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昼
ゾシ「うーむ、中々どうするか悩むのう…」
あたし「悩んでるんなら、一番してみたかったことを思い出してみたら?」
ゴロ「そうだね、おっきな目的が決まったら何を選択すればいいかのヒントになるかもね」
ゾシ「そうじゃの…妾は城を脱走して、自由に生きたかった…」ウーム
ゴロ「うんうん、それで自由になった後…何をしたいか考えた事はあるかな?」
ゾシ「むむ…?」
あたし「まさか…大してしたいこと無いとか」
ゾシ「うむ…そういえば自由を求めるあまり、いざ自由を手にした場合のことは考えてなかったのじゃ…!」チーン
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あたし「まあ薄々そんな感じはしたわよ…」
ゴロ「ま、そういう事ならさ、数日間ぼくたちと過ごしてれば何かやりたいこと見つかるかもよ」
ゾシ「そうじゃの。しかし…もしもネオスに着いてもやりたいことが無かったとしたら…」
ゴロ「大丈夫、絶対に何か見つかるはずだよ。だってゾシさんは既に何かを決めかけてて誰かの後押しが欲しいだけ…」
ゴロ「なんだかそんな気がするんだ。だから大丈夫」ニコニコ
ゾシ「え…そうなのじゃろうか…?妾は内心、決心しかけてるのじゃろうか…」
あたし「ちょっと…反応微妙じゃない…ほんとに大丈夫かしら…」
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食堂
ゴロ「さて、まずはやっててたのしい事を見つけよう。というわけでお料理をしようか」
あたし「そうね、手当たり次第何でもやってみれば嫌でも答えが見つかりそうね」
ゾシ「ふむ、料理はしたことないのう。簡単な料理を早速作ってみたいのじゃ」ワクワク
ゴロ「よし、じゃあ目玉焼きを作ってみよう」
あたし「目玉焼き?超メジャー料理だけど、することって火付けて待っとくだけじゃない」
ゴロ「最初から色々道具使ったりしても、たぶん言われたことするだけで自分でやってる感出ないと思って。だから単調だけど自分で工夫する余地ある作業からしようかなって」
あたし「ふーん」
ゾシ「目玉焼きじゃな、分かったのじゃ!ご指導よろしくお願いするのじゃー!」
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