表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/209

36ページ目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ケシカス支部 医療室


あたし(うーん…ん…)モゾモゾ


あたし(…)ゴロリ…


あたし「ハッ…!」ガバ


あたし「え…ここ…え?」


あたし(周りがカーテンで仕切られてて…パイプベッドで寝てる…病院!?)


あたし(と…とりあえず外に出よう…)シャー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あたし(結構広いな…あ、隣にも誰か入ってるんだ。カーテン閉まってる…)


あたし(見たところ、コロちゃん号の医務室ぽいところね…雰囲気がなんだか軍っぽい)キョロキョロ


ガチャ


あたし「うわ!?」ビックゥ


医者「おわ!?ビックリした…いきなり声出さないでくれたまえ…」


あたし「すみません…あの、ここどこ?」


医者「ここはコロニー軍のケシカス支部の医療室だ。君は戦場で気を失っていたようだ」


あたし「戦場で…気を…」


あたし「あ!あの後どうなったんだろう…ゴロ…ゴロは!?ねえ、ゴロってパイロット知らない!?」


医者「落ち着きなさい、ゴロくんは無事だ。君と同じく、気を失って今は寝ているがね。そこのベッドで寝ているぞ」


あたし「よかった…ね、開けていい?」ホッ


医者「ああ、構わんよ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゴロ(うーむ)


ゴロ(さっきのうわ!っていうあの子の声で目が覚めてしまったが)メトジ


ゴロ(なんだか起きにくいなぁ)ボンヤリ


ゴロ(だって今…あの子に寝顔見られてるんだよ?たぶん)


あたし「うっ…ゴロ…よかった…怖かったのよもう…バカ…」ヒック


ゴロ(なんか泣き出したんだけど…)


ゴロ(めっちゃ目開けたい…でも開けられない…)


あたし「うぅ…ゴロ…あんた…」ポロポロ


ゴロ(なんだ?ぼくがなんなんだ?)


あたし「目、食い縛ってるのバレバレよ…」グスン


ゴロ()


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ゴロ「ごめん、ごめんって…」イテテ


あたし「このやろ!なんかあたしだけ感極まってバカみたいじゃない!」バシバシ


医者「二人とも大丈夫そうだな。あ、ゴロくんちょっといいか?」


ゴロ「あ、はい。なんですか?」ベチベチ


医者「君、すっごい体にGがかかったみたいだからちょっと精密な検査しときたいんだが」


あたし「え…?検査…?」ピタ


医者「起きたばかりだし今はいい、もうしばらく休んでてくれ。また明日、朝食を食べてからやりたいんだが…」


ゴロ「ええ、分かりました。じゃここにいればいいんですかね?」


医者「そういうことだ、飯は後で運んでくる。あ、そっちの君は特に検査無いから。んじゃ二人ともゆっくり休んでな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