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百日咳に罹った話  作者: 夏目 碧央


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百日咳が気になるあたなへ(情報編)

 百日咳が流行していると言われても、身近に感染した人の話は聞いた事がない。それもそのはず。百日咳は簡易検査がなく、血液検査をして、それも確定させるには2度しなくてはならないとなれば、そうそう診断が下る事もないだろう。

 百日咳が乳幼児だけ罹る病気だという情報もあるが、それは間違いだ。少なくとも2025年に流行った百日咳は、成人も罹る。ましてや20代の健康な若者でさえバッチリ罹るのだ。

 世の中、コロナやインフルを怖がる傾向があり、百日咳だったら別に怖くない、という風潮を感じる。しかし、断然百日咳の方が怖い。何せ、この幸せ者のポジティブ思考の私でさえ、あまりの苦しさに生きる気力を失ったくらいなのだ。

 特効薬もないし、とにかく長引く。私が息が出来ないと思ったくらいだから、乳幼児だったら確かに命に係わると思う。百日咳を含んだ三種混合の予防接種はきちんと受けた方がいいし、一番大事なのは「咳エチケット」だと思う。

 そう、コロナやインフルが怖がられるのは、感染力が強いからだと思われる。同じ室内にいたら感染してしまうとか、同じ物を触っただけで感染してしまうとか。百日咳はさほど感染力は強くないかもしれない。同じ部屋にいても、咳をする時にタオルで口を押さえるようにしていたら、私から夫にはうつらなかった。また、発症初日には実家で咳をし始めたわけだが、その時にずっと一緒にいておしゃべりをしていた両親や妹にもうつらなかった。咳を吹きかけるような事をしなければ、それほど感染しないのかもしれない。

 となれば……次男が恨めしい。もう本当に、近くから思いっきり咳を吹きかけてきたのだ。それも何度も。数日の間ずっと。だが、あの時次男は腸閉塞の後ですごく大変だったし、これも運が悪かったと言うべきか。

 咳がずっと治まらないから百日咳かな、などと心配する必要はないと思われる。百日咳はそんなもんじゃない。だが、咳で眠れないといった症状があるならば疑ってかかり、念のため抗生剤を飲んだ方がいいかもしれない。それで治るわけではなく、感染を防ぐものと言われるが、うちの家族の実感としては、百日咳に効く抗生剤アジスロマイシンを飲むと本人の状態も良くなる。

 百日咳に罹ると、とにかくムカムカしたりして具合が悪い。熱がそれほど高くならないが、体力を温存した方が回復しやすいので無理をしない事だ。寒いと咳がたくさん出るので、なるべく暖かくした方がいい。夏でさえ、そうなのだ。風に当たったり、薄着で過ごしたりしない方がいいだろう。

 痰切りのムコダインなどは、飲んだ方が少しは楽だろう。百日咳は発症してすぐよりも、2週間くらい経ってからの方がつらい場合がある。私がそうだった。その頃には処方された薬が無くなってしまうと思うので、もう一度もらった方が良いだろう。


 咳が激しく出るとか、咳が長引くなどの症状がある人にとって、少しでも参考になればと思い、このエッセイを書いた次第である。検索をしてもAIが「大人には発症しない」などと言って来るので要注意だ。過去はそうでも今は違う。今年の感染症の情報はまだネット上にそれほど多くない。

 私が内科の先生から、自分で勝手に判断して不安になっている、と指摘されたように、他人の薬を飲み漁ったりすると余計にこじらせるかもしれないので、面倒でも医療機関を受診した方がいい。その際は、待合室が寒いかもしれないと思って防寒対策を(特に夏は)した方がいい。


 後から考えればほんの数か月。本当に具合が悪かったのは1カ月程度だったかもしれないが、当時はとてもつらかった。日常生活が出来ているからと言って、大した事ないだろうと思うのは間違いだ。誰もが病気になりうる。皆、時が経てばつらかった事を忘れてしまうので、病人を労わる気持ちを忘れずに、お互い様の気持ちで労わり合おう。今現在、具合の悪い方はどうぞお大事に。


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