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52ページ目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ドック


整備士「坊主のロボット、パーツとりに使う前で良かったぜ…ボロボロだが整備中って言い訳もできるしちょうどいい」


ゾシ「これに乗ればいいのじゃな」ノリコミ


整備士「あ、エンジンとかはつけないでくれよ。整備中ってテイにするから…そうだな、コクピットは暑いだろうしこれをやる」


ゾシ「クーラーボックス…すまんの」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


警衛士「すみません、こちらの区域を捜査したいのですがよろしいですか?」


整備士「ふん、好き勝手にいじくるんじゃねえぞ!うっかり機密のパーツにさわりでもしたらぶっとばしてやる!」


警衛士「ええ、もちろんご迷惑はかけません…」


警衛士(この艦の人たち、ピリピリしすぎでしょ…絶対ブラックだわ、はーかわいそ…)


ゾシ(くー、エンジン入れないとコクピットは真っ暗なのじゃ…クーラーボックスもらったはいいが、見えないのじゃ…)


ゾシ(こんな状態になると、人はやけに喉が乾くのじゃな…ええい、照明はないのじゃろうか…)ガサガサ


パッ


ゾシ(お?ラッキー!照明がついたのじゃ!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


警衛士「ん?あそこのロボット、センサーに灯りがついてませんか?」


整備士「あいつは見ての通り、ボロボロなんだ!不調なんで、勝手にセンサーついたり消えたりするんだよ!」


警衛士「そうなんですか、でももう少し近くで見させてくださいね」ズズイ


ゾシ(も、モニターに警衛士の者が映っておるのじゃ…)ドキドキ


整備士「てめえ!勝手にさわんじゃねえ!そのロボットは大事な予備パーツなんだぞ!」


警衛士「パーツ扱いでしたらハッチ開けても大丈夫ですよね?もちろん機密部位は見ないので大丈夫ですよ」


整備士「そんな口約束が信用できるか!王女を探すとかいって、実は軍のロボットの機密を調べに来たんだな!」


警衛士「違います、違いますから落ち着いて」


ゾシ(なんだかやばそうな雰囲気なのじゃ…)ビクビク


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夕方


ゴロ「よし、ぼくたちの警備は終わりだね。後の警備は交代の人たちに任せて帰ろうか」ワイヤバシバシ


あたし「くぅー、やーっと解放された…命の危険はなかったけど、もうやりたくない暇さだったわね…」


フツメン「僕はこっちの方が性に合ってるかな…」


ゴロ「二人ともお疲れ、それじゃ足元に気を付けて動いてね。うっかりロボットで人潰したりしないように」ブツン



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