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公園
あたし「うふふ、いい感じに二人を帰らせられたわね」
ゴロ「二人とも疑わなくて助かったよ。それにしても、久しぶりに二人でしばらく過ごしたいなんてね」
あたし「そ、それは、ほんとに最近人と接しすぎて疲れたからあれなだけだからね!」アセアセ
ゴロ「ぼくは君と二人で過ごせる事、嬉しいよ」
あたし「な、なによ…」ドキン
ゴロ「うん、やっぱり君はぼくにとって特別な人だよ。一緒にいるとぼくはすごく落ち着くし安心する」
ゴロ「こんな事に改めて気づくなんて、本当に最近は大変だったんだと痛感するね」
あたし「と…特別な…人…」バクバク
あたし(な…なに?それってもしかして…)
あたし(もう、なんでこいつはいつもサラリと恥ずかしいこと言うのに、勘違いするような言い方にしてるのよ!)
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ゴロ「そうだ、せっかくネオスにいるんだしさ、なんか記念になるような物でも買おうか」
あたし「う、うん…いいけど」
ゴロ「あれ?あんま乗り気じゃない?」
あたし「そうじゃないけど…この雰囲気であんたよく話を90度変えれるなって…」ドキドキ
ゴロ「んん?よく分かんないけど…もう少しここにいようか」
あたし「うーん…あんたって女心分かってるのかそうじゃないのか、分かんないわ…」
ゴロ「あはは、きみにそんなこと言わせちゃうんなら分かってないんだろうね」
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ネオスのお店
あたし(なんだかんだで記念になりそうなもの買いに来てしまった)
あたし「ふーん、ここ特有のお土産ってなんか食べ物とか石鹸とか消耗品ばっかりね」
ゴロ「できればずっと持っていられる物がいいんだけどね。お、オリーブの木の工芸品だって」
あたし「ふーん、木のスプーンとかしゃもじとかねえ…」
ゴロ「ね、これよくない?お守り」
あたし「へー、まんっまるい木のお守りねえ。いいわね、お揃いにしましょ」
ゴロ「もちろん。じゃピンクと緑のストラップのを買おうか」
あたし(おそろい…おそろいか。そう言えばこんなにずっと一緒にいるのにおそろいのもの一個も持ってなかったわね…)ニヘラ
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ブリッジ
艦長「お、君たちも帰ってきたか。さっき工場のおっさんから連絡あって、頼んだ武器やロボットを今から送るそうじゃ」
ゴロ「かなり早く送ってくれるんですね、まだ工場行ってから数時間くらいしか経ってないのに」
艦長「そうそう、それと君たちパイロット4人組なんだが、全員1階級昇格だ。戦艦を落とした実績が大きくプラスになったぞい」
あたし「マジで!?じゃあたし上等兵から…なにになるんだろ?」
艦長「特技兵じゃよ。特技兵とは兵長とほぼ同格の階級じゃよ。すなわち今までのゴロくんレベルじゃな」
ゴロ「ぼく以外が全員特技兵に昇格して、ぼくは…」
艦長「伍長じゃの。それでは二人とも、これからも精進してくれ。以上じゃ」
あたし「うーんおんなじくらいの階級なら特技兵よりも兵長って呼ばれたいな…」
ゴロ「仕方ないよ。たぶんなんかルールとかあるんだよ」
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