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044.見参

大変遅くなりました。

 霊獣は人への底なしの殺意を持って生まれてくる。

 『い』級以上であれば例外は存在するものの、『ろ』級までであれば例外はない。位階や等級によって千変万化する霊獣だが、その限りなく深く、憎悪と言い換えてもいい殺意だけは共通している。


 なぜ霊獣は人を憎んで生まれるのか。その根本は霊脈の仕組み(メカニズム)にある。


 地上で産まれ育まれる命は、その由来は違っても最期には等しく大地へと還る。大地に染み込んだ命は霊脈へと取り込まれ、霊脈はその命を(たきぎ)に加えて地上の生物へと恩恵を与える。

 この循環によって大地は富み、生物は栄えることができている。しかしその過程で霊脈は命に含まれる思念――その生物の歴史や最期の思いをも内側に取り込んでしまうのだ。

 と言っても限りなく白くなった命のほんのひと欠片だ。そしてあらゆる生物は独自の思考を持ち、本能の形は無限にある。それらが集い、蓄積したところで明確な指向性を持つことなどありえない――はずだった。


 先に述べたように、思念とは生物の歴史であり最期に残った思いの形。そこには幸福感、無念、喜び、悲しみ、怒り――ありとあらゆる感情を内包している。

 感情の大半は激しく燃えはするが続くのは一時。参戦する前に鳳花が東馬へと怒った一件が激しさや長さといった点では大きくなかったように、大抵はその場に限って膨らんでは萎む。


 しかし皇家家中の東馬への敵視のように、感情の中には強く固まり、長く続くものもある。

 その代表が憎悪。何かや誰かを憎み、恨む時に芽生える濃く黒い感情。


 死してなお体から消えることのなかった憎悪は霊脈へと蓄積し続け、やがて指向性を持つに至る。それは憎悪の大半がとある生物へと向けられていたため。

 その生物こそが地上において“最も生物を殺した生物”である人間。虫や鳥、獣や草花、果ては同じ人間ですらも手にかけ踏みにじってきた大罪の種族。


 霊獣は霊脈の澱みから生まれ出でる。その中へと注ぎ込まれた憎悪は霊核を押し固め、存在を肥え太らせる。

 人間の歴史へとこびりついた怨嗟(えんさ)の声。それこそが霊獣の殺意の源泉なのだ。


 鳳花はそのことを知識として知っていた。実戦に出てからは実感するようにもなった。

 しかしその理解がいかに浅いものであったのか、いつ終わるともしれぬ戦いの中でようやく思い知ることになる。



「ぐうぅっ……!」



 護法の防壁を一枚挟み、鳳花は霊獣二体と相対していた。猿の姿の一体と牛の姿のもう一体。前者は幾度となく腕を振るい、後者は諦めることなく突進を繰り返す。そのたびに襲い来る轟音と衝撃が鳳花の口から苦悶の声が漏れ出させる。


 神威を纏った腕でさえ焼き焦がすような激しい憎悪。

 その熱を押し返すように鳳花は二体の霊獣が同時に壁にぶつかってくる瞬間を見計らい、護法の防壁を『跳』へと切り替え(チェンジ)。猿と牛は自分が与えようとした衝撃そのままを跳ね返されて吹き飛んでいく。


 鳳花達が今戦っているのは峡谷の外縁近く。峡谷とそれ以外を分ける山の、峡谷側の峠にて霊獣の群れと対峙していた。

 山の先にあるのは一般人の住む市街地。文字通りの最終防衛線であり、討ち手達は何とか霊獣を押し留めようと奮戦を続けている。



「はぁっ……はぁっ……」



 跳ね飛ばした霊獣は副長と青葉の撃法によって消滅する。それを確認した直後、緊張が緩んだのか脚から力が抜け、鳳花は地面に倒れそうになってしまう。



「おっと」



 しかし倒れ込むすんでのところで腕を掴まれ、鳳花はそれを支えに体勢を戻した。鳳花は肩で息をしながら、いつの間にか近くに立っていた青葉の顔を見上げる。



「ありがとうございます。……お前はまだまだ余力がありそうですね」

「そりゃあ年季が違いますから。そう言う姫様はそろそろ限界ですかね?」

「……いいえ、まだまだ戦えます」

「それは重畳(ちょうじょう)。ほら、また次が来ますよ」



 相変わらず挑発的な青葉の言動と表情。しかし以前と違って鳳花を侮るような気配はそこに無かった。

 二人は並んで武器を構え、崖下から駆け上がってくる霊獣の群れを迎え撃つ。


 この最終防衛線で戦い始めてからどれくらい時間が経過したのか鳳花はもう分からない。四半刻か、半刻か、それともそれ以上か。いつ終わるとも知れない戦いの中でそんな些事に気を回す余裕は失われている。


