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ブリッジ
艦長「あのやろう、1度ドックから離れたと思ったのに、またドックに来やがったな」
砲撃手「しつっこいすね…!何とかして帰らせられないんすかね?」
艦長「もう適当に、捜査権の濫用で女性の個室を漁ってた、とか難癖つけて追い出そうかの…」
砲撃手「お、いいっすね!」
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ドック
整備士「おら、うちのパイロットが帰ってきたじゃねえか!邪魔になるから消えろ!」
警衛士「むぅ、仕方ありませんね。王女様も全く見つかる気配がないですし、仕事の邪魔になるようなので帰ります」
整備士「ふん!とっとと出ていけ!こっちはてめえらに頼まれて、わざわざシャトーまで来て警備してやったのによ!」
警衛士「ご協力ありがとうございました、失礼します」
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ゾシ(ほっ…なんとか警衛士も帰ったようじゃ…一時はどうなるかと思ったのじゃ…)
ゴロ「あ、整備士さん。今終わりましたよ、あんまり動かしてないけど整備お願いしますね」
あたし「なんか変なやつがいなかった?」
整備士「おう、おかえり3人とも。キッチリ整備しとくからな…あの野郎のことは、後で艦長から聞いてくれ」
ゾシ(お、ゴロたちが帰ってきたのか!警衛士もおらぬし、もう出るかの!)
ゾシ「おーいゴロ!おかえりなのじゃー!」ハッチパカ
ゴロ「あれ?どうしてあんなとこにゾシさんが…」
整備士「ああ…色々大変だったんだよ…」
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ブリッジ
艦長「と言うわけだったのじゃ、いやあ整備士の機転が利いたおかげで、なんとか王女様を連れ去られずにすんだのう」ホッホ
ゾシ「ほんとに助かったのじゃ!おぬしには礼を言っても言い切れぬ!」キャッキャ
整備士「へっ、かわいこちゃんが切羽詰まってるのをほっとけなかっただけよ」キリッ
ゴロ「ぼくたちと違って、こっちは大変だったんだね…」
あたし「みたいねえ…」
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