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翌日
ゴロ(昨日の夜は大変だった…ほんとに…)ファァ
ゴロ(すっごい戦い疲れたし、あの子はなんか情緒不安定だし、皆には誤解されたし…)ハァ
ゴロ(ま、いいか。今日もがんばろう…)シャー
あたし「あら、おはよう」ノビー
ゴロ「あ、隣のベッドは君のだったんだ…おはよう」
あたし「そういえばさっき医者が来てご飯置いてったわよ」アレネ
ゴロ「あ、ほんとだ。食べようか」
あたし「そうね…にしても軍医なのに、医療室にいる時間少ないわよねえ。何してるのかしら?」モグモグ
ゴロ「看護師もいないよね…あ、衛生兵ってやつかな、軍だと」モグモグ
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ケシカス支部 ロビー
艦長「検査は終わったんだな?医者はなんていってたのじゃ?」
ゴロ「えっと、急激な加速をしたあと思いっきり敵機にぶつかった事でいつもより高めのマイナスGがかかって、ちょっと体調に異常が出たんだろうと…」
整備士「そうか、ロボットのリミッターはずしてタックルなんかかましたもんな。フワッどころか、内蔵吐き出そうになったろ」
あたし(あたしを助けるために…そんなことしてたんだ…)
艦長「まぁとにかく、一時的な不調でよかったわい。さて、ゴロくんのロボットなんじゃが」
整備士「あんなポンコツをリミッター切って無茶な使い方して…もう直してもすぐ壊れるガラクタになっちまったぜ?」ヤレヤレ
ゴロ「それは…生きるためだったんです。多目に見てくれませんか?」
艦長「もちろんじゃ、その点を責めるつもりは毛頭ない。んで話は君の新しいロボットになるが…」
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艦長「悲しいのじゃが、兵長レベルのパイロットに支給されるロボットは…確実に今まで使ってたのよりヘボいぞ」
フツメン「ヘボいとはいっても、僕のロボットよりは少し良いやつでしょうね」
ゴロ「大丈夫ですよ。以前イケメンさんのロボットに乗りましたけど、あのくらいなら文句なんてないです」
艦長「そうか…んじゃさっそく昼飯の後で受領しに行くか。量産型の平々凡々なロボットじゃから、この支部でも腐るほど予備があるだろうしの」
整備士「そうだ、嬢ちゃんの方のロボットは坊主のロボットの部品でニコイチしながら使ってもらうぜ。あっちはまだ使えそうだからな」
あたし「分かったわ。そういうの全然分かんないし口出しする気もないから任せるわよ」
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