 『ろ』級の一から撤退した時の副長の指示通り、第三隊は断続的に発生する霊獣に対して討滅ではなく封じ込める戦法を選んだ。峡谷から出ようとする個体のみを相手に地形を利用する形で追い返して封じ込める。数が増えてきたならば対処許容量を超える分だけ討滅する。


 可能な限り長く戦うためのこの方法が功を奏したのか、第三隊はまだ死者や脱落者を出していない。

 それでも着実に限界は近付いていた。その証拠に鳳花の視界の端で、脚をふらかせる隊士の背へと霊獣の爪が襲いかかろうとしていた。



「危ないっ!」



 鳳花は咄嗟に『一文字』の刃を飛ばすが完全には間に合わない。腕を斬り落とすよりも早く、霊獣の長く鋭い爪は隊士の背へと突き刺さり、その体を貫いた。


 隊士の口から大量の血がこぼれ出る。鳳花は霊獣を崖下へと蹴り飛ばすと急いで隊士の元へと駆け寄った。



「ごぷっ……かっ…………びめ、ざま……」

「喋らないで! 大丈夫、今治します!」



 ごぽりと口から吐き出される赤黒い血。見る見るうちに白くなっていく顔色。装束に空いた穴からも止めどなく血が流れ続ける。

 鳳花は素早く周囲を見渡して安全を確認。患部(かんぶ)に手を当て、意識を集中して治療を施していく。


 しかし傷口は深く、中々血の流れは収まらない。どんな治療方法でも傷口が深いほど塞ぎ方は難しくなるが、治癒の術もその例に漏れない。それどころかその時々の人体の状態を的確に把握しなければ効果が落ちるのが神威による治癒だ。命を落とすほどの怪我ともなれば要求される技量は格段に上がる。


 そうしていく内に隊士の顔からはどんどん血の気が失われていく。討ち手が意識を失う段になっても体に開いた穴はほとんど塞がっていなかった。



「待って……お願い、待って……!」



 懇願しても血は止まらず治る速さも変わらない。鳳花は血まみれになった手にそれでも力を注ぎ続けるが、その足掻きが実を結ぶことは結局なかった。

 副長は鳳花の肩を掴み、振り向いた鳳花へと首を横に振った。



「……もういいんです姫様。もう、手遅れです……」



 ゆるゆると戻した視線の先で、隊士はすでに事切れていた。わずかに口を開けて、眉の辺りに少しばかりの苦しさを漂わせた様子のまま、息を止めて冷たくなっていた。

 自分の両手はまだ彼の生温かい血で濡れているのに。



「あ……あ、あぁあ……」



 鳳花は初めて戦場での死を目の当たりにする。


 実の母を初め、数多くの討ち手達の死を鳳花はこれまで見送ってきた。けれどそれはあくまで整えて運ばれた遺体を見届けてきただけ。鳳花がこれまで同行した戦いも精鋭揃いの第一隊、もしくは東馬が傍にいた上での安全なもの。


 だから、人が殺される一部始終を見たのはこれが初めてだった。



「ごめんなさい……ごめんなさい……」



 もっと自分に力があれば、もしかしたら一命を取り留めることができたかも知れないのに。

 いや、撃法に向けた分の時間をもっと治癒術の向上に振り分けていれば。いや、政務や睡眠にかけた時間をわずかでも使えていたのなら。


 どれだけ後悔をしても現実は変わらない。皇家は今日この日、貴重な討ち手の一人を永久に失った。


 しかし幸か不幸か、鳳花へ悲しみに浸る時間は与えられなかった。


 ぱん、と乾いた音が鳳花の頬で打ち鳴らされる。


 叩かれた頬を手で押さえ、鳳花は己の襟首を掴み上げる青葉を見返した。



「……まだ、戦いは終わっていません」



 かけられたのはそれだけだった。責めるような言葉は無く、そのような様子も見せず、平坦な表情のまま強引に鳳花を立たせ上げた。


 しかしその後、追い打ちを掛けるように今日何度目かも分からない地震が一同を襲う。

 そして間を置かずして通信機から音声が届けられた。



『霊獣の発生が新たに観測されました。内訳は『は』級の二が一体、三が一体、四が三体、五が四体です。出現位置は――』



 それはこの防衛戦を始めてから都合五度目となる霊獣の追加発生の報だった。本部の調節(コントロール)のおかげで発生する霊獣が『は』級に留まっていることは救いだが、掃除しても積もる(ちり)に徒労感を抱かずにはいられない。

 隊士一同に広がる重い空気。そんな中で青葉の舌打ちが耳に届く。



「副長、私の気のせいかも知れませんが、地震の規模と間隔が……」

「ああ、悪化しているな。……『ろ』級の一がこちらに向かっている様子はない。おそらくまだ二人とも健在だろう。しかし……」



 先頃出現した『ろ』級の一が持つ地震を発生させる異能。それが徐々に強く、短時間で起こるようになっている。かの霊獣を抑え込むことが難しくなっている何よりの証左であり、向こうの戦況の悪化を示すものに他ならない。


