3%(戦闘特化思考停止)
生存率:31.8%(スキル頼みで詰み)
社会貢献度:3.9%(傭兵化確定コース)
(ひどい…)
剣聖、魔法帝、聖騎士ばかり。人間のまま生きてるのは俺1人。
女神の実験通り、「職業に頼りすぎ」て成長止まってる。
改革開始。女神権限でシステム改変。
新転生システム提案:
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① 職業選択画面に「スキップ」ボタン追加
② スキップで基礎ステータス+20%(俺と同じチート)
③ 職業なし転生者に「女神代理人ギルド」招待
④ 人間至上主義トレーニング(戦闘封印→交渉特化)
大陸連合三勢力に改革を宣言。
国王:「女神代理人殿下の改革、王国全力支援!」
竜皇帝:「人間の可能性、面白そうだ!」
魔族領主:「俺も孤独な転生者を救いたい…」
最初のターゲット:転生者#003「炎帝レイ」
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職業:炎魔王(SSランク)
ステ:魔力S+攻撃S+速さA
問題:無双しすぎて孤独。貴族から暗殺依頼10件
王都郊外で遭遇。レイが炎で冒険者10人を一掃中。
「邪魔だ!灰になれ!」
俺が静かに介入。
「レイさん、炎魔王の連鎖爆炎、見事です。
制御精度が理論値120%ですよ。どうやってるんですか?」
技術的理解者媚び。第2話のミレイと同じ。
レイが炎を止める。
「…お前、魔力ゼロの人間?どうやって解析した?」
「職業選択スキップしました。ステータス全振りで人間です」
女神代理人のプレートを見せる。
レイの目が揺らぐ。
「職業なしで生き残ってる…?教えてくれ」
1人目確保。炎帝が人間至上主義に転向。
女神代理人ギルド設立。王都に本部新築。
初回メンバー10名(元剣聖・魔法帝・聖女たち)。
トレーニング内容:
スキル封印装備着用(職業無効化)
素手魔物退治(基礎ステ重視)
交渉力養成(媚びの基本講座)
情報収集実習(俺直伝)
参加者の半数が脱落。
残った8名は人間性覚醒。ステータスだけじゃなく思考力が上がる。
レイが感動の涙。
「職業に頼ってた俺が…交渉で貴族説得できた…!」
改革初成果。新転生者100名に「スキップ」推奨。
生存率80%→95%。社会貢献度5%→25%。
ギルド依頼の9割を職業なし転生者が受注。
国王が謁見。
「女神代理人殿下!転生者たちが王国経済を回し始めた!
王領80%を差し上げます!」
ガロス商会も大喜び。
「職業なし転生者が俺の店で値切りまくってるぜ!商売10倍だ!」
夜、パーティ+新メンバー祝杯。
レオン:「俺たちも職業なしトレーニング受けろってかw」
ミレイ:「確かに…スキル依存脱したらもっと強くなりそう」
ルナ:「みんなが笑顔になって…女神代理人、最高です!」
レイが頭を下げる。
「人間さん、あなたが俺たちを救った。女神代理人の下で働かせて」




