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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
話を聞く最強のチートでした。
精霊は干渉しないと言ってから俺に力を与えた、俺に何かを求めてる訳でもない、俺はどんなように生きていくのが良いのか?
(そんなに深く考えなくて良いのよ、神様は自由に生きなさいと言っていた、それでこの世界は変わると)
「俺の生き方で変わるとは思えないけどな?」
(それは私達には分からないけど神様は変わると思ってるんだから良いんじゃないの?実際貴方がこの戦争に加担するなら大きく変わると思うけどね)
「そうか?」
(1つの国が救われるのよ、まぁ救い方にもよるけど、変わるでしょ)
「そうか?そうだなこんな国が増えれば良いと思ったんだから変わるか」
(そうよ、貴方が好きに生きるだけで世界は変わる)
「わかった」
それから数日間教会で過ごし、シスター達がこの国は負けるかもと話、避難すると話している、しかし何処へ避難すれば良いか話し合ってる。
「避難しなくて良いよ」
「レイちゃん何を言ってるの?」
レイはシスター達が付けた俺の名前、まぁ覚えやすて気に入ってる。
「避難しなくて良いと言ってるんだよ、俺が全て終わらせて来るから」
「???」
「レイちゃんは聡い子だと思ってたけど、何かあるのね?」
「あぁお世話になったお礼にこの国を救って来るよ」
その場で消える。
「あぁやはりあの子は普通の子では無かったのね、この教会に来た時綺麗な格好で雨にも濡れて無いし、怪我1つしてなかった、この教会でも怪我1つしてないし、何かに守られてるとは思ったけど」
「この国は救われるのですね」
「あの子がどんな方法を使うか分からないけど、救われるんだと思います」
そして国境まで来ていた軍の前に来る、クヌート国の国境は守りに徹してるが、容易く突破されるだろう、まず装備が違う、クヌート国の装備は青銅が主流だ、相手国、セイラン国と言ったか、そちらは鉄や鋼も見れる、城壁も石を組んでるが強固に見えない、ならまずは城壁を強化だ、城壁を全て鉄で作りかえる。
一瞬で城壁が作り替えられる、敵も見方も何が起こったのか分からなく混乱している。俺は風魔法を使い話す。
「このまま兵を引くなら何もしない、もし攻めて来るなら容赦しない」
辺りが騒がしくなる。
「静まれぇーー」
敵の騎士団長が叫ぶ、その声は俺と同じように風魔法を使ったようで響き渡る。
「たかが子供1人何が出来る、あの城壁も幻覚魔法だ、クヌート国に高名な魔法使いなどおらん、進め」
「「「ウォォォォォォォ!!!」」」
騎士団が先頭に馬を走らせ、後ろから歩兵が走ってくる。
「引くつもりはないか」
(人間なんてあんなものよ)
俺は肩を諌めて呆れる。
「そんなに死にたいか」
騎士団が数百頭の馬を走らせ駆け寄ってくる。
「死ね」
数百の風の刃を騎士団目掛けて放つ、戦場から悲鳴が鳴り響く。
「「ギャァァ」」「「ウゥゥゥ」」「ライルゥゥーー」「「痛い痛い痛い」」「う、腕が」「お、俺のあ、足がない」「エスタァーー」
騎士団は壊滅状態、僅かに生き残った者も居るが足が無くなったり、腕が無くなったり、まだ事切れて無いだけで死に体の者、後ろに居た騎士団長らは何が起こったのか理解出来てない。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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