 その先に待つ未来を副長は口にしなかったが、言われるまでもなく全員が最悪の結末を頭に描く。



「増援は……他の隊からの増援は無いのですか……?」



 鳳花は(すが)るように副長の手にある通信機へ呼びかける。しかし返ってきた答えは「今のところ確たる返答はありません」だけだった。



「姫様、撤退を」



 促す声に顔を上げる。声の主の副長だけでなく青葉も含めたその場の全員が、悲壮な覚悟を宿した目で鳳花を見つめていた。



「反論は()れません。撤退を」

「そんな、ですが――」

「撤退を」



 副長はそれ以上の会話を拒むように背を向けた。他の隊士も副長に続くように各々の持ち場へと散らばっていく。


 残されたのは立ち尽くす鳳花と、何故かその場で膝を曲げ伸ばししている青葉の二人。



「それじゃ姫様、お元気で」



 そう言って青葉もまた槍を取って歩き出す。

 鳳花は思わず「待って!」と呼び止めていた。


 呼びかけに対して向けられたのはそれはもう「面倒くさい」と言わんばかりの青葉の表情だった。鳳花はかける言葉を失い、青葉はこれ見よがしにため息をついてから不承不承といった様子で戻ってくる。



「何か用でしょうか。あんまり猶予は無いので手短にお願いします」

「…………用は……」

「特にあった訳ではない、と。だったらこのまま行かせて頂きますが?」

「……今回は、残るかどうか聞かないのですか」

「そりゃあ、こんな状況で残れと言うようなイカレた頭は持ってませんからね。主君に撤退を勧めるのは臣下として当たり前でしょう」



 あっけらかんとした答えに鳳花は顔を伏せ、乾いた血で赤くなった両手を握りしめる。青葉の答えに込められた自分への扱いの変化には気付けないまま。



「お前はどうするのですか。お元気でって……まるでこれが今生の別れのようではないですか」

「よう、っていうか、増援が見込めない以上十中八九“そう”なる訳ですし? あ、それとも「私に任せて先に行け!」って言う方が姫様の好みでした?」

「誤魔化さないで! ふざけた答えを聞きたい訳じゃない!」

「私は最初っから真面目に答えてます。姫様こそお(とぼ)けはそこまでにしたらどうです? 言っておきますが、私は貴方に“言い訳”は差し上げませんからね」



 心臓の裏側を刺されるような言葉に鳳花は口を(つぐ)んだ。

 青葉は右手で槍をくるくると回しながら言う。



「貴方は逃げたいと思っていいし、逃げるべきです。臣下を見捨てることに後ろめたさがあるのでしょうが、“置いて逃げた後ろめたさを抱えたくない”なんてクソみたいな理由で残られるのは迷惑です。というか貴方を引き留めた挙げ句死なせたりなんかしたら、私が後で東馬くんにぶっ殺されるんで勘弁して下さい」

「…………」

「まあ、姫様はよくやって下さいましたよ。姫様が居なければ現時点での脱落者は一人で収まっていなかったでしょうし、戦いの前の私の発言は的外れもいいところでした。心から謝罪申し上げます」

「……これから死ぬって言っている人に褒められても、ちっとも嬉しくありません」

「あっはっは、そうですよねぇ。つくづく申し訳ございませんでした」



 生還の見込みが無い戦いに向かおうとする悲壮感などまるで感じられず、けらけらと笑う様子は普段の青葉と何ら変わらない。

 そうして一切のためらいを見せないまま皆の後に続くべく青葉は鳳花へと背を向ける。



「……青葉!」



 その背に追いすがるように声をかけたのは引き留めたかったからなのか。


 体も声も何もかもが震えたまま、鳳花は振り向いた青葉へと問う。



「怖くないはずないですよね? 逃げたくないはずないですよね? それでも戦いをためらわないのは何故ですか。皇下十六門の誇りとは自分の命よりも重いのですか!?」



 かつて鳳花が軽視し、青葉が怒りを込めて語った誇り。

 皇下十六門の皇家への敬愛と、受け継いできた自家の役目。自儘(じまま)な仮面の裏にある強い思いを鳳花はすでに知っている。


 それでも心のどこかでは疑っていた。死にたいと思って討ち手になる人間はいない。いざ“その瞬間”が目の前に来た時、青葉は役目に殉じる覚悟を失わずにいられるのだろうか、と。


