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ゴロの部屋
ゴロ「というわけで、ここが部屋だよ。二人とも、今日から自分の部屋だと思ってくつろいでね」
ゾシ「うむ、本当にありがとう。そなたの厚意には必ず報いるからの。今日からよろしくお願いするのじゃ」ペコリ
あたし「まったく、どうしてこんなことになったのかしら…」
ゴロ「さて、荷物も降ろしたし次は食堂にでも行こうか。ゾシさんもお腹すいたんじゃない?」
ゾシ「そうじゃの、確かに腹は空いておる…」クー
ゴロ「ふふ、かわいいお腹の虫だね。それじゃ行こうか」
ゾシ「ぐぬぅ、耳のいいやつめ…」カァァ
あたし(むっかー!いーちゃいちゃして、もー!)ムカムカ
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夕食後
あたし「さて、ゴロが風呂に入ったわね」
ゾシ「む?それがどうかしたのかの?」
あたし「あのね、あんたゴロのことどう思ってるの?第一印象は?」
ゾシ「そうじゃのう、同年代の男の者と話すことは滅多にないからの…」
ゾシ「まだいまいち分からないのう…あやつが親切な男なのは分かっておるが」
あたし「ふん、ま、別にいいわ」
あたし(ゴロはこんな女にウツツを抜かすようなやつじゃないもの。大丈夫よ、大丈夫…)
ゾシ「あ、そういえば妾の着替えがないのじゃ…」
あたし「ええ?そう言われても…あたしのが着れるなら部屋から取ってきて貸してあげるけど…」
ゾシ「なんと、まことか。ありがたいぞ。それじゃ着れるどうか、実際に着てみて試さぬか?」ヌギヌギ
あたし「そうね、着れなかったらあたしの部屋に行くのが無駄だしね」ヌギヌギ
ゾシ「着れなかった場合は…ゴロに借りるとするかのう」ヌギヌギ
ゴロ「ん?呼んだ?」フロアガリ
ゾシ「」
あたし「」
ゴロ「Oh!ナンデシタギスガタナンダイ」
キャーーーーーー…!
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翌朝
ゴロ(ふぅ、いい朝だな)
ゴロ(昨日は…色々あったけど…とにかく今日も頑張ろう)
あたし「起きたわね、スケベ」ゲシ
ゾシ「やはりそなたは、下心があったのじゃな」サゲズミ
ゴロ「誤解だ、昨日のは本当に偶然お風呂から上がったんだ。というか君たちも少しは悪いよ、ねえちょっと」
あたし「まったく、もういいわ。今日は警備なんだしさっさと朝食食べて仕事するわよ」
ゾシ「ゴロよ、今後は気を付けての。妾も何度も許しはしないぞよ」
ゴロ「二人ともお許しいただきありがとうございます…」
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