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ドック
ゴロ「ふー、さすがに対艦武器が1個もないと時間かかるね…」
あたし「そうね…スーパーライフルでもあれば段違いだったんだろうね…」グッタリ
ゾシ「でもサンドバックが如く延々と攻撃するのは楽しくもあったのじゃ」
フツメン「それにしてもゾシさんは随分動けたね、僕より全然いい感じだったよ」
ゴロ「1機落としてたみたいだしね、すごいよ」ナデナデ
ゾシ「ううぅー、弾に当たりそうな事もあったがよかったのじゃ!」モットナデテ
あたし(ゴロ…あたし今日は撃墜0だけど、アシストいっぱいしたのよ?)ムス
フツメン「きみもいつも通り輝いてたね。僕も見習わなきゃ」ニコニコ
あたし「あ、うん」キミジャナイ…
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ブリッジ
艦長「今日はフツメンくんも安定した動きをしておったし、全体の協調性がよかったのう。ゾシくんも、即パイロットに採用できるほどじゃったよ」ウムウム
砲撃手「敵の戦艦も落としてきたしすごいぞ!俺たち砲術屋の出番がまるでないぜ!」
ゴロ「あはは…とにかく無事に乗り切れてよかったですね」
ゾシ「艦長殿、妾は決心したのじゃ。パイロットになってみんなと一緒に過ごしていたいのじゃ!じゃから…」
ゾシ「じゃから、不肖ながらにも頑張るから…その、これからもここに置いてもらいたいのじゃ」ペコリ
艦長「分かった、ゾシくんをこれよりコロニー軍のパイロットとして正式に認める。これからこの艦のパイロットとしてよろしくのう」
ゴロ「決められたようでよかったよ。危ない仕事に就いたのはちょっとあれだけど、おめでとう。これからもよろしくね」ニコニコ
あたし「なんか薄々はこうなりそうだった気がしてたわ…まいいわ。一緒に頑張りましょ」
フツメン「いやぁ、すぐ僕を追い抜いていきそうな後輩が来たなあ」ニコニコ
ゾシ「うむ!これからもよろしくなのじゃ!」
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昼
ゾシ「おおー、この部屋が妾の自室なんじゃな!ゴロの部屋とおんなじなのじゃ!」
ゴロ「後でぼくの部屋から荷物を持ってこないとね」
あたし「荷物ったって、ゾシの物は最初に着てたドレスくらいよね。ゴロの部屋にあるのはあたしが貸してる服だし」
ゾシ「それもそうじゃの…ネオスについたらまずは服屋に行かないとのう」
ゴロ「そうだったね…あ、そうそう。ゾシさんはこれからぼくの率いてる小隊に所属するからね」
ゾシ「そなた隊長じゃったのか」
ゴロ「一応ね。あとはネオスに着いたらだけど、ロボットも支給されることになってるよ」
あたし「ネオスって中立なのにコロニー軍の支部なんてあるのかしら?」
ゴロ「ないんじゃないかな。でもロボットは売ってるから軍の経費で買ってそれを渡す…らしいよ」
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ゴロの部屋
あたし「この部屋に3人で住むのももうおしまいなのね」シンミリ
ゾシ「そうなんじゃな…3人でワイワイ寝るまで話してたのはすごく楽しかったのう」シンミリ
ゴロ「さびしくなるね。ま、たまにはまた3人でお泊まりするのもいいんじゃないかな。それなら寂しさも少し紛れるよ」
あたし「あんたサラッとすごい事言ってるわよ」
ゾシ「じゃな。中々に今のは豪胆な発言じゃ。でも甲斐性も感じられてちょっと惹かれるのじゃ」ポッ
ゴロ「え、なに、ぼくそんな変な事言った?」
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