 ――返答は笑みだった。



「無論。我ら皇下十六門は皇家を支え続け、霊獣と戦うことをやめなかった勇士の一族。私の命と祖先が紡いだ誇りある歴史、どちらの方が重いかなど議論にさえも値しない」



 そして芝居がかった口調のまま、何のてらいも無く言ってのける。



「ましてやそうして生きてきた二十歳(はたとせ)に後悔が無い以上、未来の死が見えた程度で私の足は止まりませんよ」



 青葉は駆け去っていく。力強く、迷いなく、霊獣ひしめく死の舞台へと飛び込んでいった。


 そうして鳳花は取り残される。もはや戦いを後押しする人間も、戦いに引き留める人間もこの場には居ない。

 つまりはもう誰からも、戦いから逃げることで非難はされないということ。



「……っ……!」



 そうだ、逃げていいのだ。この場から。尻尾を巻いて。味方を見捨てて。


 これまでの戦いで体力のほとんどを使い果たした今、どうせ残っても大した戦力になれはしない。逃げることに後ろめたさを感じる必要はなく、むしろ逃げないことを責められる状況。


 付け加えれば、逃げたくないと思っているのかと言えばそれも違う。


 鳳花だってとっくのとうに気付いている。本当は逃げ出したくてたまらない自分の(みじ)めな本心くらい。勇ましく戦場に乗り込んできた分際で、いざ危なくなったらころりと心変わりして逃げたいと思うような、怖がりで浅ましい自分自身に。


 だから今なおここから動けないのは、仲間を見捨てたことで自分を嫌いになりたくない、という身勝手な理由から。

 それでも今回ばかりは命を何よりも優先すべきだと、やっとの思いで自分を納得させて鳳花は(きびす)を返した。


 しかし。




 ――ああぁぁああぁああぁぁぁぁ



 第三隊の向かった方向から悶えるような叫び声が聞こえてきた瞬間、鳳花の足は縫い止められたかのように動かなくなった。


 今、鳳花の周りには物音を立てる動物はいない。だから遠くで立てられた戦いの音も木霊となってやってくる。

 そうして畳みかけるかのように耳に届くのは、嘆きの声、怒りの叫び、苦悶に満ち満ちた悲鳴の連鎖。



「は……はっ…………はっ……」



 上手く呼吸ができない。

 足元がおぼつかない。

 視界がチカチカ明滅して、景色がぐにゃりと歪んでいく。


 分からない。

 もう、どうすればいいか分からない。


 逃げなければ自分は死ぬだろう。しかし逃げれば仲間達が死ぬだろう。

 そして仲間達が死んでしまえば抑え込んでいた霊獣の群れは解き放たれる。峡谷の外側はもちろん、内側にも。


 その先に待つ未来に、血まみれで倒れる東馬や旅行を共にした皆の姿を思い描いてしまったのなら。



「あ、あ…………ああぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁっ!!」



 恐怖に突き動かされるまま走り出す。

 逃げる方向とは真逆に。戦い、倒れようとしている皇家の掛け替えのない臣下達の元へと。


 一直線に駆けた鳳花がその戦いに合流する――その直前。



「――楽な考えに逃げるのはダメ言うたやろ、鳳花ちゃん」



 ぐいっ、と襟首を掴まれた。


 急な制止に体勢を崩し、そのまま背後へと放り投げられる。地面に転がった鳳花が見たのは、自分と同じ女性用の戦闘装束を着た小柄な背中。


 しかし鳳花の装束と異なっているのは、その右腕に“(ろく)”の文字が縫い付けられていたこと。


 瞠目する鳳花に背を向けたまま、女性は両腰の小太刀をすらりと抜いて神威の光を纏わせる。


 練り上げる速さは及びもつかず、神威の緻密さは織物の如し。


 解き放たれた撃法の威力は悲観の戦場を一変させる。



「――『一筆(ひとふで)』」



 輝く二刀がほんのわずかに姿を消した。


 それがあまりの速さ故だったと鳳花が気付いたのは、視界に映っていた霊獣が一匹残らず霊核を断たれ、形を失った後のこと。


 女性がやったことは大きく二つ。霊核の位置を霊獣に触れることなく特定し、絶えず動く対象へ正確な斬撃を叩き込んだ。

 言うは易く行うは難しの典型だろう。それを二刀を使って複数同時に、味方に一切の被害を出さずにやってのけた一連を、神業と呼ばずして何と呼ぶのか。


 絶望の戦況をほんの数秒で一変させたその女性は、普段通りの柔和な笑顔を浮かべたまま刀を鞘に納めると、尻餅をついている鳳花の頭を優しく撫でる。

 その姿は戦場を照らす一筋の光のようだった。



「よう頑張ったなあ鳳花ちゃん。大分遅うなってもうたけど、ここから先は任しとき」



 第一当主直属遊撃隊四席にして御伽衆()()()


 皇家当主側室でありながら最高戦力の一角を担う女傑。


 『羅雪(らせつ)(すめらぎ)雪子(ゆきこ)が黄泉迷峡谷に見参した。

今月中にもう一回投稿します。

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