79ページ目
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日
ゴロ「おはよう諸君。今日も平和な日だと嬉しいが、適度な緊張を忘れずに心がけるように」キリッ
あたし「え、なに変なしゃべり方してんの。似合わないわよ」プークスクス
ゾシ「まるで口調に話をさせられてるみたいなのじゃ」キャッキャ
ゴロ「だよねー。昨日制服もらったから着てみたんだけど、なんか気分乗ってきてちょっと偉い人っぽくしゃべったんだけどさ」アハハ
フツメン「でも似合ってるよ制服。ちょっとサイズが大きい気がするけど」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドック
ゾシ「おおー、妾のロボットがあそこに鎮座してるのじゃ!ミサイルいっぱいじゃー!」ウキウキ
あたし「わ、新品!いいわねー!あたしのロボットはこの中でダントツで古いわよ?みてあそこの歪み」
ゴロ「じゃあぼくのロボットと変えるかい?ぼくは別になんでもいいからさ」
整備士「ん?交換か?それなら新しい武器つける前だから今のうちだぜ?武器つけた後に付け替えるの面倒だしな」
あたし「いいの?じゃせっかくだし譲ってもらおうかしら」
ゴロ「と言うわけなんで、すみませんがお願いしますね整備士さん。新しい武器はぼくがピストル…」
フツメン「僕はブルパップマシンガンさん!」
あたし「ビーム砲だったかしら」
整備士「おう、間違えねえようにちゃんとつけとくぜ!そんじゃあな!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼
ゴロ「そういえば次の目的地はどこですか?」
艦長「ネオスからほど近いコロニーのアステルじゃ。そこにコロニー軍支部があるから近況報告とかしに行くのじゃよ」
あたし「えー!アステル!?そこってあたしの親が避難しにいったとこじゃない!」
ゴロ「へぇー、そうだったんだ。よかったね、久しぶりに顔会わせに行けば?」
艦長「そうじゃな、アステルには結構長く留まるし君には少し休みをあげよう」ホッホ
あたし「え、それってさ、ゴロも同じくらい休んだりできるやつ?」
ゴロ「ん?そんなわけないでしょ。艦長はね、君が両親と久しぶりに水入らずで…」
艦長「む?むむ?…なるほどのう、そうかそうか」
ゴロ「どうしたんです艦長」
艦長「ゴロくんは鈍感じゃから分かってないのじゃろうが…この子が君も休みか聞くのは…」
あたし「待て、勘違いしないで」
艦長「ほっほ、やはりケシカスの医務室で顔近づけてたのはやっぱその気が…」
あたし「ちょっと…あれはほんとに誤解…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
艦長「まあとにかく、ワシも若い者の仲を邪魔するほどヤボじゃあない。今回はゴロくんも休みをとるとよいじゃろう」
ゴロ「なんかヒドい誤解を受けてるみたいですが…厚意はありがたく受けとりますね。確かに最近は忙しかったし…」
あたし「誤解を受けてるって思うんなら反論しろや!」ムキー
あたし(…でもありがとう艦長…めいっぱいゴロと過ごせるなんて嬉しい…)
ゴロ「アステルか…ぼくも君のご両親に久しぶりに会っとこうかな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




