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Ⅰ.「プロローグ」

 平成8年6月、今は梅雨の時期。


 教室の窓際から見上げる空は黒い雲に覆われている。


 梅雨は雨の日が多く、湿気だらけで気持ちが悪い、じめじめとした空気は私を陰鬱な気分にさせる。


 でも、今日だけじゃない。私にとっては、ドロドロした人間関係が渦巻く学校に居る、それだけで憂鬱な気分になる。


 そう、私の心は中学生の頃からずっと分厚い雲に覆われていた。


 クラスのマドンナ、東条絢音(とうじょうあやね)は人柄も良くクラスの人気者。でも、それは親しい人だけに見せる表の顔。


 彼女は昔から関わりのある私や、下級生ををターゲットにいじめや嫌がらせをしたりしている。それがあの女の本性。


 その女の所業は、とても同じ人間とは思えない。人間はここまで人の道を外れる事が出来るのかと思う程。


 彼女は普段から怒りっぽい性格で、普段から気に入らない人には酷い事を言ったり、嫌がらせをしたり。そして、昔から付き合いのある私には特に酷い事をする。


 私はあの女に縛られながら、息苦しい学校生活を送っている…

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