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翌日
ゴロ(ん…今日は確かアステルに着く日か…)パチクリ
あたし「あ、やーっと起きたわね!このねぼすけ!」ギュー
ゾシ「もう10時じゃぞ。普段のそなたからは想像できぬほどの寝坊じゃな」
ゴロ「え!?10時!?」
あたし「そうよ。もうとっくにアステル着いたわよ。艦長も支部に挨拶しに行ったし」
ゾシ「確か妾の入隊情報を本部に回してもらうとか言ってたのう。よく分からんが忙しそうじゃった」スリスリ
ゴロ「そうか。そういえば今日から君とぼくは休みだね。ゾシさんは違うけど…」
あたし「うふふ、しばらくはゴロ独占しちゃうわ。ごめんねーゾシ」ニヒヒ
ゾシ「ぐぅ、寂しいがこれは付き合う前から決まっておったしのう…よい、二人でしばらく過ごせばよい…」ショボン
ゴロ「ごめんね、休み終わったら過ごせなかった分、尽くしてあげるからさ」チュッ
ゾシ「ん…」ポワン
あたし(見せつけてくれるねえ)
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ドック
ゴロ「というわけでぼくたちはしばらく休暇なんで…なにかあればぼくの通信機でもスマホでも連絡ください」
整備士「おう!よかったな、長い休みもらえて。ところでもう一人の彼女は休みじゃないのか?」
あたし「休みじゃないわよ。大体ゾシまで休みとったらパイロットはフツメンだけよ?安心して寝れる?それで」
整備士「はっはっは、そうだな。まあここはコロニーだから滅多に戦闘なんて起こらんだろうがな」
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アステルの街
あたし「あ、もしもしお母さん?久しぶり、うん元気だよ。今さ、アステルにいるんだけどお母さんたちどこ?…」
ゴロ(スマホ使ってるの見るの久しぶりだ…それもそうか、宇宙じゃスマホ圏外になるし)
あたし「おまたせ!お母さんたち今アステルの住宅街に住んでるんだって。仕事も見つかったそうだし普通に暮らしてるって」
ゴロ「なんとかこのコロニーで生活できてるみたいだね。ぼくも嬉しいよ、きみのご両親が無事みたいで」
あたし「ありがと!んで、今日は仕事早退してくれるそうなの。もー、娘の彼氏に会いたいって言って聞かなくて!」アハハ
ゴロ「…え?」
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