表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/117

10

この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。

「レイ様、10歳職業は魔法剣士?」


「あー魔法も剣も使える」


「どちらかに絞った方が強くなれますよ、どちらも極めるの難しいので・・・」


(貴方がこの世界で負ける者なんていないのにね)


「(そんなのこいつらが知るわけないからな、剣を極める、魔法を極める、その方が強くなれるのは否定出来ないしな)」


「気にしないでくれ、俺はどちらもそれなりに使える」


「はぁ・・・そうですか?」


「なんだぁミレイちゃんの言ってる事も理解出来ない新人のガキが調子こいてるのか?」


 隣の受付を使ってる冒険者が絡んできた。


「(テンプレかよ)」


(へーこう言うのがテンプレって言うんだ)


「とりあえず、先に進めてくれ」


「は、はい冒険者はランクがあります、S、A、B、C、D、E、Fとなっており、最初はFランクから始まります、ソロだとランク通りの依頼しか受けられませんが、パーティ、これからはパテと言いますがパテを組めばパテのランクの依頼が出来ます、パテを組めば1つ、2つぐらいはランクが上がります、ランクはこのギルド手帳にも書いてますが、試験や貢献度で上がります、それからあちらの方はCランク冒険者のスコッチ様です、4人のパテを組んでいて、Bランクパテです、謝るなら今のうちです、私にも少なからず非があるので一緒に謝りますので謝りましょう」


「ギルドはこの様なトラブルはどのように対応するのだ?」


「えーっとギルド内でのトラブルでしたら何らかのペナルティがあります、ギルドの外では自己責任になります、ペナルティもどうしてもランクの上の意見が通り易くなります」


「そうか、この場合はどうなるんだ?」


「ベテラン冒険者が初登録の冒険者に諭してると見られるかと?」


「それはお前の迂闊な発言から俺はこのクソな冒険者にやり込められても知りませんって事か」


「そ、それは・・・」


「なに、グダグダ言ってるんだ、ミレイちゃんに諭されてるのを新人の癖に文句言ってるじゃねえ」


「(やはりこの世界はおかしいな、この国は豊かになったが未だにこんな奴が居る、先輩らしく寛容に諭すなら分かるが、そしてこのギルド嬢もそれを見過ごす、それがギルドの方針なのか、この女の方針なのかは知らないが)」


(この世界ではこんなのあたりまえだ、軽い(いさか)いから戦争に発展するんだから)


「(それがおかしいんだよ、お前ら精霊すらそんな考えなのが、何か誘導されてるのかとさえ思うよ、まぁ俺も自重はするつもり無いのだから当てはまるんだがな)」


(そうなの?)


「(あぁ俺の国ならこんな事で喧嘩や戦争になったりしない、戦争の1番の理由は宗教と土地だな、それも文明が発達するとそれすらも無くなってくる)」


(ふーんそうなんだ)


「(あぁなりそうになっても誰か諌める者が居たりして、滅多に起こらない)」


 精霊と俺の会話は思考加速が行われてるので一瞬だ、俺は闇の精霊の力を使い、辺りに濃密な殺気を出す。


「あぁ・・・」「ヒッ」「ワァァァ」


 目の前の受付嬢は漏らして失神する、文句を言っていた冒険者は腰を抜かし後退りする、ギルド内に居る冒険者やギルド職員も冷や汗をかきその場から離れようとする。


 すると階段から駆け下りてくる人物が居る。


「何をしているか!!」


 俺はその人物に目をやり見据える。


「これはお前がしたのか?」


 その人物は遠巻きに俺に問いかけてくる。


「あぁそうだ、この冒険者が喧嘩を吹っ掛けてきて、この受付嬢は俺は悪くないのに謝れみたいな感じだったからな、ギルド内なら不味いが、こいつらをギルドの外に連れ出し殺すのは認められてるのだろ?」



なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。


少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。


よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