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61ページ目

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翌日


艦長「ゴロ小隊、朝飯は食ってるな!?付近の宙域に惑星軍を感知したんじゃ!急いで出撃準備をしてくれ!」


ゴロ「分かりました!」


あたし「朝っぱらから忙しいわね…」


フツメン「ここ最近の練習の成果の見せどころだ」ワクワク


ゾシ「出撃なのか、3人とも怪我の無いように祈るぞよ!無事での!」


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ドック


整備士「うし来たな。全ロボットいつでも行ける状態だ!」


ゴロ「それじゃみんな、乗り込んでブリッジから指示があるまで待機だ」


あたし「ほいほーい」ノリコミ


フツメン「緊張するなあ」ノリコミ


ゴロ(よし…新しいロボットで初めて戦闘らしい戦闘だ。練習はしたけど、油断しないようにしなきゃ…)ノリコミ


ゾシ「みんな乗り込んだのじゃ。妾は部屋で無事を願うとするかの…」


整備士「おう、そうしてやれ。そういうお願いなら神様も歓迎だろうしな!」


整備士2「よいしょ…っと。お、王女様がいるじゃねえか、どうしたんだ?」


ゾシ「うむ、パイロットを見送りに来ていたのじゃ。本音を言うと妾も飛んでいって助太刀したいくらいの気概なんじゃがの」


整備士「お?頼もしい事だな!そうだな…それじゃ、試しに行ってみるか?」


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整備士「ブリッジ、聞こえるか?ドックだ」


艦長「どうしたのじゃ?故障したロボットでもあったのか?」


整備士「いや、全機万全の状態だ。そうじゃなくて少し提案があってな。今回試しに王女様を出撃させてみないか?」


艦長「ほう、王女様か…操縦することについては訓練装置のプレイ録を見たので文句はないがの…でもロボットがないじゃろ」


整備士「ゴロのオンボロに予備パーツをつけりゃいいんだ。フレームは可動部だけ補修して、支援攻撃特化にすれば誤魔化して出撃できる!」


ゴロ「なっ…そんな危険な状態のロボに乗せないで下さい!」


整備士「う…うわ!びっくりした…ロボットの外部スピーカー使って怒鳴るなよな…」


ゾシ(というか…ロボットの中から外の会話って聞こえるのか…)


艦長「ふむ、ロボットもあるし王女様もやる気と実力がある…良いじゃろう、判断は王女様に任せよう。行くも行かないも自由じゃ」


ゾシ「そ、そんな適当でいいのかの…しかしありがたいのじゃ。妾も待ってるより、手伝いに出ていきたいと思ってたのじゃ」


ゴロ「だから危ないって!そんなに出たいなら、せめて壊れかけじゃなくて新品のぼくのやつに乗って!」ハッチパカ


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整備士「うし、これで1回はお前の操縦にも耐えてくれるだろうぜ。だが壊れかけだ、無茶な格闘とか急加速は控えろよ」


ゴロ「分かりました。急な修理ありがとうございます」ノリコミ


ゴロ「さてと…敵と戦闘になる前に小隊のみんなに伝えとこう」ワイヤバシ


あたし「ん?もしもし、どうしたの?…て言うかなんで前の機体の識別番号出てんの?」


ゴロ「えっとね、実はゾシさんが出撃することになってね。彼女がぼくの新しいのに乗って、ぼくは古い方乗ることになったんだ」


あたし「ちょっと、そのオンボロはパーツ取りに使うんじゃなかったの?大丈夫なのそんなんで…」


ゴロ「正直不安だけど、ゾシさんが出たいんなら出させた方がいいと思って…パイロットに向いてるかも分かるしさ」


あたし「そうだけどさぁ…それであんたやゾシが死んだら元も子もないわよ…」


ゴロ「そうだね…だから今日は君を信じてサポートに回るからね。それじゃよろしくね」ブツン


あたし「…まったく、まあいっちょ頼られてあげようじゃないの」フンス


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