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53ページ目

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ブリッジ


艦長「あのやろう、1度ドックから離れたと思ったのに、またドックに来やがったな」


砲撃手「しつっこいすね…!何とかして帰らせられないんすかね?」


艦長「もう適当に、捜査権の濫用で女性の個室を漁ってた、とか難癖つけて追い出そうかの…」


砲撃手「お、いいっすね!」


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ドック


整備士「おら、うちのパイロットが帰ってきたじゃねえか!邪魔になるから消えろ!」


警衛士「むぅ、仕方ありませんね。王女様も全く見つかる気配がないですし、仕事の邪魔になるようなので帰ります」


整備士「ふん!とっとと出ていけ!こっちはてめえらに頼まれて、わざわざシャトーまで来て警備してやったのによ!」


警衛士「ご協力ありがとうございました、失礼します」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゾシ(ほっ…なんとか警衛士も帰ったようじゃ…一時はどうなるかと思ったのじゃ…)


ゴロ「あ、整備士さん。今終わりましたよ、あんまり動かしてないけど整備お願いしますね」


あたし「なんか変なやつがいなかった?」


整備士「おう、おかえり3人とも。キッチリ整備しとくからな…あの野郎のことは、後で艦長から聞いてくれ」


ゾシ(お、ゴロたちが帰ってきたのか!警衛士もおらぬし、もう出るかの!)


ゾシ「おーいゴロ!おかえりなのじゃー!」ハッチパカ


ゴロ「あれ?どうしてあんなとこにゾシさんが…」


整備士「ああ…色々大変だったんだよ…」


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ブリッジ


艦長「と言うわけだったのじゃ、いやあ整備士の機転が利いたおかげで、なんとか王女様を連れ去られずにすんだのう」ホッホ


ゾシ「ほんとに助かったのじゃ!おぬしには礼を言っても言い切れぬ!」キャッキャ


整備士「へっ、かわいこちゃんが切羽詰まってるのをほっとけなかっただけよ」キリッ


ゴロ「ぼくたちと違って、こっちは大変だったんだね…」


あたし「みたいねえ…」


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