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フツメンの部屋
あたし「ええ、これ…ロボットの模型?何体あるのよ…」
ゾシ「コロちゃん号のでっかい模型もあるのじゃ!めっちゃリアル!」
ゴロ「いいなあ…ぼくもこういうのは好きだなぁ…あ、最近のプラモデルも…」ウットリ
フツメン「いやあ、人なんて来ないと割りきってたから散らかっててごめんね」
あたし「うわ、ゲーム機もなんかあたしたちのと違う本体じゃん…勝手に変えていいのこれ」
フツメン「ちゃんと艦長に許可はとってるよ。飲み物もあるし始めようか」
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ゴロ「それじゃよろしくね、フツメンさん」ビューン
フツメン「君と一緒のチームなら心強いよ。でも気を引き締めないとね」センサーチラ
あたし「よし、あんたは近づいてきたやつにミサイル!あたしは近寄る前に撃つ!いいわね!」
ゾシ「わかったのじゃ!」
ゴロ(なるほど、中々オールレンジで強いな相手は…)
フツメン「新型ブルパップたーのしー!」ズガガガ
あたし「ソナー感知!そこ!」ピキャーン!
フツメン「ぐ!?なんて圧のあるビーム…!」バギャーン
ゴロ「レフィエビーム砲やべー…」タラリ
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ゾシ「この機体…すごく上出来なのじゃ!」ビュンビュン
あたし「あんたはミサイル以外はサーベルしかないのよ!あんま前に出ないの!」
ゾシ「うんにゃ!こいつは凄まじい!こいつならいけるのじゃー!」ゴァァ!
ゴロ「む…」センサーチラ
ゴロ「オラオラオラぁ!」ビャンビャンビャン
ゾシ「ぎゃひー!凄まじい勢いでピストル撃たれたのじゃ!」バシバシ
ゾシ「のー!」ピーピー!
あたし「言わんこっちゃない…もう!」ピキャーン!
ゴロ「おっとと」グルリン
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フツメン「おっと、逃がさないよ!」ズガガガ
ゾシ「ぐわー!」バックオラィ
ゴロ「高圧ビームはあっち…あそこら辺か!」ビャアンビャアン!
あたし「うわっと」ヒョイ
ゴロ「よし、今のうちに…」ゴァァ!
ゾシ「ひっ」ピーピー!
ゴロ「ふんふん!」ズバズバァ
ゾシ「サーベル出す前にやられたのじゃ…」チーン
あたし「ちょ…ちょっと!せめてフツメン落としてから死になさいよ、もう!」ピキャーン!
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ゴロ「よし、あと1機だね」ビューン
フツメン「遠くにいるね…狙撃に気を付けながら進もう」ビューン
あたし(くっ…このままじゃ近づかれて負ける…)センサーチラ
あたし(考えろ…ゴロならこういうときどんな動きをする?回りに使えそうな地形や物は…)
あたし(…あそこの岩、崖を撃ったら落ちるわね…それとあそこの水溜まり…よし!)ピキャーン!
ゴロ(ん?彼女らしくないとんちんかんな射撃…)
フツメン「ふふ、うっかり手が滑ったのかな」ビューン
あたし(岩は…よし、あと少しで落ちるな。じゃ次は水溜まり…タイミングが重要よ…)ピピピ…
フツメン「先行して白兵戦に持ち込んどくよ」
あたし(今だ!)ピキャーンピキャーン!
ジュッ…ジュワワワワ…ドォォン
フツメン「おっと、視界が水蒸気で…センサーはっと」チラリ
ゴロ「!あぶない!」ビャアン!
あたし(遅いわ!あの岩なら多少崩れてもロボットを下敷きにするくらいには…)
フツメン「ぬっうわあああ…」ベチャ
ゴロ「くっ…やられたか…」
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