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翌朝
ゾシ(んん…朝なのか?)ボンヤリ
あたし「zzz…」スヤスヤ
ゴロ「や、おはよう」
ゾシ「むぅ、なんだか恋人になっただけで挨拶もドキドキするものじゃのう」カァァ
ゴロ「え、そう?…カフェオレでも作ろうか」ムクリ
ゾシ「待て…ん」ギュッ
ゴロ「ん、あまえんぼだね」ギュウ
ゾシ「よいではないか、恋人なんじゃから」スリスリ
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あたし「あー!ずるい!あたしも!」ダダダ
ゴロ「おっとと」ダキヨセ
あたし「んー…心地いい体してるわね、あんた…」ウットリ
ゴロ「きみも…華奢だけどふんわりした体で離せないよ」ガッシリ
ゾシ「はぁーやっぱ好きな人が目の前で自分以外とイチャついてるの見るのは複雑なのじゃ…」
ゴロ「仲間はずれにしちゃったね。ごめん、ほら」ナデナデ
ゾシ「んっ…」ポワーン
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ブリッジ
艦長「ちょ…え、なに、どうしたの君たち…なんかめっちゃ仲良くない?」
ゴロ「あ、ぼくたち恋人になりました。ぼくとこの子とゾシさんの3人で…」エヘヘ
あたし「上手く言いくるめられた感はあるけどね…」ギュッ
ゾシ「じゃが別にライバルって関係でもなかったしのう」スリスリ
砲撃手「え?なに?ゴロくん二股?彼女公認二股?すげえな…」
操舵手「いやでもゴロくんがどっちか片方としか付き合わないのはなんか想像つかないしな」
艦長「すごいのう、ま、おめでとう。そうじゃ、記念にこれでもやるぞい」
ゴロ「なんですこれ」
艦長「ワイン。女の子と一緒に飲めばすごくいい雰囲気になるぞい」
ゴロ「いやぼくたち飲んじゃダメな歳ですって、遠慮しときます」
砲撃手「はー、俺もあんなかわいい子がくっついてこねーかなーちくしょー」
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ドック
整備士「いや、なんかパイロットってたまにぶっとんだやついるけどよ、まさかゴロがそうだとは思わなかったぜ…」
フツメン「僕もびっくりですよ。どっちか片方とは絶対に付き合うとは思ったけど…」
ゴロ「ぼくも自分でなんてことしてるんだろうとは思ってますけどね。あの子はともかく、ゾシさんがぼくのこと好きだったなんて…」
整備士「確かに二人とも普段の様子からじゃ友達としては好きだろうとは思ってたが、男として好きだったような感じはしなかったよな」
フツメン「ええ、それは思いました。でもゴロくんたまに口説き始めるクセあるからな…」
ゴロ「別に口説いてるわけじゃなくて誉めてるだけなんだけど…」
整備士「いやマジでたまに口説いてるぜ、お前。やっぱパイロットってぶっとんでるのが多いわ」
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