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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
塀を築いてからはしばらく、街の復興とかに時間を使った、前の街より良くなっているはずだ、クヌート国の貴族も何人か連れてきて、意見を取り入れたりしてより良くしている、それからこの国の残った人達はほぼ辺境に移った、1部の冒険者は俺の領都に移るとの事でそのまま送ってやった。
「(それにしても冒険者とは面白いな、このまま出ると街の復興とか出来ないから残って手伝いたいと言ってた、許されるなら復興の目処がたったら他の街や、俺の領地に行くのを許して欲しいと言ってたな)」
(まぁ確かに騎士と残った平民だけでは復興は難しいでしょうね、冒険者は色々な事に精通している事が多いからね、冒険に出て野営地作るのだって何日も暮らす感じで作ったりするから)
「(テントとかじゃないのか?)」
(数日ならテントもあるけど、例えばダンジョン、入口にテント張って拠点を築く、それから何日もかけて、奥へ進んで行く、戻ってきてテントじゃ休まらないでしょ、だからある程度の拠点を築いたりするのよ、テントはダンジョンの中で1日とか休むために使うのよ)
「(なるほど、それは知らなかった)」
(まぁ貴方の場合ダンジョンも一瞬で攻略できるし、途中で出てこれるし関係ないからね、そんな感じで冒険者は建築の技術とか持っているのも多いのよ)
「(なるほどね、まぁでもさすがに今回の復興は何年単位だろ、あんなボロボロの辺境領、地面だけは直してやったが、他は直さない、資材集めから初めて何年かかるのやら)」
(ドワーフやエルフが居れば少しは早く進むのだけど、居ないからね)
「(まぁここはそれで良い、これ以上は関係ない、全て自業自得だ)」
とある王国、シンドリアと言っていたがシンローア国、レイはまだ知らない、調べればすぐにわかるのだが、こちらが忙しくてちゃんと調べていなかったのだ。
「それで集まった情報は?」
「はい、今回の塀を築いたのもやはり同じ冒険者です、今回は我が国の兵や民も見ていたので、1人のまだ少年と言って良い者がやっていました」
「やはり、新たに侯爵となったレイとか言う者か?」
「間違いないと」
「ちなみに、あの塀を我が国の宮廷魔術師が集まっても無理か?」
「数年単位なら可能かも知れませんが、やはりり初代様と同じ転生者の可能性がありますね」
「チートだったか、ふむ初代様が残してくれた武具で対抗できるか?」
「どうでしょう、さすがに分かりかねます」
「とりあえず準備だけでもしておくか、我が国も人間至上主義では無いが近い事をしている領地もあるからな、初代様が獣人やエルフに友好的だったが、獣人やエルフの力を恐れて排斥しようとする貴族もおるからな」
「そうですね」
「隣国の事でこんなに悩まされるとは思わなかった」
「やはりセイラン国を奪ったの早計だったか?」
「間者からセイラン国の王族や貴族が滅んだと聞かされれば仕方がないと」
「そうだなあんなチャンスを逃がす事はありえないしな」
「クヌート国も塀の作りからこちらの領地と認識しているようですし、大丈夫かと思いますがね」
「うむ、彼らの出方を待つとしよう」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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