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あたし「さて、あたしの服はこれで全部ね。それじゃあたしの部屋に持ってくとするわ」
ゴロ「荷物持ちしなくていいかい?」
あたし「片手でも持てるくらいだし別にいいわよ。んじゃちょっと行ってくるわ」ガチャン
ゾシ「ゴロたちは本当に家族のような雰囲気じゃのう」
ゴロ「あはは、もうずっと一緒にいるからね。ぼくたち生まれた日も一緒なんだよ。だから生まれたときから一緒って言ってもいいくらいなんだ」
ゾシ「なんと、すごい偶然じゃのう。人生でそこまで深い仲になる人はなかなかできぬじゃろうなあ」
ゴロ「そうだろうね、大事にしたい絆だよ…君とも、もっともっといい関係を築いていきたいなぁ」
ゾシ「うむ、妾もそなたとは深い関係を作りたいのじゃ。なんせそなたは妾の人生で初めて手を差しのべてくれた人じゃからの」テレテレ
ゴロ「顔赤くしないでよ、なんかぼくまで照れちゃうじゃない」テレテレ
ゾシ「くふふ、妾も今照れてて恥ずかしいのじゃ、おそろいじゃのう」ニヘラ
ゴロ「あっその顔かわいい」
ゾシ「!?」ドキン
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ゾシ「ぐ、くど、口説いておるのか?」ドキドキ
ゴロ「あ、ごめん、いきなり変な事言っちゃったね…でもほんとにさ、綺麗な笑顔で…」
ゾシ「なんじゃ?なんなのじゃ?そなたは妾を辱しめてるのか…?」
ゴロ「ええ?今のはなにも変な事言ってないでしょ?あ、飲み物でも飲もうか、うん」スック
ゾシ(ふぅ…なんなのじゃこやつは…いきなりかわいいとか言われたら…)
ゾシ(なんだか嬉しくて胸が…)ドキドキ
ゴロ「はい、カフェオレ作ったよ」コトン
ゾシ「おおー!カフェオレ!妾はカフェオレが大好きなのじゃ、よく分かったのう」キャッキャ
ゴロ「ほら、以前食堂でポワレとかブイヤベースとか食べたでしょ?その時、シャトーで好まれてる飲み物もあったからさ」
ゴロ「シャトーに住んでたゾシさんも、カフェオレ好きなのかなって思って作ったんだ。勘が当たってよかったよ」ニコリ
ゾシ「ゴロはそういうとこの勘が鋭くてよいの!くはぁー、久しぶりのカフェオレは美味じゃ!」グビグビ
ゴロ「あはは、簡単に作れるし飲みたくなったらいつでも作ってあげるよ。ぼくも好きな味だし」ゴクゴク
ゾシ「さすがはゴロじゃ!大好きなのじゃー!」
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夜
ゴロ(なんだか久しぶりの一人の夜だ)
ゴロ(賑やかな夜もよかったけど、静かにウトウトするのはやっぱりリラックスできるなぁ)
ゴロ(今日は出撃したりゾシさんがパイロットになったりで色々あった…ゾシさんが危険な環境に身を置くのは少し不安だけど)
ゴロ(そうだな…これからはゾシさんも守らなきゃいけないのか。大元を辿ればぼくが誘ったようなものだしね)
ゴロ(ま、あの二人の実力ならぼくのほうが守られることも多いんだろうけどね)
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