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ドック
整備士「お、二人で観光か?楽しんできな!あ、お土産はワインがいいな」
ゴロ「ぼくたち未成年だから買えませんよ…」
整備士「あ、そうだったな!じゃオイルサーディンの缶詰で頼むわ」
あたし「覚えてたらね。ほらゴロ、早くいこ!」キャッキャ
ゴロ「わー急いだら危ないよ」
整備士(くぅー、見せつけてくれるねえ…)
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王女(どうやらこの戦艦はこの星に来たばかりのようじゃな…まだあまり警備がおらん)キョロキョロ
王女(このまま行けばエアロックから艦内に入れるじゃろう…ブリッジまで行き、艦長に会えれば…)コソコソ
ゴロ「うわ、どうしたんだい君?ここはコロニー軍の戦艦だよ」
王女「しまった…」バレテーラ
あたし「んん?ドレスなんか着て…変な子ね」
ゴロ「こら、そんなこと言わないの…あ、ごめんね、出口はあっちだよ」
王女(…なんじゃ、軍人かと思ったら子供…いや、そっちから来たということは軍人の可能性があるな…)
王女「のうぬしら、そなたらはコロニー軍の者であるか?」
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あたし「なによ、そうだけど…なんか用なの?」
王女「妾はゾシと言う。ちとこの戦艦の艦長に会いたいのじゃが、取り計らってくれないか?」
ゴロ「艦長に?構わないよ。でも今ちょっと艦の中にいないんだ。待ってもらうと思うんだけどいいかな」
ゾシ「構わぬ。会わせてくれるだけで十分ありがたい、文句なぞないぞよ」ペコリ
ゴロ「それじゃ…こういう時はブリッジでいいのかな…とりあえず戻ろうか」
あたし「ちょ…ちょっと!あたしとのお出かけは!?こんなワケわかんない女、フツメン辺りに任せればいいじゃない!」
ゴロ「ぼくが艦長に会わせるって言ったから責任もって艦長に会わせないと…お出かけは…ごめん」ションボリ
あたし「もう…こないだも今日も…邪魔ばっかりはいって…」イライラ
ゾシ「な…なんだかすまんのう」
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ブリッジ
ゴロ「あ、砲撃手さん。艦長ってどのくらいで帰ってきますかね?」
砲撃手「ん?そうだなー支部への顔出しだからあと30分くらいじゃねえかな…って誰だその女の子!?」
砲撃手2「うわーめっちゃかわええ」チラチラ
ゾシ「妾はゾシと申す。ちと艦長をしている者に用事があり、来たのじゃ。部外者が来て迷惑だとは思うが、許してたもうれ」ペコリ
砲撃手「いーよいーよ。あ、そこの椅子使っていいよ!そうだ、のど乾いてない?」
ゾシ「恥ずかしながら、のどはカラカラじゃ…」
砲撃手2「うんうん、飲み物持ってくるからね。それじゃくつろいでてよ」
あたし(なによ、みんなして浮かれて…)イライラ
ゴロ「はい、君ものど乾いてるでしょ?砲撃手さんたちが勝手に応対してる間に、ジュースとってきたんだ。ほら、ゾシさんもどうぞ」
あたし「さすがね!ありがと!」カシュッ
ゾシ「む、いつの間に…気が利くのう」カシュッ
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