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翌日(休み2日目)
ゾシ(むう…昨日はものすごーく暇じゃったのじゃ…)ドヨーン
ゾシ(今日は半日じゃなくて1日中暇なのか…うう、ゴロたちに会いたいのじゃ…)
ゾシ(はぁ…よくよく考えれば妾はいっつもゴロにひっついて行動してたんじゃのう。これではいかんのではないのか?)
ゾシ(よし、今日はちょっと色んな人と接するように心がけるぞよ!)シャキーン!
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ブリッジ
ゾシ「艦長殿、おはようなのじゃ!」
艦長「おお、王女様か。朝から元気じゃのう、華やかな上に活気もあるとは最高じゃな」
ゾシ「それは置いといて、なにか妾ができるようなことはないかの?ゴロたちがいなくて暇なのじゃ」
砲撃手「ゴロもイジワルだよなー、付き合ったばっかの彼女を置いてどっか行くなんて」
艦長「王女様に手伝ってもらうことか…うーむ、今は軍の支部に駐在しておるから特に困ってることないしのう」
フツメン「僕も平和すぎて暇だなあ、いや、安全が一番なんだけどね」
ゾシ「うーむ、まあまた後で来るのじゃ。他のとこでも行ってくるとするのじゃ」
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ドック
ゾシ「おーい、整備士殿ー!」トコトコ
整備士「お?王女様一人か。どうしたんだこんなとこに来て」
ゾシ「いや、ゴロたちがいないとすごく暇でのう。なので、することがあれば手伝おうと思っての」
整備士「あー、そうだなー、じゃあ…新しいロボットってまだ乗ってないだろ?初期設定とかしとくか!」
ゾシ「おおー、分かったのじゃ!全力で設定をしてやるのじゃ!」ワクワク
整備士「良い意気だな!おっしゃ!じゃ乗り込んでくれ、んで外部スピーカーオンにして…」
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昼
ゾシ「これで終わりかの?」
整備士「ああ、後は王女様の動かし方に合わせて細かい数値とかをいじるだけだからな!」
ゾシ「そうか、いつも修理してくれてありがとうなのじゃ。それじゃ残りの設定も頑張っての」トコトコ
ゾシ(うーむ…まだ昼…次はどこへいこう…)
ゾシ(…)
ゾシ(何だかんだで部屋に帰ってきたのじゃ…)
フィンフィンフィーン…フィンフィンフィーン…
ゾシ「お、おわー!!」ドキーン
ゾシ「な、なんじゃ、なんの音じゃこれは…」ドキドキ
ルスバンソウチニ…キリカエマス…フィーン
ゴロ「あれ?ゾシさん部屋にいないみたいだからまた後で掛けなおすね」
ゾシ「あ!通信装置なのかこれ!ま、待ってくれー!」ドタドタ
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ゴロ「ん?繋がった」
ゾシ「もしもし!ゴロじゃな!どうしたのじゃ!」ワクワク
ゴロ「あ、もしもし。えっとね、今どうしてるのかなって思ってさ。あ、忙しかったらごめんね」
ゾシ「暇じゃ!!暇すぎて大変なのじゃ!!今すぐゴロたちに会いたいのじゃ!!!」クワッ
ゴロ「そ、そうなんだ…なんかごめん、ぼくたちだけのほほんとお休みとって…」
ゾシ「そういえばゴロたちは今なにをしておるのじゃ?まあどうせ二人でラブラブイチャイチャなんじゃろ?ん?」
ゴロ「あ、えっとね、あの子は寝てるよ。あの子の両親の家に今いるんだ。お休みの間は泊めてもらうことになってさ」
ゾシ「ふむふむ」
ゴロ「まあでも、ぼくたちのほうはあまり普段と変わんないかな。ゾシさんとしばらく会えないのが寂しいけど」
ゾシ「ゴロもさびしいのか…妾も…」ショボン
ゴロ「必ず、帰ったらいっぱい過ごそうね」
ゾシ「…うむ!」
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