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百日咳に罹った話  作者: 夏目 碧央


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パニック!死にたい

DAY-19 9月2日(火)

 夕べ寝る時、また呼吸ができないのではないかと不安だと言ったら、夫が漢方薬をくれた。不安などで眠れない時に飲む薬だそうだ。しかし、効いた感じはしなかった。

 眠ってもすぐに目が覚め、心配になって水を飲んだりしてしまった。3時半頃から1時間くらい眠れなかった。痰がのどにあると不安で。だが、呼吸ができないという事は一度もなかった。それなのに楽観できない。

 咳はだいぶ減ったのだが、ずっとのどに痰があり、気分が悪かった。しゃべると声が出ないし。腰は良くなったがまだ痛い。コンビニなどで龍角散のど飴のスティックタイプを2度くらい買ったが、ちょっと高い。もっと安く手に入れようとAmazonで大量買いした。すぐに発送されたのだが、ついでに頼んだ他の物だけ先に来て、肝心ののど飴はまだ来なかった。

 昼間はブログを書いたり小説の公開作業をしたりしていたが、どうも苦しい。呼吸の方法を忘れてしまったかのようだ。最近、なんか苦しいと思った時にいつも一番古いブラをしていたので、今日は思わずその古いブラを外して速攻捨ててしまった。まだそれほどぼろくないと思って捨てずに使っていたが。それでもまだ苦しいのは、太ってしまってズボンがきついのかもしれない。

 考えてみれば食べ過ぎた。残り物を片付けるのに無理をした。スイカとか、お菓子もあって。夕飯後にはぶどうも食べたし。夕飯の後は少し気分がよくなったのだが。

 暑いのだか寒いのだかもよく分からず、咳もたまに出る。だが咳よりも痰がのどに張り付いているのが気持ち悪くてつらい。それでも日に日に良くなってはいる。流石に明日にはもう少し良くなるだろう。長男からもらった痰切の薬を飲んだ。何となくだが、昨日夫にもらった漢方薬の副作用で気分が悪いのかもしれないと思った。だからもう飲めない。余計に気分が落ち込んだ。体の具合が悪いというのは本当につらい。

 夜、お風呂に入った時に、長男が出てすぐだったからか風呂場がとても暑かった。何となく呼吸が出来なかった時の事を思い出してしまい、近頃は顔を洗う時に苦しい気がして怖いのだが、今日は最初から苦しい上に、顔や頭を洗う時に息を止めてシャワーをかけるのがすごく苦しくて、思わず「死にたい」と思ってしまった。私がそんな事を思うなんて、考えられない事だった。だが、呼吸が出来なくて苦しかった場面がフラッシュバックして、今もとても苦しくて、こんなに苦しいなら死んだ方がマシだと思ってしまった。

 パニックというのは恐ろしい。頭にシャンプーが付いていようが体が濡れていようが、死ぬくらいならば全て放り出して風呂場から出ればいいのに、そんな事も思いつかず、ただ死にたいと思ってしまった。もし目の前に、押せば死ねるボタンがあったら迷わず押していただろう。なんとかシャワーをして、ハアハア言いながら風呂場を出た。パジャマを着てもまだ苦しくて、血中酸素濃度を測ってみようと思った。

 コロナ禍の時に夫がネットで見つけた、安物のパルスオキシメーターがある。それを久しぶりに出してみたら、やっぱり反応しない。電池がないのだろう。電池の残量を測ってみたらやはりない。それなのに、こんな時に限って単4電池の買い置きがなかった。

 そしてふと気づいた。電池がどうのこうのとやっている間に、呼吸もすっかり落ち着いていたのだ。これは単にのぼせただけかもしれない。考えてみたら、昨日、お風呂の湯の温度を一度上げたのだ。温まった方が咳が出ないと思って。そのせいで風呂場が暑くなり過ぎてのぼせたのだ。また一度下げよう。


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