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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それから屋敷に戻って来て2人、リーゼとサラサにも紹介する。
「この2人もメイドだ、それからまだ増えるのでよろしく頼む」
「うん・・・よろしくお願いします」
少し人見知りが発動してるな。
「それからさっきも説明するといっていたが、ネルには精霊魔法使いとしての素質がある、なのでこの屋敷の護衛も任せるつもりだ、騎士は別に雇うが、戦術も学ばせるつもりでいるのでよろしく頼む」
「精霊魔法使い?」
「ああ、言ってなかったが、俺の魔法は精霊魔法だ、それも大精霊の加護をもらってる」
「!!」
貴族の子女だけあって精霊魔法がどんな物かしっているようだ。
「俺の精霊魔法はこの世の理、俺がその気になればこの世界を壊す事も出来る、そんな大精霊がネルには精霊魔法の素質があると言っている」
「レイ様は精霊と話せるのですか?」
「ああ、全ての属性の精霊が俺に加護を与えている、この大陸ぐらいなら一瞬で消す事ができる」
「!!」
「まぁやらないから心配するな」
「それで3日後に執事やらの面接がある、それと今足りない物はなんだ?」
「・・・はい、まず掃除用具と庭の手入れ道具、それに家事全般、フライパンとか何もありません、椅子やテーブルはあるにはあるんですが、少し古いと言いますか、壊れる可能性があります」
「そうか、それなら精霊魔法を少し見せよう」
庭に行き杉の木、梶の木等を一瞬で生やし風魔法で倒木し乾燥させ木を整えて行く。
「これでテーブルとか作れるだろ、クッションとかは流石に商人に頼まないとならないが」
あまりの出来事で困惑している3人、実はネルは俺の行動をある程度見ていて知っているのでそこまで気にしてない。
「こんなふうに俺がその気になれなばこの国の木だけでは無い、穀物とかも育たなくする事もできる、わかってもらえたか?」
「「・・・はい」」
それから3人はネルに仕事を教える為に一緒に部屋へ戻る。
「良かったわ、ここで雇われたののは僥倖よ、世界一安全に仕事が出来るのはもちろん、貴族のしがらみとかも気にする必要無いし、真面目に仕事をすれば職にあぶれる心配もないわ」
「それは間違いないわね、運が良ければ側室ぐらいにはなれるかもしれないし」
「まぁそれは分からないけど、色々と恩恵はあると思いますね、懇意に出来れば実家にも恩恵があるかもしれない、でもそんな考えより、真面目に仕事をするのが大事ですよ」
「ナルニスさんは相変わらず真面目ですね」
「はい、私はレイ様の為に身を粉にして働くつもりですから」
「それは私達も一緒よ、せっかくの好条件みすみす逃す事はしたくないから」
「はい、それならこれから応接室を最優先で整えますよ、3日後には新たな使用人達が来ます、みっともない部屋に通したら、私達の仕事を疑われますから」
「そうね、ネルさんでは応接室の掃除から始めますよ」
「はい、わかった」
「ネルさんそこはわかりました、出来れば承知しましたと言うのが良いかと思います、ネルさんの言動でこれから来る使用人達が同じような行動をとってしまうかもしれませんからね」
「レイ兄ちゃんに迷惑かけちゃう?」
「そうですね、レイ様は気になさらないかもしれませんが、新たに来る使用人がレイ様を蔑んだ態度で来たらどう思いますか?」
「蔑んだ?」
「舐めた態度です」
「良くないです」
「わかって頂けましたか?」
「はい、わかりました」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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