昔の話

作者：秋春冬夏（アキハルトウカ）

いま20歳ですが、少し精神的に弱く、精神的な面で患っていたこともあり、反社会的な思想が肥大化してる部分が多々あるかもしれません。ご理解お願い致します。読んでいただけたら、有難いですˆˆ

ちなみに、作者は反出生主義という思想を持っており、結婚も子育てもしない方向で考えております。

しかし、仕事は頑張る（フリーターなう）ので応援してください(；ω；)精神病の方々に勇気を与えたいです。

そんなのは昔の話だ！

今は違う！そんなことしてるわけないだろう。

もう時代は変わってしまったんだよ。

でも、それはいいことなんだ。

昔のままでいたら、いつか壊れてしまう。

だから変わっていくんだ

変わらなくちゃいけないんだよ。

だから、これからも今のままでいることはない。

必ず変わるんだ。

話は戻るが、この国は、昔、

人間は皆、結婚し、子供を育て、

それが家族と呼ばれ、

そのまとまりで暮らさないといけないのが、一般であった。

いまでは考えられないだろう？

その一般人たちは、最期どうなったか覚えてないって？

ウイルスだよ

抗体を持っていなかった旧人類は

たったの2年で絶滅してしまった

なぜそんなにもそのウイルスは広まったか

それはね

昔は、家族と呼ばれるまとまりは、

たとえその1人が病気になろうとも、

見捨てちゃダメなんだよ

そいつに

大切なものを壊されたり、

夢を潰されたとしても、

その"家族"という言葉一つで

頑丈な鎖で繋がれているから

見捨てて逃げ出すことなんか出来ないんだよ

だから、その見えない鎖のせいで、

命を落としてしまったんだろう

昔はな、その家族というまとまりには

ひとりひとり役割があったんだよ

詳しく説明はしないが、それはひどいものだったよ

すべて世間や慣習に囚われたものばかり

でもね、旧人類は、それに疑問を持たずに

真面目に従って暮らしてたんだよ

でもね、いつかそれが崩れ始める時が来る

そういうのは何に対しても起こるんだよ

ずっと同じままでいることなんてない

いよいよその慣習に従わなくなった人類が現れ始めた。

気づき始めたんだよ。今までやってきたことは、

すべて愚行だったと。

でもね、その人類と違って昔の人達は、

厄介者が多かったんだよ

そういう考えの人たちを危険思想保持者と

呼び、排除していったんだ。

結婚しないと、子供を育てないと、

しっかりした仕事をしてないと、

異常者として、扱われてしまう

そんな時代だったんだよ

でもね、ここまで一般人の話をしてきたけど、

ここからは国のお偉い人の話をするよ

お偉い人の考えは違かった

時代は変わる

それを知っていたんだよ

だからね、このままだと、いつか来る転換期に

大きな争いが起こると予想した

それでは、国を立て直すのにデメリットが多いんだよ

だからね、厄介者諸共、その一般世界に住み着いてる

人々全員を排除しようと考えたんだ

それはね、すごく簡単なんだ

例えば、他の国を滅ぼしに行こうとした時、人がバラバラに動いたとするよ

その中には、指導者に従うものが大半。

しかし指導者に不満を持っている者は、

裏切って抜け出すことも出来る

もし他の国に滅ぼされた時、抜け出した何人かは生き残れるよね

逆に滅ぼしたら、大半は生き残れる

だから、国の者全員が死ぬことなんてないんだよ

人間の完璧じゃない部分が、

こういうとこで生かされる

だから、完璧に統一すること（全員が同じ考えを持ったり、同じ行動をしたりすること）は、ある意味すごく危険なんだ

そこを逆手にとったんだね、お偉いひとたちは

厄介者のおかげで、国が完全に統一したのを

利用したんだ

この例えだけでは疑問が残るよね

大まかに言うとねこの話はふたつに分けることが

出来るんだよ

‘ ’ウイルスの蔓延そして、旧人類滅亡‘ ’

まずは、どうしてウイルスが蔓延し始めたか言うよ

まずお偉いさんたちは、時代は変わるっていう真理に気づいていたよね

でもねその裏には

時代を変える力を持つ人類がいたんだよ

その人々は、"時代は変わると謳っていた

お偉いさん"を心の中で笑っていたんだ

時代は変えるもの

変えられるもの

それを知っていたんだよ

だからね、一般世界やお偉いさん、

それを俯瞰していたけど、

何年も同じで飽き飽きしていた

だからね、ウイルスを使って、

ちょっかい出してやろうと企んだ

そしたらね、その人々は大変満足したんだよ。

なぜかって

国は壊れかけて、人々は争い、

それがね、ある意味娯楽、もう面白くてたまらなかったんだよ

次にウイルスが蔓延してから絶滅までのことを話すよ。

お偉いさんは、それを知らず、

世界は変わり始めた、転換期が来たと、

騒ぎ始めたんだ

旧人類を完璧に排除することが出来たら、

新生人類に国を任せられる、

そう信じていた

一般人達はもう皆、（厄介者のせいで）バラバラに動くことは出来無くなっていたんだよ

一般人は、家族というまとまりがある

それを利用して…

このウイルスがもっと蔓延すれば

新しい時代が…

そして、作戦どおりにいったんだよ

うまくその鎖から逃げられた者など居なかったのだ

家族の中の1人が感染すればたちまちそこは全滅

それが続いたんだよ、どの家庭でも

そして二年後、完璧に人類は絶滅した。

時代は変わるものと、お偉いさんが、

時代は変えるものと、裏の力を持つ者達が

そして時代を自分たちが作り上げたと勘違いしていた旧人類たちが、いた世界

これは、昔の話。

なぜ今になってこの話が、掘り返されたのかって？

他の国で映画化されたらしく、

新生人類の指導者となった僕に、

非難が殺到しているんだよ…

だからね、何度でも言うよ

"そんなのは昔の話だ！"ってね。

その後の決まり文句ももう何回言っただろう。

"今は違う！そんなことしてるわけないだろう。